こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
ONE-Sでは黒板授業はいっさいなく、完全個別指導で、同じ時間帯に生徒は最大3人までですので、私語が多くなったりはしませんし(話すときは生徒同士ではなく、私と話しています)、生徒1人1人の様子を細かく見ることができます。ですがこれが黒板授業で、30人以上の生徒にわかってもらおうとなると、それは大変な作業であることは想像できます。それが塾ではなく学校ですとなおさら、やる気のない生徒もいるでしょうし、寝ている生徒、しゃべっている生徒など考えただけでもしんどいですね(^_^;)
先生もいちいち注意していると授業が進まなくなってしまいますし、もし怒ったとしても、今度はその間真面目に授業を受けていた生徒が嫌な気持ちになりますよね。ですから、先生たちもどうやったら全員が真面目に授業に取り組んでくれるのだろうと試行錯誤しながら頑張っておられるのだと思います。
私が高校に入学してすぐにこんなことがありました。悪夢のような中学校の3年間がようやく終わり、「ここで中学校時代の失われた3年間を取り戻そう」と合格してから、もうあの中学校には行かなくてもいいんだという嬉しさでいっぱいでした。入学式が終わり授業が始まってからも学校やクラスの雰囲気も中学校時代とはまったく異なっていて、おだやかーな空気に包まれていました。
どの教科でも最初の授業は先生が自己紹介されて、こんな感じで授業は進めていきますよーという説明など軽い内容の授業で終わったのですが、忘れもしません、それは保健体育の最初の授業のことでした。
教室に入ってきた先生は、身長も180ほどあり、いかにもスポーツができそうな男の先生で、他の授業と同じように自己紹介の後、授業の進め方などの説明をされていましたが、突然「おい!そこのメガネ!」という怒鳴り声が教室に響きました。先生の方を見ると、なんだか私の方をにらんでいるようでしたが、何も悪いことはしていないはずなので自分ではないと思い、周りにメガネをかけている子がいないかキョロキョロしていると、もう一度「お前やお前!そのメガネのお前や!」と怒鳴ってこっちに近づいてきました。
目の前に来たその先生に「おい!立てっ!」と言われたので、よくわからないけれど立ち上がった瞬間に、胸ぐらをつかまれ、教室の後ろの壁までその状態で壁ドンされ、そのまま廊下に連れていかれました。なんでこの先生はこんなにもブチ切れているのか、まったくわからなかったのですが、胸ぐらをつかんだまま「お前、さっきよそ見しとったやろ!」と怒鳴られました。「ああ、そういえばちょっと窓の外のグランドの方を見てたかな」とそのとき気づきましたが、それにしても「なんでそれだけのことで、ここまでされなあかんねん」と思いながら「ちょっと窓の外を見ていました」と返事をすると、「メガネとれ~!」と叫び始めたのでしかたなくメガネをはずすと、その瞬間プロレスラーの蝶野選手のようなビンタがとんできました(笑)。
その後教室に戻されましたが、みんな何がおこったのかわからなかったのでしょう、静まり返った状態でした。だってやられた私ですら何が起こったのか理解できなっかのですから(^_^;) 授業が終わってからクラスのみんなが集まってきて「いったい、何があったん?」と聞いてきましたが「いやいや、ようわからんねん。ちょっとよそ見しとったら、いきなりブチ切れてきて、ビンタされたんや。なんやねん、あの教師」と答えるしかなく、私がビンタされたのが廊下でしたので、他のクラスの子もこの事件の現場を見ていたそうで(あんな大声で怒鳴っていたら聞こえますよね)、その日のうちに学年全体に「あの保健の先生めっちゃ怖いらしいで。メガネの子がしばかれたらしい」という話が広まりました。
それから私のクラスはもちろん、他のクラスでも保健体育の授業はシーンと静まり返っていて、居眠りや私語はもちろん誰一人なかったです。その先生の「ぶちかまし」が成功したんですね。最初の授業で見せしめに、ちょっと調子の乗ってそうな生徒をガツンと怒ることで「この先生は怒らせたらヤバい。」という印象を植え付けたかったのでしょう。そりゃ先生はそれで気持ちよく授業ができたかもしれませんが、その見せしめに選ばれた私はたまったもんじゃないですよね(怒)。
中学校時代にさんざん先生の理不尽さに失望と絶望していた私は、この事件でさらに先生に対して敵対心を持つようになりました。これっぽっちも、よそ見していて悪かったとは思えなく、ただ先生の都合のいい道具として扱われたのだという怒りしか残らなかったです。結局高校生活は楽しく過ごせましたが、先生たちとは3年間うまくいかず、特に3年生のときには先生との対立がひどくなりました(どの先生に対しても不信感しかありませんでした)。
結局こういった「ぶちかまし」作戦は、その先生は気持ちよく授業ができるでしょうが、いい方法ではありません。というのも、緊張状態を保ったまま何時間も授業を受けることなんて普通の人間はできませんので、保健体育の授業で力を使い果たした生徒は、他の授業で集中力が切れて寝てしまったりします。授業にストレスを感じると、それがどこか違う場所で発散されるのです。授業が崩壊するのはよくありませんが、ほどほどの緊張感、どちらかといえばリラックスしている状態で授業を受けるのがベストではないでしょうか。まあ、そういう授業を学校でするのは、ほぼ不可能なんでしょうね。
ONE-Sでも、この点については気をつけており、いかにリラックスした状態で真面目に勉強に取り組める空気を作り出すかというところを重視しております。そう考えると私の目指している塾というのは、私が学校で経験してきたさまざまな嫌なことや非効率的なことの真逆を進んでいるように感じます。うーん、学校での嫌な経験が今役立ってるのかなー。だからといって、これまでの先生たちに感謝なんてまったくありませんが(笑)特に「おい、メガネ!」の先生だけは絶対に許しません(笑)
ONE-Sでは黒板授業はいっさいなく、完全個別指導で、同じ時間帯に生徒は最大3人までですので、私語が多くなったりはしませんし(話すときは生徒同士ではなく、私と話しています)、生徒1人1人の様子を細かく見ることができます。ですがこれが黒板授業で、30人以上の生徒にわかってもらおうとなると、それは大変な作業であることは想像できます。それが塾ではなく学校ですとなおさら、やる気のない生徒もいるでしょうし、寝ている生徒、しゃべっている生徒など考えただけでもしんどいですね(^_^;)
先生もいちいち注意していると授業が進まなくなってしまいますし、もし怒ったとしても、今度はその間真面目に授業を受けていた生徒が嫌な気持ちになりますよね。ですから、先生たちもどうやったら全員が真面目に授業に取り組んでくれるのだろうと試行錯誤しながら頑張っておられるのだと思います。
私が高校に入学してすぐにこんなことがありました。悪夢のような中学校の3年間がようやく終わり、「ここで中学校時代の失われた3年間を取り戻そう」と合格してから、もうあの中学校には行かなくてもいいんだという嬉しさでいっぱいでした。入学式が終わり授業が始まってからも学校やクラスの雰囲気も中学校時代とはまったく異なっていて、おだやかーな空気に包まれていました。
どの教科でも最初の授業は先生が自己紹介されて、こんな感じで授業は進めていきますよーという説明など軽い内容の授業で終わったのですが、忘れもしません、それは保健体育の最初の授業のことでした。
教室に入ってきた先生は、身長も180ほどあり、いかにもスポーツができそうな男の先生で、他の授業と同じように自己紹介の後、授業の進め方などの説明をされていましたが、突然「おい!そこのメガネ!」という怒鳴り声が教室に響きました。先生の方を見ると、なんだか私の方をにらんでいるようでしたが、何も悪いことはしていないはずなので自分ではないと思い、周りにメガネをかけている子がいないかキョロキョロしていると、もう一度「お前やお前!そのメガネのお前や!」と怒鳴ってこっちに近づいてきました。
目の前に来たその先生に「おい!立てっ!」と言われたので、よくわからないけれど立ち上がった瞬間に、胸ぐらをつかまれ、教室の後ろの壁までその状態で壁ドンされ、そのまま廊下に連れていかれました。なんでこの先生はこんなにもブチ切れているのか、まったくわからなかったのですが、胸ぐらをつかんだまま「お前、さっきよそ見しとったやろ!」と怒鳴られました。「ああ、そういえばちょっと窓の外のグランドの方を見てたかな」とそのとき気づきましたが、それにしても「なんでそれだけのことで、ここまでされなあかんねん」と思いながら「ちょっと窓の外を見ていました」と返事をすると、「メガネとれ~!」と叫び始めたのでしかたなくメガネをはずすと、その瞬間プロレスラーの蝶野選手のようなビンタがとんできました(笑)。
その後教室に戻されましたが、みんな何がおこったのかわからなかったのでしょう、静まり返った状態でした。だってやられた私ですら何が起こったのか理解できなっかのですから(^_^;) 授業が終わってからクラスのみんなが集まってきて「いったい、何があったん?」と聞いてきましたが「いやいや、ようわからんねん。ちょっとよそ見しとったら、いきなりブチ切れてきて、ビンタされたんや。なんやねん、あの教師」と答えるしかなく、私がビンタされたのが廊下でしたので、他のクラスの子もこの事件の現場を見ていたそうで(あんな大声で怒鳴っていたら聞こえますよね)、その日のうちに学年全体に「あの保健の先生めっちゃ怖いらしいで。メガネの子がしばかれたらしい」という話が広まりました。
それから私のクラスはもちろん、他のクラスでも保健体育の授業はシーンと静まり返っていて、居眠りや私語はもちろん誰一人なかったです。その先生の「ぶちかまし」が成功したんですね。最初の授業で見せしめに、ちょっと調子の乗ってそうな生徒をガツンと怒ることで「この先生は怒らせたらヤバい。」という印象を植え付けたかったのでしょう。そりゃ先生はそれで気持ちよく授業ができたかもしれませんが、その見せしめに選ばれた私はたまったもんじゃないですよね(怒)。
中学校時代にさんざん先生の理不尽さに失望と絶望していた私は、この事件でさらに先生に対して敵対心を持つようになりました。これっぽっちも、よそ見していて悪かったとは思えなく、ただ先生の都合のいい道具として扱われたのだという怒りしか残らなかったです。結局高校生活は楽しく過ごせましたが、先生たちとは3年間うまくいかず、特に3年生のときには先生との対立がひどくなりました(どの先生に対しても不信感しかありませんでした)。
結局こういった「ぶちかまし」作戦は、その先生は気持ちよく授業ができるでしょうが、いい方法ではありません。というのも、緊張状態を保ったまま何時間も授業を受けることなんて普通の人間はできませんので、保健体育の授業で力を使い果たした生徒は、他の授業で集中力が切れて寝てしまったりします。授業にストレスを感じると、それがどこか違う場所で発散されるのです。授業が崩壊するのはよくありませんが、ほどほどの緊張感、どちらかといえばリラックスしている状態で授業を受けるのがベストではないでしょうか。まあ、そういう授業を学校でするのは、ほぼ不可能なんでしょうね。
ONE-Sでも、この点については気をつけており、いかにリラックスした状態で真面目に勉強に取り組める空気を作り出すかというところを重視しております。そう考えると私の目指している塾というのは、私が学校で経験してきたさまざまな嫌なことや非効率的なことの真逆を進んでいるように感じます。うーん、学校での嫌な経験が今役立ってるのかなー。だからといって、これまでの先生たちに感謝なんてまったくありませんが(笑)特に「おい、メガネ!」の先生だけは絶対に許しません(笑)
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