気になった映画『日日是好日』
茶道教室に通った約25年について記した森下典子のエッセイを映画化した人間ドラマ。
お茶の魅力に気付き、茶道を習うことで日々成長していくヒロインの姿を描く人間ドラマ。
黒木華が20歳でお茶と出会い、さまざまな体験をするヒロインの10年を演じる。
また、2018年9月に亡くなった樹木希林がヒロインの師匠となるお茶の先生を演じ、
味わい深いドラマのようです。
(画像はお借りしました)
映画は見ていませんが
友人から本をお借りして、一気に読み上げました。
(画像はお借りしました)
私も作者と同じ頃、お茶を習いました。
今ではすっかり作法も忘れていますが、本を読んでいて当時の事が思い出されます。
まだ、箪笥に強烈な色の帛紗などが眠っている。
茶道の本も、まだ本箱に…
『日日是好日』って、どんな意味なんだろう?
調べました。
日日是好日(にちにちこれこうじつ)
は、禅語のひとつ。
もともとは、唐末の禅僧雲門文偃の言葉とされ、
『雲門広録』巻中を出典とするが、一般には『碧巌録』 ... 日日是好日」は、
表面上の文字通りには「毎日毎日が素晴らしい」という意味である。
その一瞬一瞬を精一杯生きていく毎日の積み重ね。
その積み重ねがあなたの毎日を好日にしてくれるのです。
どんな状況であれ、精一杯生きたその日は好日なのです。
どんな毎日であれ、その毎日はあなたにとって二度とこないかけがえのない日なのだから。
「日日是好日」の意味は「毎日が好い(良い)日だな。」です。
でも毎日を好日にできるかどうかは、あなたの心がけ次第。
「日日是好日」はそれほど意味が深い言葉なんですね。
私の周りにも茶道の先生や、まだ茶道を習っておられる方もいます。
この歳になっても当時習った茶道を、この本を通じて
改めて、もう一度気持ちだけでもお茶に寄り添いたい気分になりました。
この本の中では、一期一会も取り上げられている。
時々私は話の中に好きな言葉『一期一会』を使うことがあります。
これも、茶道の中の意味合いからきているのですね~
一期一会(いちご‐いちえ)
一期一会の語源は、「茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものと心得て、
主客ともに互いに誠意を尽くせ」といった、茶会の心得からである。
利休の弟子「宗ニ」の『山上宗ニ記』に「一期に一度の会」とあり、
転じて、一生に一度しかない出会い。
一生に一度かぎりであること。
興味のある読書の時間も、自分で作らないと出来ません。
久しぶりに、読書の時間を味わえることが出来ました。
今回は、運よく読みたい本に出合えてよかった。
~感謝 ~