こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
新年度が始まったと思ったら、もうすぐゴールデンウィークで、それが終わればいよいよ最初の中間テストです。ということは、そろそろ中間テストに向けての問題作りを始めないといけない時期で少し焦っています(笑)
ONE-Sでは、通常の授業も生徒によって使用する問題集やプリントは異なりますが、それはテスト対策の勉強も同じです。学校で出される課題(ワークやプリント)を中心に勉強する生徒もいれば、それらが終わり、さらに深く勉強する生徒もいます。ただ、英単語や社会の語句暗記のプリントは、ほぼ全員に私が作ったものを渡しています。提出物に追われている生徒も、テスト前日にそのプリントで勉強してくれれば、一夜漬けでもいくつかは暗記できるでしょうから。
といっても、この暗記がなかなかうまくできない子もたくさんいます。覚えることができない子には、勉強時間が足りていないタイプと、覚える気がないタイプとにわかれます。
社会で教科書30ページほどを、一度読んだくらいで覚えるなんてほぼ不可能ですよね。ですから、「教科書とノート1回読んだけれど、覚えられへん」という生徒に対しては「そんなん当たり前やん。もう1回読んで、そこの範囲のテスト作るからそれで覚えていこう」と返事をします。暗記するにはまず時間が必要であることをわかってもらわなければなりません。
しかし、勉強時間はある程度とっているのに、覚えることができない子もいます。これは覚える気がないタイプです。覚えようとしないので当然覚えることができないのですが、どうして覚えようという気持ちにならないのでしょうか?いろんな原因が考えられますが、1つは暗記の勉強が作業となってしまっていて、ものすごーく苦しくてつまらないものになっていることです。だれもが経験があるかと思いますが、たとえば漢字の練習を10回ずつ書くという宿題。10個の漢字を10回ずつ書くとなると100個も書かなくてはいけませんので、意識高い系の子ども以外は早く宿題を終わらせたいので、覚えようとせず、ただ100個の感じをひたすら書いてるだけという作業になっています。当然それで覚えることなんてできません。
こうした宿題だけではなく、テストなどのやり直しなどでも同じように間違えた問題の答えを何度も書かせたりします。ただの作業をしているだけで、子どもたちの頭には何も残らず、ただただ疲労感だけが残ってしまいます。そして、暗記する勉強というのは、とてもしんどく疲れるもので、少しも楽しくないんだという思考になり、テスト勉強でも暗記はしんどいものだという意識が強くなっていますので、頑張って覚えようという気持ちになれないんですね。「覚えるだけの勉強だから簡単だよ」と思われる方も多いでしょうが、こうした間違った勉強方法をさせ続けた結果、簡単な勉強ができなくなってしまっている子どもが増加しているんですよね。
私は学生時代、暗記した方法は線を引きながら声に出して読むという方法でした。「すごいですねー」と言われることもありますが、すごくもなんともなく、私は何度書いても覚えることができなかっただけなんです。手が疲れるだけでこんな非効率的な方法はないと考え、他の方法をいろいろ試しているうちに、自分にとって覚えやすい方法を思いついたのです。
また前述したように、試験前には試験対策用のプリントを作成します。教科書が変更されるたびに、社会の地理はずいぶんと変わりますし、習う英単語や熟語も変わります。年齢的に新しいことが覚えにくくなっていますが、自分で教科書を読みながら問題を作成していくうちに自然と覚えてくるのです。私の頭がいいわけではなく(暗記能力に関しては生徒の方が優れているはずです)、効果的な覚え方をしているのです。ただの作業ではなく、教科書を読みながら、どれが重要な語句なのか、どれがテストで出題されやすそうかを考えて問題を作り、そしてその解答も作っていきます。そうした流れの中でポイントが整理されていき、自然と頭の中に入ってくるのです。
少なくとも何度も同じことを書かせるという作業を押し付けることはベストとは思えません。自分が学生時代にしてきた方法であり、これまでもずっとこの方法でしてきたのだから、一番効果的だと考えているのなら、もう一度真剣に考え直してほしいと思います。おそらく、先生たちはそういう方法でうまくできた人たちが多いでしょうから、よかれと思ってさせているのでしょうが、作業をさせることによって逆効果になってしまっている子どももたくさんいるということを知ってほしいです。
当たり前ですが、塾では基本的に作業はさせません。小テストを増やしたり、直接何度も生徒に質問して答えてもらうという方法もとっています。まだまだ十分ではないでしょうが、作業させるよりは生徒たちの負担も少なく、効果も高いと思います。学校で教えてもらうことや方法がすべて正しくベストなわけではなく、いろんな可能性を試すべきだと思います。学校のやり方が合わない生徒や学校ではできないことを教えていくことは塾の大切な役目だと信じ、せっかく勉強するのですから、生徒たちにより効果のある勉強をしてもらいたいと思っています。
