旭爪あかねさんの「風車の見える丘」を読みました。日本農業大学に入学後まもない英語の授業で、原子力エネルギーに変わって自然エネルギーで代替はできるかというテーマで5人1グループで話し合うことになった新、靖、拓郎、ゆかり、榛名はその授業をきっかけに仲良くなった。YESと答えたのは彼らのグループだけだったとのこと、教授からいい意味で理想主義者と言われた彼らは、卒業間際に風車の見える丘で風車とともに記念写真を撮った。卒業後、新は土壌改良材を作っている会社の研究職として採用されるが、他社の土壌改良材と比較調査の結果を改竄したりする会社の体質についていけず、2年で退社する。学生時代の恋人ゆかりは農業改良普及員として仕事に励んでいたが、農業をしようとゆかりの地元へ行った新はゆかりに振られてしまう。榛名は夢だった編集者としての仕事を苦労しながらも続けていた。拓郎は農業高校の常勤講師をしながら教員採用試験を毎年受け続けていた。大きな農家の後継である靖は大学を留年した挙句、中途退学して長距離トラックの運転手になり、過酷な労働条件で働いていた。靖は農業を継ぎたくなかったのだ。大学卒業後5年が経ち、新はなるべく農薬を使わない農業をめざして頑張っていたが、まだかつかつの生活だった。拓郎は採用試験に落ち続け、うつ病になり、ゆかりは不倫の恋に悩み、靖は過労から居眠り運転で大事故を起こす。一生懸命なのに不器用に生きてる5人の青春群像です。農学部大学院卒で、人間関係のつまづきから引きこもりになっていたという筆者だからこその小説かなと思いました。おすすめです。
今日から3月。世間は新型コロナウィルスによる肺炎騒ぎで、パニック気味。マスクの後は、トイレットペーパーが売りきれ状態になっているらしい。そして、ティッシュぺーパー、ひいては紙おむつ。キッチンペーパーも品薄になりそうな勢い。みんな、もっと冷静になってほしいと思います。どうして、そんなに煽られるかな。メーカーだって、供給量は十分にあるから大丈夫と言っているのに。昭和のオイルショックを思い出します。それらの品物が家で本当になくなって困ってる人だっていると思うし、なんとかならないのだろうか。それぞれの家庭で今、使うだけの量があればいいじゃありませんか!
スポーツの試合、コンサートやイベントも中止や延期が相次ぐ中、今日は私たちの合唱団の指導者である杉浦久善先生が出演するコンサートに合唱団の仲間と行ってきました。会場は牧之原相良総合センター「い~ら」の大ホールでした。我が家からは結構遠いのですが、Iさんの運転で連れて行ってもらい助かりました。コンサート会場の入り口に手指消毒液がおいてあり、プログラムを配るそばにマスクが準備されていました。私たちは家から持って行ったマスクをかけて会場に入りましたが、せっかくなので、マスクを一枚いただきました。コンサートは3部構成で、田沼意次候生誕300年記念企画というもので、第一部は平岩弓枝作「魚の棲む城」より「相良城」の朗読の後、杉浦先生が滝廉太郎作曲の「荒城の月」を歌いました。田沼意次が12年かかって築城した相良城は、1787年に没収され、翌年取り壊されてしまったんだそうです。田沼意次というと良くないイメージを抱いてましたが、実物はそうでもなかったらしいです。いつか、平岩弓枝さんの「魚の棲む城」を読んでみようと思います。
第二部は、掛川市民オーケストラ室内楽団のクラリネット奏者3人による「かけくら☆とりお」の演奏でした。モーツアルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク、ディヴェルティメント第四番より、第一番、第四番、第五番、最後に日本の四季の歌のメドレーでした。春の歌から始まって冬までの10曲を続けて演奏しました。今回、私は初めてバスクラリネットを見て、その音を聴きました。3本のクラリネットの合奏がすばらしかったです。クラリネットの音色は大好き。癒されます。最後は、アンコールにこたえて、「天城越え」を演奏してくれました。またどこかで、彼らの演奏を聴きたいなと思いました。
