追補 緊迫しているぞ
ポンペオ米国務長官、ドイツ訪問を直前で中止-「差し迫った問題」で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-07/PR4RPC6VDKHW01
Iran's president announced on Wednesday that the nation would stop complying with some parts of the nuclear accord it signed with world powers as President Donald Trump's administration has ratcheted up economic and military pressure on Tehran. 《CUT》Rouhani said Iran will start keeping excess uranium and "heavy water" from its nuclear program inside the country – as opposed to selling it internationally – in a move that effectively amounts to a partial breach of the deal. He also set a 60-day deadline for new terms to its nuclear accord, absent the U.S., with Britain, France, Germany, China, Russia and the European Union or threatened to resume higher uranium enrichment.
ポンペオはCIA長官だった以前から北朝鮮の核拡散を指摘していた。イラン革命防衛軍に核が搭載された長距離ミサイルが具体的に販売される情報を掴んだのだろう。 おそらく交渉のテーブルでこの課題を出してきたのがポンペオで、わかりやすく4月18日にポンペオ国務長官の懸念をFabricated Storytelling と排除を要求した。差し迫った問題とはイラン革命防衛軍と北朝鮮が連動するという予想された新しい事態(米軍側の手薄を狙って)変化に対応した予防再配置だろうと思う。
トランプ米大統領(ロイター=共同) トランプ米大統領は8日、イランが核合意履行の一部停止を表明したことを受け、イランとの鉄やアルミニウム、銅の取引を独自の制裁対象にする大統領令に署名した。トランプ氏は声明で「イランが根本的に行いを改めなければ(米国は)さらなる行動を取る」と警告し態度変更を迫った。
《トランプ米大統領は8日、声明を発表し、イランの革命防衛隊を「テロ組織」として指定する方針を明らかにした。外国政府の一部門としては初めての指定となる。中東でのイランの影響力拡大を防ぐのが狙いだが、同国からの強い反発が予想される。
声明によると、指定には革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」も含まれる。声明は「革命防衛隊はイラン政府において、国際的なテロ活動を指示、実行する最も重要な手段だ」と非難した。
革命防衛隊は1979年のイスラム革命直後、革命指導者のホメイニ師によって創設された精鋭軍事組織。正規軍とは別組織で指導部の親衛隊的な性格を持つ。》
▲Wikipedia
The Quds Force (Persian: سپاه قدس sepāh-e qods)[2] is a unit in Iran's Revolutionary Guards (IRGC) directed to carry out unconventional warfare and intelligence activities and responsible for extraterritorial operations.[3] It is commanded by Major General Qasem Soleimani. The Quds Force supports non-state actors in many foreign countries that include Lebanese Hezbollah, Hamas and Palestinian Islamic Jihad in the Gaza Strip and the West Bank, Yemeni Houthis, and Shia militias in Iraq, Syria, and Afghanistan.[3] The United States has designated the Quds Force a supporter of terrorism since 2007.[4] This has been reaffirmed by the United States when the IRGC as a whole was designated as a terrorist group in April 2019.
