美しい大分

大分に暮らし,その美しさに気づかされ 癒される日常を、折々綴り,残してみたいと思っています。

ロートレックとベル・エポックの時代

2024年05月26日 | 美術館





フランスの貴族の家系に生まれたロートレックですが、両親の近親婚のせいか骨が弱く両足とも骨折してしまいその後成長出来なくなり小柄な大人になりました。

跡継ぎになる事なくパリに出て好きな絵を描く道を選びます。




ムーランルージュに出入りする女性たちを描き、店のポスターなどで起用され人気物になっていきます。



この4人の踊り子たちは、
それぞれが牽制し合いひどい表情です。
ロートレックは必ずしも女性たちを美しくは描かなかった様です。



この作品が、


ピカソの描いた絵のなかに掛けられています→右上の方
好きだったのですね♡→このピカソの絵は印刷物です。


この時代、石版画(リトグラフ)で広告、ポスター用に沢山の枚数の絵を作る様になりました。ロートレックのポスターは街に貼っても貼っても剥がし持ち去られる人気だったようです。









上はミュシャの作品

ヨーロッパ美術史、「ベルエポック」と呼ばれる19世紀末から第一次世界大戦勃発前までのパリでの、華やかで美しき良き時代ミュシャ他多くの作品も多数展示されています。
















上の踊り子で有名なドガのリトグラフは
モンマルトル周辺の下層の女性たちの、リアルな姿を描き、
鑑賞するに気が滅入る心持ちになって…


そうした後、






この姿を観るのは、ドガの絵との落差にホッとしたり又言いようのないものを感じたりもしました。







館内に置かれたミュシャのポスター
ガラスの外は緑が眩しい季節です。


大分市美術館では、数年前に大ミュシャ展を開催しています。
今回作品は少ないですが、再びミュシャに触れ、やっぱり美しいし上手いなあと感じるところでした。








『ロートレックと
ベル・エポックの巴里ー1900年』

☆大分市美術館
☆6/9(日)まで
 
     この展示会では嬉しい写真OK







コメント (2)
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