「問題に対しては、つねに行動をとらなければならないという考えそのものが、迷信にすぎない。」
問題の属性
1 誰にも解けない問題
2 自然消滅する問題
3 継続する問題
4 類似した解法がある問題
課題の属性
1 目的も手段も存在しない課題
2 目的だけがわかっていて手段を開拓しなければならない課題
3 手段はわかっているが、目的の失われた課題
4 目的も手段も明確な課題
1-1 心。。。。情緒によって真理を探る
1-2 科学。。。推論によって事実を積み上げる
1-3 捨てる
1-4 心。。。。小我の誤りから脱却する
2-1 捨てる。。
2-2 捨てる。。
2-3 捨てる。。
2-4 科学。。。凡庸なフォロー
3-1 心。。。。2-1化する
3-2 心。。。。2-1化する
3-3 心。。。。2-1化する
3-4 捨てる
4-1 心。。。。1-4化する
4-2 科学。。。体系化する
4-3 科学。。。4-4化する
4-4 科学。。。凡庸なフォロー
要は課題と問題の順列組み合わせが事業のそれぞれのステージとなっているわけで、1 目的も手段も存在しない課題に付随する問題が、たとえそこに4 類似した解法がある問題であったとしても経営が対処する必要はない。
また、3 手段はわかっているが、目的の失われた課題にたいして、3 継続する問題をあげつらい手段を講じることは無意味な行動である。たとえば事業の中でコスト低減は重要なことだが、部分的に処理プロセスの単価が低減しても肝心の顧客が増えないのではTQCとはならない。
ドラッカーは迷信が数多くマネージメントに存在することを指摘した。考えること自体無駄なことを指令するマネージメントは意外と真似しやすく次のマネージメントに写し取られてゆくという弊害を持っていることを指摘している。このようにも言っている
「矛盾対立のないところでマネージャーは判断を下すべきでない」