米国防総省(DoD)は米国時間9月4日、同省が進める10年間に及ぶ100億ドル(約1兆1000億円)規模の「JEDI」(Joint Enterprise Defense Infrastructure)クラウドプロジェクトの契約先をMicrosoftにするとの決定に変更はないと発表した。DoDは8月、契約の再評価に時間がかかるとして、決定の発表を30日先に延期するよう裁判所に求めていた。その後
JEDIクラウド・プロジェクトってジェダイって読める。
米国防総省、アマゾンの法廷闘争の中でJEDIクラウド・プロジェクトを中止する可能性
AP通信社
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が月曜日に報じたところによると、米国防総省の当局者は、アマゾンからの訴訟に巻き込まれているJEDIクラウドコンピューティング・プロジェクトの終了を検討している。
2019年にマイクロソフトに渡った100億ドル規模のJEDIプロジェクトを獲得する最有力候補と見られていたアマゾンは、契約プロセスにトランプ前大統領の不当な影響力が反映されていると主張している。
米連邦請求権裁判所の判事は先月、トランプ政権が国防総省の受注に干渉したとするアマゾンの主張を退けることを拒否した。
米国防総省は昨年、契約提案の包括的な再評価を完了し、マイクロソフトの提出物が依然として政府にとって最も価値のあるものであると判断した。
マイクロソフト社は、月曜日に電子メールで発表した声明の中で、JEDIを提供する準備はできているが、訴訟合戦は有害だと述べた。
"訴訟が長引くことは有害であり、この技術を必要としている軍人への提供を遅らせているという米国国防総省および司法省の意見に同意します」とマイクロソフトは述べています。
アマゾンのクラウド部門は、JEDIの契約案の再評価は、トランプ前大統領からの「不適切な影響」の影響を受けていると主張し、これまでの姿勢を繰り返した。