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新年度が始まったと思ったら、もうすぐゴールデンウィークで、それが終わればいよいよ最初の中間テストです。ということは、そろそろ中間テストに向けての問題作りを始めないといけない時期で少し焦っています(笑)
ONE-Sでは、通常の授業も生徒によって使用する問題集やプリントは異なりますが、それはテスト対策の勉強も同じです。学校で出される課題(ワークやプリント)を中心に勉強する生徒もいれば、それらが終わり、さらに深く勉強する生徒もいます。ただ、英単語や社会の語句暗記のプリントは、ほぼ全員に私が作ったものを渡しています。提出物に追われている生徒も、テスト前日にそのプリントで勉強してくれれば、一夜漬けでもいくつかは暗記できるでしょうから。
といっても、この暗記がなかなかうまくできない子もたくさんいます。覚えることができない子には、勉強時間が足りていないタイプと、覚える気がないタイプとにわかれます。
社会で教科書30ページほどを、一度読んだくらいで覚えるなんてほぼ不可能ですよね。ですから、「教科書とノート1回読んだけれど、覚えられへん」という生徒に対しては「そんなん当たり前やん。もう1回読んで、そこの範囲のテスト作るからそれで覚えていこう」と返事をします。暗記するにはまず時間が必要であることをわかってもらわなければなりません。
しかし、勉強時間はある程度とっているのに、覚えることができない子もいます。これは覚える気がないタイプです。覚えようとしないので当然覚えることができないのですが、どうして覚えようという気持ちにならないのでしょうか?いろんな原因が考えられますが、1つは暗記の勉強が作業となってしまっていて、ものすごーく苦しくてつまらないものになっていることです。だれもが経験があるかと思いますが、たとえば漢字の練習を10回ずつ書くという宿題。10個の漢字を10回ずつ書くとなると100個も書かなくてはいけませんので、意識高い系の子ども以外は早く宿題を終わらせたいので、覚えようとせず、ただ100個の感じをひたすら書いてるだけという作業になっています。当然それで覚えることなんてできません。
こうした宿題だけではなく、テストなどのやり直しなどでも同じように間違えた問題の答えを何度も書かせたりします。ただの作業をしているだけで、子どもたちの頭には何も残らず、ただただ疲労感だけが残ってしまいます。そして、暗記する勉強というのは、とてもしんどく疲れるもので、少しも楽しくないんだという思考になり、テスト勉強でも暗記はしんどいものだという意識が強くなっていますので、頑張って覚えようという気持ちになれないんですね。「覚えるだけの勉強だから簡単だよ」と思われる方も多いでしょうが、こうした間違った勉強方法をさせ続けた結果、簡単な勉強ができなくなってしまっている子どもが増加しているんですよね。
私は学生時代、暗記した方法は線を引きながら声に出して読むという方法でした。「すごいですねー」と言われることもありますが、すごくもなんともなく、私は何度書いても覚えることができなかっただけなんです。手が疲れるだけでこんな非効率的な方法はないと考え、他の方法をいろいろ試しているうちに、自分にとって覚えやすい方法を思いついたのです。
また前述したように、試験前には試験対策用のプリントを作成します。教科書が変更されるたびに、社会の地理はずいぶんと変わりますし、習う英単語や熟語も変わります。年齢的に新しいことが覚えにくくなっていますが、自分で教科書を読みながら問題を作成していくうちに自然と覚えてくるのです。私の頭がいいわけではなく(暗記能力に関しては生徒の方が優れているはずです)、効果的な覚え方をしているのです。ただの作業ではなく、教科書を読みながら、どれが重要な語句なのか、どれがテストで出題されやすそうかを考えて問題を作り、そしてその解答も作っていきます。そうした流れの中でポイントが整理されていき、自然と頭の中に入ってくるのです。
少なくとも何度も同じことを書かせるという作業を押し付けることはベストとは思えません。自分が学生時代にしてきた方法であり、これまでもずっとこの方法でしてきたのだから、一番効果的だと考えているのなら、もう一度真剣に考え直してほしいと思います。おそらく、先生たちはそういう方法でうまくできた人たちが多いでしょうから、よかれと思ってさせているのでしょうが、作業をさせることによって逆効果になってしまっている子どももたくさんいるということを知ってほしいです。
当たり前ですが、塾では基本的に作業はさせません。小テストを増やしたり、直接何度も生徒に質問して答えてもらうという方法もとっています。まだまだ十分ではないでしょうが、作業させるよりは生徒たちの負担も少なく、効果も高いと思います。学校で教えてもらうことや方法がすべて正しくベストなわけではなく、いろんな可能性を試すべきだと思います。学校のやり方が合わない生徒や学校ではできないことを教えていくことは塾の大切な役目だと信じ、せっかく勉強するのですから、生徒たちにより効果のある勉強をしてもらいたいと思っています。
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