美しい大分

大分に暮らし,その美しさに気づかされ 癒される日常を、折々綴り,残してみたいと思っています。

別府市公会堂

2023年11月08日 | 美しい大分




素敵な場所を訪れました。

誘ってもらって別府市民劇場の集まりに参加したのですが、その催がここ別府市公会堂でありました。


別府市公会堂は、
別府市制施行初代市長の発案により、
昭和3年に建設されました。
設計は、後に東京大阪の各中央郵便局などのモダニズム建築の傑作を残した吉田鉄郎。

以来、戦禍もくぐり抜け、何度か改修もされつつ平成28年2月に耐震補強、バリアフリー化などとともに昭和初期の空間が再現されたそうです。


さて、

本来、公会堂には建物正面に見上げる石段を登って入場します。



玄関を入るとそこは2階です。
鉄の曲線や直線で装飾された大きい扉が出迎えてくれます。



その扉の脇のブルータイルが目につききれいでした。





中に入ると2階広間(通路の役割が多いかと…)
アーチ型の天井に、左右、黒い扉、デザインされた照明が調和しています。



こちらは3階広間。
向こうに美しいブルーの光が見えています。楽しみです。
又、天井から下がる照明は星⭐️をモチーフににした不思議な形ですが、
この建物には星を形どった装飾がいくつかありました。




3階広間の左手にある第2会議室。
土足禁止!大切に保たれています。
やはり独特なデザインの照明が下がっていて、


正面の黒い石の暖炉は大理石か。




そう、先ほどのブルーの光は


窓に取り付けられた大型のステンドグラスです。…そう言えばここも星が光っています。




こちらは1階部分の広間で、シンプルなデザインです。

この左手に事務室がありさらにその先は、
本来なら、窓があるかと思われますが、実は先程登った石の階段の裏手部分。



別府市公会堂は、「公会堂」と呼ばれたり
「中央公民館」であったり、「市民会館」であったり…。
その訳がわかりました。別府市公会堂は
1階が中央公民館 2.3階が市民会館だったのです。

1階には、建物の脇に、まるで勝手口の様相の入り口から入ることができます。
中央公民館に講座室と呼ばれる広い部屋、研修室や料理室なとがあります。
2階3階の市民会館はバルコニー席を含む407席の大ホールでした。







創建当時の写真。
スエーデン、ストックホルムの市庁舎に影響を受けての設計と言われていますが、



今のアーチ

復元された正面玄関の5連アーチがこの建物の姿を引き立てています。



実は、十数年以上も前になるか?…
古楽器の演奏会で2度ここを訪れました。
古楽器に、似つかわしいと言うか、当時は本当に古い古い建物だった記憶です。

復元された公会堂は見どころいっぱい。

「アールデコ」っぽいデザインなのではないかと、私は勝手に思い楽しみました。


こんな古い、人々に親しまれた建築物が、守られて残されていくことはとても嬉しいことです。

新しいものも良いですが、
古くなり取り壊す事と同時に、守り残していく事も考えて行ってほしいですね。


戦時中、屋上に空襲警報用サイレンが設置されていました。

今は、屋根から下ろされ
公会堂前南寄りの植え込みの間に置かれています。


大きいです。


今日も秋空の良いお天気。
公会堂前の楠の大木の緑が空に映え
植え込みの中に唯一、蔦の葉が真っ赤でした。






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大分県央空港

2023年11月07日 | 美しい大分


用作公園に向かう前に、割と近くにある
大分県央空港に立ち寄りました。

期待して嬉しかったのですが、




到着するも、人影も無く
建物に自由に入れましたが、



窓の外に、飛行機もヘリコプターもいない
ただただ静かな滑走路だけでした。








あえて、説明してくれる方もなく、




往時の、
平松知事の石碑がやけに大きかったです。

もちろん何人か人が詰めているようでしたが、空港は今も活用されているのかなあ





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♡用作公園(ゆうじやくこうえん)

2023年11月06日 | 美しい大分

豊後大野市朝地にある用作公園は昔から紅葉で有名な所でした。
草深い(🙇‍♀️)地のように思える場所に
何処となく趣のある「紅葉の名所」という認識はありました。







駐車場からまだ紅葉の気配もない坂道を下って行き
池のほとりに出ます。心字池というのだそうです。

すると、





何ということでしょう!!

午後の陽を受けて鮮やかに湖面に映る紅葉

どこもここも青々とした楓の森だったので、感動が大きかったです。









用作公園は、
江戸期岡藩主中川氏から家老に与えられ別荘地となりました。全山に楓と松を植え、心字池と丹字池を掘り書院造の屋敷を構えた場所だそうです。





これも、






丹治池への道も






丹治池の周りも。

丹治池には水はなく、カキツバタの咲く八つ橋のような雰囲気でした。はっきり確認した訳ではないです🙇‍♀️。







これも






この、ライトアップの為の設備。周りもみんな楓、モミジの木です。
でも、どれもまだあおい。

見頃ともなれば山全体が赤や柿色に色づくのでしょうか?。



いにしえ、江戸の終わり近くでは
この地を、頼山陽、田能村竹田ら、多くの文人墨客らが岡藩の表玄関としておとずれていたそうです。
学問に、絵画に刺激を与えてくれる場所でもあったんですねぇ。



公園はずっと、落ち葉が散り敷き、ゆるやかな起伏を石段が結ぶ素敵な場所でした。








見上げれば、秋の青空と色づき始めたモミジで。👍きれいでした。

             (11月2日)







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モザイク模様のテーブルランナー(ポジャギ)と、俳画展

2023年11月05日 | 縫い物



ランダムな三角を繋いだ台形模様を、6枚繋げてテーブルランナーに仕立てました。





モザイク模様は緑🟢の糸で巻きかがり
気に入っています(実は青、白、でかがっている場所もあるのですが)。
この色合いを引き立ててくれる縁布にこだわって厳選。結果、表と裏は別布。全て巻きかがりして少々苦労しました。





仕上げて広げてみると
思った程の出来栄えで無く…
縁布がどうも広かったみたい。

そこで、引き締めるために
三つ目サンチムをしてみました。





表のサンチムと裏の針目。表と裏の布の色が微妙に違うのがわかるかしら?。



縦70、横26のサイズで出来上がりです。




先日、知り合いの俳画展に行って来ました。





零余子(むかご)の絵を描いています。
ずっと続けていてむかごに愛情を感じます。





生き生きとしたコスモスと、
こすずめたちがかわいく。





先生の作品です。
あおい葡萄が素晴らしく、
添えられた詩に覚えありで、


遠い昔歌った
「野菊」の歌詞でした。

🎶遠い山から吹いてくる
 小寒い風にゆれながら
 気高く清くにおう花
 綺麗な野ぎくうす紫よ

 秋の日差しをあびて飛ぶ
 トンボをかろく休ませて
 しずかに咲いた野辺の花
 優しい野ぎくうす紫よ🎵

丁度、今の季節の歌ですね。

好きだったなあー
今でも大好き♡。






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