公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

風が吹けばのマンデル・フレミング・モデル

2016-05-09 09:49:35 | ジョージ・ソロスのワンワールド
「ノーベル賞経済学者ロバート・マンデル教授らの「マンデル・フレミング・モデル」に基づく見方だろう。日本のような変動相場制度のもとでは、財政支出拡大のための国債増発は長期金利引き上げを通じて自国通貨高を招いてしまう可能性がある。」日経新聞

図の通り、長期金利は全く上昇していない。むしろ日経新聞によれば「日本国債の新規発行十年物国債金利(長期金利)が0.19%と、史上最低値を更新」(本年1月)。その理由が安全資産の日本国債ときたもんだ。どうして安全資産と読み換えることができるのか。金利に関係なく円を買っているとなぜ新聞社として堂々といえないのか?

風が吹けば桶屋が儲かることもあれば、猫が減少するだけにとどまることもある。目薬屋が儲かることだってある。マンデル・フレミング・モデルはモデル仮定が金利に完全反応の資本移動をする理想モデルで、仮定が恣意的である。図に示したような歴史事実に反していることに、そろそろ日経新聞読者は気づきなさい(発行者日経は国債の国内引受という事実を知っていながら財務省に従って嘘をついているので、ここは読者が変わるしかない。「財務省が超長期債の発行を増やす方針を維持すれば、「超長期債の利回りに上昇圧力がかかる」(国内証券)との見方も出ている。」5年前から同じことをコピペしている)。

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