ぱぷあ日記

海外生活はもう引退。これからは、日本に腰を落ち着けようと思います。第二の人生を切り開く様を書いていこうかと

写真の力(8月6日)

2007-08-06 06:58:27 | 写真
先週、青年海外協力隊有志の力でテラにて広島原爆についてのエキシビジョンがおこなわれた。僕も会場の記録を兼ね見学に行ってきた。ホンデュラスの人は、日本で起こったこの惨事への関心があるのか、どう考えるのかも興味があった。結果は、多くの人が集まってくれたようであり、非常に関心があるように思えた。そして、多くの言葉で語るより、写真や記録映像は、彼らに何かを訴えたようである。


長崎原爆被爆直後の写真を撮った山端庸介氏は、1952年にこのように書いている。
全文はこちら

”人間の記憶は年々環境の変化や、生活の変化で批判が甘くなったり、誤ったりして行きますが、キャメラが把握した当時の冷厳なる事実は、今日でも少しも粉飾されず、八年前の出来事を冷静にそのまま皆様方の前に報告しております。今日、長崎も広島も原爆の被害から立直り復興目ざましいものがあり、旧時を偲ぶのも困難かと思いますが、この写真記録は永久に何の歪曲もなく当時を物語っております。”

山端庸介氏は雑誌のインタビューでこうも語っているらしい。

”問題は、写真の持つ意味というものは、キャプション一つでどうにでも変えることができることだ。特に記録写真というものは扱い方一つでどうにでもなる。”

コメント (7)
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