『世の中で一番素晴らしいものは若者のエネルギーだよ。こりゃあ進歩の原動力だ。社会ってのは常に有為転変するものだ。若い連中はそれに合わせて、ちゃんとやっていけるけど、年寄りはそうはいかない。』本田宗一郎( 1906年(明治39年)11月17日 - 1991年(平成3年)8月5日)
若い頃のエネルギーはどこから生まれるのか不思議だ。計算できないくらい選択肢が無数にあるためか、ついエイヤーと無謀なこともやってしまう。私にも思いあたる事がある。
自分の好きな小さな挑戦から始めるといい。
その若さが燃やせない境遇ほどかわいそうなものはない。若者にとって選択肢は誰かが歩いたあとを辿ることであることは、今も昔も変わらないが、あらかじめのメニューになってしまっては有為転変(本田宗一郎の言葉にはよく出てくる現世遺憾)についてゆけない。
日本製造業の衰退も若者の夢の暗さが少しは関係するかもしれない。
しかしそれ以上に気になるのは、技術開発も精神の老害で上滑りしていることだ。名前だけ体裁が良く夢がありそうな核融合発電や全固体電池はあるいは三菱重工の旅客機などのプロジェクトは成果をすぐに問われない老人の言い訳のような永遠に研究費を確保する逃げ道を作っている。シニアに日本をよくしたいという発想がないのだ。しかも政府主導研究は学術会議という紅の売国奴集団によって運営されている。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、電力分野での脱炭素化に加えて、製鉄、運輸等の分野での脱炭素化が必要となります。その実現に向けて、水素エネルギーの利活用が期待されており、グリーン成長戦略において水素製造に係る要素技術を確立することが示されました。
今般、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」という。)と三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」という。)は、その最初のステップとして、経済産業省資源エネルギー庁の委託事業「超高温を利用した水素大量製造技術実証事業」を受託し、HTTR(高温工学試験研究炉(高温ガス炉))による水素製造事業を今年度より開始しました。本事業では、原子力機構が有するHTTRに水素製造施設を新たに接続し、HTTRから得られる高温熱を活用した水素製造技術の確証を行う計画で、水素製造施設と接続するための改造内容の具体化、許認可手続、設備改造及び試験を段階的に実施して参ります。また、将来の高温ガス炉実証炉における水素製造技術の高度化に向けて、大量の水素製造に対応可能とするための一部機器(高温隔離弁等)の大型化検討、高温ガス炉と組み合わせるカーボンフリー水素製造技術の調査も行います。
原子力機構と三菱重工は、本事業を通して、高温ガス炉等の超高温熱を利用した水素製造技術を確証し、大量かつ安定的なカーボンフリー水素製造の実現につなげていきます。
「有為転変」とは、「世の中の物事は常に移り変わっていくようなはかないものであること」を表現している言葉です。さまざまな条件や原因によって移ろうものであるという意味があり、「有為転変の世」などと表現します。世の中の変わりようを実感しているときに用いる言葉で、とくに生活の移ろいや人生に対して使われます。