第三部は、ソプラノ・テノール独唱で、オペラ「フィガロの結婚」より、「恋とはどんなものかしら」。オペラ「ドン・ジョバンニ」より、「君が幸にこそ」、オペラ「セルセ」より「樹木の陰で」。オペラ「リナルド」より「私を泣かせてください」 「STAND ALONE」 「良寛の二つの歌」より「君や忘る道」 「城跡」という曲目でした。ソプラノは増田直世さん、テノールは杉浦先生でした。選曲もよく、素晴らしい演奏でした。
演奏終了後、いつものようにお客さんを見送る演奏者たちの中に、杉浦先生を見つけ、少し話して帰ってきました。コロナ騒ぎで気分が落ち込む中、予定通りやってくれて、良かったです。素敵なコンサートでした。お土産に1枚ずつ手作りのコースターをいただきました。Iさんが私にくれたので、私は2枚ゲットです。(^-^; 鍋つかみにも使えそう。
スポーツの試合、コンサートやイベントも中止や延期が相次ぐ中、今日は私たちの合唱団の指導者である杉浦久善先生が出演するコンサートに合唱団の仲間と行ってきました。会場は牧之原相良総合センター「い~ら」の大ホールでした。我が家からは結構遠いのですが、Iさんの運転で連れて行ってもらい助かりました。コンサート会場の入り口に手指消毒液がおいてあり、プログラムを配るそばにマスクが準備されていました。私たちは家から持って行ったマスクをかけて会場に入りましたが、せっかくなので、マスクを一枚いただきました。コンサートは3部構成で、田沼意次候生誕300年記念企画というもので、第一部は平岩弓枝作「魚の棲む城」より「相良城」の朗読の後、杉浦先生が滝廉太郎作曲の「荒城の月」を歌いました。田沼意次が12年かかって築城した相良城は、1787年に没収され、翌年取り壊されてしまったんだそうです。田沼意次というと良くないイメージを抱いてましたが、実物はそうでもなかったらしいです。いつか、平岩弓枝さんの「魚の棲む城」を読んでみようと思います。
第二部は、掛川市民オーケストラ室内楽団のクラリネット奏者3人による「かけくら☆とりお」の演奏でした。モーツアルトのアイネ・クライネ・ナハトムジーク、ディヴェルティメント第四番より、第一番、第四番、第五番、最後に日本の四季の歌のメドレーでした。春の歌から始まって冬までの10曲を続けて演奏しました。今回、私は初めてバスクラリネットを見て、その音を聴きました。3本のクラリネットの合奏がすばらしかったです。クラリネットの音色は大好き。癒されます。最後は、アンコールにこたえて、「天城越え」を演奏してくれました。またどこかで、彼らの演奏を聴きたいなと思いました。
第三部は、ソプラノ・テノール独唱で、オペラ「フィガロの結婚」より、「恋とはどんなものかしら」。オペラ「ドン・ジョバンニ」より、「君が幸にこそ」、オペラ「セルセ」より「樹木の陰で」。オペラ「リナルド」より「私を泣かせてください」 「STAND ALONE」 「良寛の二つの歌」より「君や忘る道」 「城跡」という曲目でした。ソプラノは増田直世さん、テノールは杉浦先生でした。選曲もよく、素晴らしい演奏でした。
演奏終了後、いつものようにお客さんを見送る演奏者たちの中に、杉浦先生を見つけ、少し話して帰ってきました。コロナ騒ぎで気分が落ち込む中、予定通りやってくれて、良かったです。素敵なコンサートでした。お土産に1枚ずつ手作りのコースターをいただきました。Iさんが私にくれたので、私は2枚ゲットです。(^-^; 鍋つかみにも使えそう。