トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

吟行散策の旅

2016-06-15 18:22:50 | 俳句
6月9日(木)に俳句クラブと短歌クラブの共同行事である吟行の旅に参加しました。行先は小田原。焼津駅を7時10分に出発し、バスで小田原に向かいました。最初に行った場所は、小田原城。この5月に天守閣がリニューアルオープンしたそうで、白亜の壁が真っ白。天守閣内部も最上階に武士の守護神と言われる摩利支天像がありましたが、木の壁や柱も真新しく清々しい。梅雨空の下、天守閣から眺めた四方の景色は、雲で遠くまでは見渡せませんでしたが、紫陽花や花菖蒲が美しく、なかなか良いお城でした。



城主は何度か変わりましたが、北條早雲に始まる5代の殿様が有名です。その後、小田原文学館で小田原出身の文学者の北村透谷、牧野信一、尾崎一雄、川崎長太郎、北原武夫らの写真や手紙、原稿などを見ました。北原白秋は小田原出身ではありませんが、大正7年から8年間小田原に住み、その間に童謡作品の多くを創作したそうで、それが「白秋童謡の散歩道」となって市中に残っていました。文学館の周りや白秋の散歩道には立派なお屋敷が多かったです。文学館見学の後、自由時間に白秋の散歩道を歩きましたが、白秋が一時住んでいたと言われる山荘跡は伝肇寺というお寺とみみずく幼稚園になっていました。山荘跡の看板があるだけで、隣はお寺の墓地でした。伝肇寺から更に急坂の白秋の散歩道を登りましたが、集合時間の都合もあり、歌碑を最期までたどるのはあきらめて、途中から小田原駅西口へ行く近道を下っていきました。途中に神奈川県立小田原高校がありました。部活動が盛んらしく、全国大会出場の垂れ幕がいくつか下がっていました。小田原駅西口前には北條早雲の像がありました。



昼食は鈴廣という蒲鉾専門店の2階で、金目鯛の炙り飯という定食を食べました。昼食後は、1階でお土産にあげ蒲鉾と色々入っている珍しい蒲鉾を2本買いました。最後に行ったのは、二宮尊徳記念館でした。尊徳の生家が記念館の隣に移築されてありました。記念館の職員が彼の業績を説明してくれました。

二宮尊徳の像がありましたが、等身大ということで驚きました。昔の人ですが、180㎝を超える長身だったそうです。薪を背負い本を読む少年時代の像が有名ですが、大人になってからは、藩主の財政を立て直したり、各地の村づくりに尽力した偉人だということがわかりました。彼の教えは、至誠、勤労、分度、推譲ということで、内容は写真を見てくださいね。



尊徳記念館を見た後は、東名高速で帰路に着きました。吟行の旅ですので、句集を出すため、帰宅後、5つ俳句を作り、短文と一緒に事務局の先生に郵送しました。私の句は平凡ですが、他の人はどんな句を作ったのか楽しみです。他の写真はフォトチャンネルにまとめましたので、ご覧くださいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする