数年前から、山中のポツンと一軒家みたいなところに年配のご夫婦が住んでいて、家の周りにツツジを植えてあり、とてもきれいだと聞いていた。
今年もその時期になり、見物客が多く、道案内の旗も立っているから迷わない大丈夫と言われ、行って見た。
曲がりくねった山道だったが、軽自動車で私も行けた。
行ってみると、今年は地区のコミニティ協議会で手入れをしたようで出席者の名前なども書いてあった。
市の花いっぱい推進運動を利用して、コミニティが動いたようだ。
此処まで来るには、この家のご夫婦が長年コツコツと山を開いてツツジを植えて評判になり、そこに地区の人たちが乗ったということのようだ。
家の右手、山の斜面いっぱいに真っ赤なツツジがもえる様に咲いていた。
その一角で傘を差した女性が上の方を見ていた。(撮影のための演出の匂いがした)
方角を変えて新しく開いた方へ行くと、だいぶ以前から流行っているEM菌を使っているらしいのぼりも有った。
こちら側には、シャクナゲもピンク・白と植えられていた。数年したら、もっと大きく立派になるだろう。
そんなことも考えつつ、下り始めると、またツツジがあり、蜜をもとめるハチもいた。
何事も始める人がいて、誰も相手にしてくれなくてもコツコツと目立たぬこともやり、やがて、その根気が花開く。人が認めてくれるということを、つくづくと感じた。
この花いっぱい推進運動のお蔭で、駐車場も作られ、人々が見に行くようになり、ご夫婦の苦労も多少は報われたと思う。
ではまた、お会いしましょう