公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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不作で供給が遅いが ムメフラールの効果?

2024-11-25 20:10:00 | 健康など
梅エキス非常に良い。多少甘味をつけないと飲みにくいのでアガベシロップ*でごまかしつつ飲んでたら、身体が軽くなるから不思議。後で研究してみようと思い飲み続けるのが、最近の新習慣。



写真とは違うが、どれも良心的生産者なら同じ。和歌山では農家なら家庭で作るものらしい。
アガベシロップはテキーラの原料です。だから安くて低GIというのが良い。しかし果糖が多いのが気になる。

アガベシロップの「アガベ」は、スペイン語でリュウゼツランを意味します。アガベはリュウゼツラン科リュウゼツラン属の大形多年草
ブルーアガベ・シロップは、100グラムあたり1,297キロジュール(310キロカロリー)の食物エネルギーを供給し、ビタミンCと数種類のビタミンB群を適度に含んでいる(表)。炭水化物76%、水分23%、脂肪0.4%、タンパク質はごくわずかである。
果糖を主糖とするブルーアガベシロップ(果糖含有率56%)[6]は、果糖含有率において、米国製飲料で最も一般的に使用される甘味料である高フルクトース・コーンシロップ(果糖含有率55%)と類似している[14]。大さじ1杯(約25mlまたは25g)の量で、ブルーアガベシロップは330kJ(78kcal)を供給し[15]、これは高フルクトース・コーンシロップの大さじ1杯あたりの値(290kJまたは70kcal)と同程度である。
血糖指数

ブルーアガベシロップは、56%が果糖で構成されているため比較的甘味度が高く[15]、11~19の低グリセミック指数(GI)で測定されるように、果糖そのものに匹敵する血糖値への影響を有する[16]。









[ムメフラールの効能
ムメフラールには、赤血球変形能を促進させて血小板が凝集するのを抑制する作用があり、血栓の形成を防ぎながら血流を改善する効能があります。これまでに実施された臨床試験でも成人男性に梅肉エキスを摂取させたところ血流速度が改善したという結果が得られています。けがをした際に血液を凝固させ止血の役割を担っている血小板はなくてはならないものですが体外ではなく正常な血管内で固まることで血栓を形成してしまいます。血栓が脳梗塞や心筋梗塞の原因になることは広く知られており、ムメフラールの血小板凝集抑制作用によってそのリスクが軽減されるといえるでしょう。
梅肉エキスには強い解毒作用や新陳代謝を促進する作用があることから腎臓の働きをサポートして老廃物や有毒物質の排出に効果があります。また、血液サラサラ効果とともに外部から侵入してきたウイルスや細菌などを撃退するマクロファージをより活性化して抵抗力や免疫力を高めてくれることも期待されています。風邪やインフルエンザの予防にも意識して摂取したいものといえるでしょう。
ムメフラールの摂り方
お弁当に梅干しが入っていることがよくありますが、これは黄色ブドウ糖球菌や腸内ビブリオ菌などを殺菌して食中毒を予防する意味もあります。また、クエン酸も豊富に含まれているため疲労回復にも効果があります。健康に様々なメリットを与えてくれる梅干しですが、ムメフラールを摂取するためには梅肉エキスが必要となります。家庭で作ることができないわけではありませんが、新鮮な青梅を手に入れた上に実を切り刻み長時間煮込む必要があり、青梅1㎏から20g程度しか抽出できません。経済性も考えるとサプリを活用するのが最もいい方法といえるのではないでしょうか。
ムメフラールを梅肉エキスで摂取しようとする際には、1日に3g程度が目安摂取量となります。効能を長く体内に留まらせるためには2回に分けて摂取した方がよく、お湯に溶かして飲むと飲みやすくなります。ただ、梅の酸味というよりも濃縮されているために苦味を感じることもあるので、ハチミツと合わせたり、昆布茶に入れたりして飲みやすくするのもおすすめです。]


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