トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

「バベルの塔」展

2017-05-18 23:10:08 | 美術
5月17日(水)に東京都美術館で開催中の「バベルの塔」展を次男と観に行きました。16日の夜は、東京に住む次男のアパートに泊まりました。17日は65歳以上の人は年齢を表すものを提示すれば無料で観覧できたので、高齢者が多かったです。私はまだ資格なし。^^;平日ですが、20分待ちでした。私はやはり美術館のほうが好き。この展示は「バベルの塔」展となっていますが、オランダのボイマンス美術館所蔵の他の多くの作品も鑑賞できました。地下1階はⅠ、16世紀ネーデルランドの彫刻、Ⅱ、信仰に仕えて、Ⅲ、ボラント地方の美術、Ⅳ、新たな画材へ、1階は、Ⅴ、ヒエロニムス・ボス、Ⅵ、ボスのように描く、Ⅶ、ブリューゲルの版画、2階、Ⅷ、バベルの塔、バベルの塔の3DCG映像シアター、拠点複製画という流れで、観覧しました。最初の頃は、聖人の彫像や、宗教画が多く、第Ⅲ室あたりから、いろいろな画材の絵が出てきました。作者不詳のものもありましたが、なかなか面白い絵が観れました。第V室のヒエロニムス・ボスの「放浪者」と「聖クリストフォロス」の2点は、日本初公開の傑作だそうです。聖クリストフォロスの背中には、幼いイエス・キリストが乗っていました。クリストフォロスが持っていた魚から滴る血は、後のイエス・キリストの受難を表したものだそうです。第Ⅶ室のブリューゲルの版画は、モノクロでとても細かいので、全てをじっくりは見なかったけれど、ブリューゲルらしい特徴が出ているものを中心に観て行きました。第Ⅷ室に、24年ぶりの来日と言われるピーテル・ブリューゲル1世の傑作、「バベルの塔」の絵がありました。そこは1列の行列になって歩きながら観て行きました。立ち止まって観たい人は、絵から離れた正面で再度観ることができました。大きな3DのCGシアターでは、バベルの塔の解説をしてくれるので、興味深かったです。美術館内で写真撮影はできないので、写真はありませんが、お土産にバベルの塔の絵葉書を買いました。



次男と、また公園内のスタバでお昼を食べました。前夜に息子と地元で呑んだのですが、私は夜中にお腹の調子がイマイチだったので、朝も昼もやや軽めに食べました。日、月、火とお酒が続いたのが良くなかったかもしれません。今はもうすっかり回復しました。息子はJR上野駅まで見送ってくれました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大英自然史博物館展

2017-05-18 22:20:17 | お出かけ
5月16日(火)に友人と上野の国立科学博物館で開催中の「大英自然史博物館展」を観に行きました。国立科学博物館に行ったのは中学の修学旅行以来だと思います。今回の展示の目玉は、最古の鳥類化石という「始祖鳥」の化石、「種の起源」を著したチャールズ・ダーウィンの直筆の手稿、プラチナのように輝くプラチナコガネムシ、精巧なタコのガラス模型、呪われたアメジストなど。特筆すべきはやはり始祖鳥の化石でしょう。その展示の傍らのテレビに化石から立ち上がった始祖鳥が、黒い羽をつけ、大英自然史博物館内を飛び回る映像が流れました。これが始祖鳥の化石です。フラッシュをたかなければ、撮影できました。



火喰い鳥のはく製。



サーベルタイガーの骨。



オオナマケモノの骨。



サーベルタイガーとオオナマケモノも傍らのテレビで映像化されており、サーベルタイガーは骨のまま、オオナマケモノは肉付けされた映像でした。

ダーウィンの文字は小さくて読みにくかったです。呪われたアメジスト(紫水晶)は所有者に多くの不幸をもたらし、運河に投げ入れても発見されて手元に戻ってきたという逸話があるそうで、最終的に博物館に寄贈されたらしいです。
じっくり見ていたら午前中終了。館内のレストランでお昼を食べて、午後は常設展を観ました。何しろ広いので、常設展もすごく多いです。日本館と地球館の2つを観て回りました。中学生らしき一団が社会勉強なのか、メモを取りながら見学していました。私は最後は疲れて、さら~っと見回り。外に出て上野公園のスタバで、友人とキャラメルマキアートを飲んでおしゃべり。文系の私はむしろこちらがメインかも。(^^ゞ上野公園の中央部、ちょうどスタバがあるあたりは、高校生らしき大集団もいました。修学旅行かなぁ。大英自然史博物館の至宝370点を選りすぐったこの展覧会は6月11日まで、日本では東京のみの開催です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする