「健康」と「死」

↑はすの池にたたずむ孤高の白鷺（ゴルフ場にて）


友人から面白い考え方を聞いたので
今日のサブジェクトは死に方についてです。

「自分なんかいつ死んでもいい」と
すねたようなことを言う人がいますが

「生きとし生きるものは皆　遅かれ早かれ死ぬ」
のであります。

運動をしたり
お酒や煙草を控えたり
食べ物に気をつけたり
健康に留意するのは

死期を遅めるためにだけではなく
死ぬときに
できるだけ辛い思いをしないで死にたいからだと
私は思うのです。

できれば
苦しまずにぽっくりとお気楽に死にたいと誰もが望むのかと
思うと　さにあらず

友人は

「死ぬことを知らないで　死に至りたくない」
という
意見でした。

「朝、目がさめたら自分は死んでいた」
「ふと立ちくらみしたら　自分は死んでいた」
「ゴルフでティーショットしたとたん　自分は死んでいた」
など

死ぬ寸前まで自分は死ぬと思っていない突然の死は
絶対に　いやなのだそうです。

人生一度だから

例えば　シリアスな病気にかかったり
また老衰であっても

だんだん体が衰えていくさま。
　
昨日動いた手足が今日は重くなっている
痛みが増してくる
呼吸も弱弱しくなってきた
食欲もない

そうした我が命のフェイドアウトぶりを
じわじわ感じて

「ああ、自分は死に近づいて行っているのだ
そして　そろそろ覚悟しておこう」

という風に死への道程を経験しながら
逝きたいのだとか。

ふーむ
なかなか
腹のすわった考えではあります。

私なんぞは
そんな肉体も精神も苦しい痛い思いは
できるだけ避けて通りたい方なので

友人とは意見を二分にしますが。

いずれにしても
生きるということは
死というゴールに向かって行くことなのですから

残りの人生のうち
健康でいられる日をできるだけ多くすること
それが
一番の幸せであることは間違いないと思います。

皆さんはどう思われますか？

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