Analysts do not know the Quds' exact size, but estimate 10,000-20,000 members.[5] The Quds Force reports directly to the Supreme Leader of Iran, Ayatollah Khamenei.[6][7]
このテロ組織認定は
金の流れに重要な打撃を与えるだろう。経済制裁で外貨が不足するイランは裏で迂回的に資金を集めている。中国がその担い手であり、トルコ、ロシアも経由先だろうと思う。トルコがロシアのレーダーシステムを導入する資金は金あるいはロンダリングマネーだろう。
▲革命防衛隊とはwikipedia
イラン・イスラム革命後、旧帝政への忠誠心が未だ残っていると革命政権側から疑念を抱かれた正規軍(ペルシャ語:ارتش、Artesh)であるイラン・イスラム共和国軍への平衡力として、アーヤトッラー・ホメイニーの命令により、1979年5月5日に創設された。正規軍とは別に独自の陸海空軍、情報部、特殊部隊(ゴドス軍、後述)、弾道ミサイル部隊等を有し、戦時には最大百万人単位で大量動員できる民兵部隊「バスィージ(ペルシャ語:بسيج、Basij)」も管轄している。さらに多数の系列企業を持っている[1](建設・不動産や石油事業を営む複合企業ハタム・アルアンビアなど[2])。
革命防衛隊は国防省ではなく革命防衛隊省の統制下にある。当初、隊の任務は名前通り革命を防衛し、イスラムのシャリーアと道徳の執行において法学者[3]を援助することとされ、法学者に直属する組織として計画された。12人の議員から成る革命会議は、3万人の隊員を指揮し、革命防衛隊総司令官には、アーヤトッラー・ラフティ、その参謀長には、ハーシェミー・ラフサンジャーニーとゴラームアリー・アフロウズが任命された。
この控えめな始まりから、革命防衛隊は次第に勢力を拡大し、イラン・イラク戦争中の1986年には隊員数は35万人にまで膨れ上がり、海・空軍組織をも獲得し、正規軍と並立した軍事組織として整えられた。総司令官は、2007年9月1日に前任のヤフヤー・ラヒーム・サファヴィー(en:Yahya Rahim Safavi)からモハンマドアリー・ジャアファリーに引き継がれた[4]。2019年4月21日は、ジャアファリーの後任としてホセイン・サラミが最高指導者アリー・ハーメネイーにより任命された[5]。
英語圏での多くのメディアでは「Islamic Revolutionary Guards」または単に「Revolutionary Guards」と呼ばれている。アメリカ合衆国のメディアでは「Islamic Revolutionary Guard Corps(IRGC)」、イギリスでは「Iranian Revolutionary Guard(IRG)」と呼ばれる。
追補
《 【ワシントン時事】トランプ米大統領は8日、イランの精鋭部隊、革命防衛隊の「外国テロ組織」指定を発表した。
外国政府の軍事組織の指定は初めて。革命防衛隊への物資提供などが禁じられる。トランプ氏は声明を出し「イランの国際的なテロ活動の指令と実行を主導している」と革命防衛隊を非難した。イランは強く反発しており、両国間の緊張が一層高まるのは避けられない。
トランプ政権は昨年5月、イラン核合意離脱を表明。イラン産原油禁輸の制裁を再発動したほか、核合意には含まれなかったウラン濃縮活動の全面禁止や弾道ミサイル開発中止などを要求してきた。
トランプ氏は、イランがテロ支援を続ける限り「金融面での圧力を強化し、損失を増大させる」と強調。指定は議会への通知を経て1週間後に発効する。ポンペオ国務長官は記者会見で、各国の企業や銀行に対して革命防衛隊関連の企業との金融取引を行わないよう警告した。
革命防衛隊は米国が警戒する弾道ミサイル開発などに関わる一方、関連企業を通じて経済活動を活発に行っている。「イラン経済の20%を占める」との分析もあり、テロ組織指定でイラン経済に打撃を与える狙いがある。 》
過去の出来事。1978年パフラヴィー朝下のイラン 皇帝(シャー)モハンマド・レザーは、1963年に農地改革、森林国有化、国営企業の民営化、婦人参政権、識字率の向上などを盛り込んだ「白色革命」を宣言し、上からの近代改革を推し進めたが、宗教勢力や保守勢力の反発を招き、イラン国民のなかには、政府をアメリカの傀儡政権であると認識するものもいた。パフラヴィー皇帝は、自分の意向に反対する人々を秘密警察によって弾圧し、近代化革命の名の下、イスラム教勢力を弾圧し排除した。 1978年1月、パフラヴィーによって国外追放を受けたのち、フランス・パリに亡命していた反体制派の指導者で、十二イマーム派の有力な法学者の一人であったルーホッラー・ホメイニーを中傷する記事を巡り、イラン国内の十二イマーム派の聖地ゴムで暴動が発生。 12月1日(金) パリにいるホメイニ師がNIOC(イラン国営石油会社)の労働者に対し、“石油労働者はストに参加し、外国への石油輸出をストップせよ”との指示を出す。石油が極度に不足し、ガソリン・灯油を求めて長蛇の列が出来る。 12月3日(日) ホメイニ師がNIOC労働者にスト継続指令を出すとともに、イラン国軍兵士に対し、軍からの脱走と反国王の戦いに参加するよう呼びかけた。