KDDI(au)とソフトバンクは22日、24日に予定していた華為技術(ファーウェイ)のスマートフォンの新機種の発売を延期すると発表した。
ファーウェイへの米国の事実上の輸出禁止規制の影響が世界の企業に広がっている 日経新聞
米国政府による華為技術(ファーウェイ)に対する事実上の輸出禁止規制を巡り、パナソニックは22日までに該当する取引の中止を決めた。米政府は米国からファーウェイへの輸出に加え、一定以上の米国産品を使ったり米国産のソフトや技術を使ったりした製品の輸出も禁じた。スマートフォン(スマホ)関連の製品の一部がこれにあたるもようで今後の出荷を控える。
【関連記事】ファーウェイ離れ、世界で スマホ最新機種を発売延期
パナソニックは「対象品は限られるため業績への影響はほとんどない」としている。ファーウェイに対しスマホ製造にかかわる製品などを納入している。米国産の部品や技術などを使う製品が一部あった。ほかに該当の製品がないか精査する。
米国の措置に反すると罰金などを科せられる可能性がある。ファーウェイは日本企業から2018年に約7千億円の部品を調達している。例えばソニーのカメラに使う画像センサー、東芝メモリの半導体メモリーなどが取引されているとみられる。
スマホに欠かせない電気をためるコンデンサーや特定の周波数の電波を受送信するために使われるSAW(表面弾性波)フィルターをファーウェイに納入しているとみられる村田製作所は22日、「現状では影響は出ておらず状況の推移を見守っている」とコメント。コンデンサーなどを出荷しているとみられる京セラも同日、「影響の大きさを含めて状況を精査している」とした。
【ロンドン=佐竹実】英国放送協会(BBC)は22日、英半導体設計大手のアーム・ホールディングスが中国のファーウェイとの取引を停止するよう、従業員に通知したと報じた。米国が同社に対してとった事実上の輸出禁止規制により、全ての契約や関わりを停止するよう求めたという。アームは同日、日本経済新聞に「米政府の全ての規制に従うがそれ以上のコメントはない」とした。
アームはスマホ向けプロセッサーの中核を担う「コア」の設計情報で世界シェアの大半を持つ。事実上の業界標準になっており、仮にライセンスが止まれば「当面、代替するのは難しい」(国内アナリスト)という。ファーウェイは22日、アームに関する報道について「残念な状況にあるが、(自らで)解決できる」とする声明を発表した。
2019/5/23 7:00
【ロンドン=佐竹実】英半導体設計大手のアーム・ホールディングスは22日、同社が中国の華為技術(ファーウェイ)との取引を停止するとの報道を受け、「米政府による最近の規制に従っており、米当局との適切な対話も続けている」との声明を発表した。
【ロンドン=佐竹実】英携帯大手のボーダフォンは22日、7月からはじめる5Gサービス向けのファーウェイの端末の採用を一時的に見合わせることを明らかにした。ボーダフォンの広報担当者は「ファーウェイの5G端末を巡る不透明感から一時的な措置を講じる。今後の状況を注視していく」とコメントした。
《英携帯大手のボーダフォンも22日、7月から始める5Gサービス向けのスマホについて、ファーウェイの端末の使用を一時的に見合わせると明らかにした。ボーダフォンの広報担当者は「検証が必要だ」としている。
韓国の移動通信2位であるKTは18年10月に発売したファーウェイの新型スマホの在庫が無くなり次第、中止することを検討するという。台湾の現地メディアによると、消費者団体から、同社のスマホを購入したばかりの利用者が返品できるようにするように求める声が出ているという。》
《米国が中国人採用を制限、半導体など先端技術分野で
ーー
米国は先端技術のエンジニアリング職を巡り、国内半導体企業による中国人採用の承認ペースを著しく遅らせており、業界に必要不可欠な人材へのアクセスを制限している。業界関係者が明らかにした。》
しばらく続くと思われる日本メーカーは甘い。
ファーウェイへの米国の事実上の輸出禁止規制の影響が世界の企業に広がっている 日経新聞
米国政府による華為技術(ファーウェイ)に対する事実上の輸出禁止規制を巡り、パナソニックは22日までに該当する取引の中止を決めた。米政府は米国からファーウェイへの輸出に加え、一定以上の米国産品を使ったり米国産のソフトや技術を使ったりした製品の輸出も禁じた。スマートフォン(スマホ)関連の製品の一部がこれにあたるもようで今後の出荷を控える。
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パナソニックは「対象品は限られるため業績への影響はほとんどない」としている。ファーウェイに対しスマホ製造にかかわる製品などを納入している。米国産の部品や技術などを使う製品が一部あった。ほかに該当の製品がないか精査する。
米国の措置に反すると罰金などを科せられる可能性がある。ファーウェイは日本企業から2018年に約7千億円の部品を調達している。例えばソニーのカメラに使う画像センサー、東芝メモリの半導体メモリーなどが取引されているとみられる。
スマホに欠かせない電気をためるコンデンサーや特定の周波数の電波を受送信するために使われるSAW(表面弾性波)フィルターをファーウェイに納入しているとみられる村田製作所は22日、「現状では影響は出ておらず状況の推移を見守っている」とコメント。コンデンサーなどを出荷しているとみられる京セラも同日、「影響の大きさを含めて状況を精査している」とした。
【ロンドン=佐竹実】英国放送協会(BBC)は22日、英半導体設計大手のアーム・ホールディングスが中国のファーウェイとの取引を停止するよう、従業員に通知したと報じた。米国が同社に対してとった事実上の輸出禁止規制により、全ての契約や関わりを停止するよう求めたという。アームは同日、日本経済新聞に「米政府の全ての規制に従うがそれ以上のコメントはない」とした。
アームはスマホ向けプロセッサーの中核を担う「コア」の設計情報で世界シェアの大半を持つ。事実上の業界標準になっており、仮にライセンスが止まれば「当面、代替するのは難しい」(国内アナリスト)という。ファーウェイは22日、アームに関する報道について「残念な状況にあるが、(自らで)解決できる」とする声明を発表した。
2019/5/23 7:00
【ロンドン=佐竹実】英半導体設計大手のアーム・ホールディングスは22日、同社が中国の華為技術(ファーウェイ)との取引を停止するとの報道を受け、「米政府による最近の規制に従っており、米当局との適切な対話も続けている」との声明を発表した。
【ロンドン=佐竹実】英携帯大手のボーダフォンは22日、7月からはじめる5Gサービス向けのファーウェイの端末の採用を一時的に見合わせることを明らかにした。ボーダフォンの広報担当者は「ファーウェイの5G端末を巡る不透明感から一時的な措置を講じる。今後の状況を注視していく」とコメントした。
《英携帯大手のボーダフォンも22日、7月から始める5Gサービス向けのスマホについて、ファーウェイの端末の使用を一時的に見合わせると明らかにした。ボーダフォンの広報担当者は「検証が必要だ」としている。
韓国の移動通信2位であるKTは18年10月に発売したファーウェイの新型スマホの在庫が無くなり次第、中止することを検討するという。台湾の現地メディアによると、消費者団体から、同社のスマホを購入したばかりの利用者が返品できるようにするように求める声が出ているという。》
《米国が中国人採用を制限、半導体など先端技術分野で
ーー
米国は先端技術のエンジニアリング職を巡り、国内半導体企業による中国人採用の承認ペースを著しく遅らせており、業界に必要不可欠な人材へのアクセスを制限している。業界関係者が明らかにした。》
しばらく続くと思われる日本メーカーは甘い。