公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

3400日 十周年まであと350日

2015-07-22 09:05:50 | 日記
3400日ほど前の状況はおよそこんなものだった。以下は2006年、或日の朝礼の一部だが。。
「皆様の努力で、第1四半期は計画の60%増しの売上げを達成することが出来ました(昨年同時期比308%)。来期には会社の黒字化を目指す前段階ですから、これに満足して良い状況ではありません。原液として第2世代の売上げを如何に創造するか、会社の行く末もこれにかかっています。新しい素材で新しいお客様をつかみましょう。これまでのお客様には更に満足度を向上させましょう。
 単月黒字化、単年黒字化達成にはまだ売上げが足りません。量の壁を越えるために、これから私たちに問われるのは、ビジネスの質です。喜んで頂ける商品設計、サービス、スピード、価格、そして当社のプライドと志(最高素材の創造による最高満足の賦与)をお客様に発信しましょう。
 第1四半期が終わり、営業業績は計画以上の売上げで推移しています。このままで今期が終わると、少なくとも売上げは計画の50%増し、2億2000万円程度(2005年の2倍以上)、粗利9000万円強になります。リストラ後の今期は約2億2000万円の経費がかかる予定です。現時点の手元資金は2億 2500万円。12月末の差し引き約1億円となります。このままで今期は問題ございません。但し来期の経営が安定しませんので、当社はファイナンスが出来るような信頼性のある会社に変わる必要があります。利害関係者の調整をしている状況ですが、経営陣としてはなるべく早く安定させたいと考えます。また今期の計画を更に上回るよう、更に原液の営業に力点を置いてゆきます。単月黒字目指して頑張りましょう。」


償却経費負担が重く、どんなに売上をのせても単月が黒字にならない状況が続いていた。順調に第二世代は現在の主力素材になり、収益源を確保することができるようになった。急速な成長が必要な環境から研究コストの増大や外部リソースの利用によって目標に近づいてくることも期待していたが結果として間違いだった。単月の黒字が恒常化した現在でも、有効な外部リソースはお金で買えるようなものではない。むしろ人物との出会いが幅を広げている。3400日というとほぼ十年だが、いろいろなことがあった。一時は漂流しながら、よくここまで継続できたものだと思う。十周年まであと350日。
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