トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

萩、出雲、松江、安来の旅 2015 秋

2015-12-03 01:29:12 | 旅行
11月24日から27日まで山陰地方を旅行しました。
11月24日、静岡発6時41分のひかりに乗り、姫路に8時57分着。駅を出たら大通りの向こう遠くに姫路城が見えました。初めての訪問でした。白鷺城の別名を持つ国宝の美しいお城です。最近、外壁の白い漆喰を塗り替えて一層美しくなりました。



お城を見学した後、好古園という庭園に行きました。テーマに基づいたいくつかの庭園が配置され、予想外に大きく立派な庭園でした。紅葉が美しかったです。お抹茶をいただきました。



今夜は萩に泊まるので、再び新幹線に乗り新山口で下車。新山口からスーパー萩号という高速バスに乗りました。高速バスは山中を抜けて走りました。萩まで1時間でした。明倫センターというところで降りて宿に迎えを頼みました。そこから15分ほど車で走った海辺の宿、萩小町に泊まりました。萩小町は料理も美味しく、お風呂もとても素適でした。夜に入った岩風呂は外の海とつながっていて、波の音を聴きながら温泉に入りました。朝は1階の露天風呂に入りましたが、すぐ目の前に海が広がり、解放感あふれるお風呂でした。万事細やかな配慮が行き届いた宿でした。お薦めです。部屋の窓からの日本海の眺めも美しかったです。



11月25日の午前中は萩を観光しました。大河ドラマ「花燃ゆ」を見ていたこともあり、吉田松陰の史跡を見学しました。松陰の生家、松下村塾、松陰神社、至誠館などを見学しました。なかでも至誠館は吉田松陰について詳しく知ることができ、見応えがありました。



その後、伊藤博文の生家や総理になってからの立派な別邸(移築されたものです)、松陰の叔父、玉木文之進の家などを見学し、最後は藩主、毛利家の菩提寺の東光寺にお詣りしました。萩の観光には循環バスを利用しました。東回りと西回りがありますが、時間の都合で東回りの史跡だけの見学になりました。最後に大河ドラマ館にも寄ってみました。この施設は期間限定で来年1月までらしいです。お昼は市役所近くの元気食堂というところで食べました。野菜中心の料理でしたが、バイキング形式のレストランでなかなか良いと思いました。13時54分発のワンマンカーの各駅停車の電車で東萩駅を出発。益田駅までは小さな無人駅ばかりでした。15時05分に益田駅に着き、16時8分発の特急スーパーまつかぜに乗り、出雲市駅まで行きました。山陰本線は電車の本数が少ないので待ち時間が長いです。出雲市駅に17時47分に着きました。今夜の宿は駅から徒歩で10分ほどのホテル武志山荘でした。こじんまりしたホテルでツインの部屋でした。3階に紅葉の湯という大きいお風呂があったので、入りに行きました。温泉じゃないのが残念。料理は美味しかったです。

11月26日の午前中は出雲大社に行きました。ホテルに荷物を預け、ホテル前から一畑電車に乗りました。川跡というところで電車を乗り換え、出雲大社前駅まで行きました。川跡から乗り換えた一畑電車は木を車内に使った素敵な車両でした。4人掛けの座席には木の折り畳み式のテーブルまでありました。観光用でしょうかね。出雲大社の参拝の仕方は、2礼4拍手1礼なんですよ。2拍手じゃないのです!知らなかったけど、みんなが4拍手しているので、途中から私もそれにならいました。神楽殿の大注連縄が迫力がありました。私たちはお守りを買いました。



お昼は「かねや」という店で出雲名物の割子蕎麦を食べました。美味しかったです。



その後、出雲ぜんざいも食べました。寒い日だったので、お店の畳部分の床暖房がありがたかったです。また一畑電車でホテルまで戻り、荷物を受け取り、徒歩でJRの出雲市駅まで行きました。松江着は14時3分。ホテルの車に迎えに来てもらいました。26日のホテルは、宍道湖のそばの松江ニューアーバンホテルでした。27日は安来の足立美術館に行く予定だったため、松江の観光は夕方までしかできないので、荷物を置いたらすぐに出かけました。小泉八雲の旧居、小泉八雲記念館を見学し、最後に松江城を見学しました。小泉八雲の旧宅は風情があって良かったです。記念館の館長は八雲の孫にあたる人のようです。小泉八雲は片方の目を子供時代に事故で失明し、もう片方の目も強い近視だったそうで、特注の机を愛用していたようです。



最後に松江城に行きました。今年、国宝に認定されたお城で、こじんまりして、姫路城のように華やかではないですが、地元の人に愛されているお城でした。天守閣の中に井戸がある珍しいお城だそうです。



お城から帰るころは薄暗くなってしまい、おまけに雷雨になり大変でした。松江はとても寒かったです。

11月27日は静岡に帰る日ですが、午前中は安来まで行き、足立美術館に行きました。駅からの無料シャトルバスを利用しました。収蔵する日本画の量と質も素晴らしいですが、うわさ通り、庭園もすばらしかったです。日本画の大家、横山大観の絵をたくさん収蔵しています。今回、榊原紫峰という画家の日本画をたくさんみました。足立美術館開館45周年記念のベストセレクション展(後期)を開催中でラッキーでした。横山大観の絵はさすがに素晴らしく、秋の特別展示の横山大観名品選の中でも、紅葉という大作は目を引きました。個人蔵だったこの作品「紅葉」を手に入れるために、足立氏は2年かけて交渉したということでした。



美術館からシャトルバスで安来に戻り、15時16分発の特急やくもで岡山まで行き、岡山でひかりに乗り換えて静岡まで帰りました。山陰は遠かったし最後のほうは寒波が来ましたが、楽しい旅でした。その他の写真はフォトチャンネルをご覧くださいませ。




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