どうもこんばんは!
いや~、そうですか。ですよね。あたくしも思います。
そうそう、うちのストーブのフィルターはなんだかおかしいです。
皆様ね、新しいカレンダーばかりにきゃっきゃっきゃっきゃ言ってね。まだ3月でしょう!まったくねえ~。
この3月の卒業妄想の5つや6つもしないでウカウカしてられますか?
ねえ、してられませぬよね?
はい、じゃあ妄想します。
もう、お別れなのかと思うとなんだか、急に今までの思い出が、セピア色になってくようなそんな気がした。ひとりぼーっと、色々と考える。
けれど、目の前の賑やかな光景が私を今に連れ戻した。
「今日で最後の礼拝か~。」
「お前一回もちゃんと聞いてたこと無かったやろ~。」
「礼拝、俺好きやってん。」
「まるは、よう~飽きずに聞いとったな。」
「なんか一時期、マリア様の絵を教科書に落書きしてたよね~。」
「ちょ、お前~!それは言うなや~。」
「どうせ今日で最後だし、暴露大会にしちゃおうよ~!」
「それええなあ~。」
「いや~、でも今日のすばるすっごかったな~。」
「ええ?何が?普通やん。」
「賛美歌の時、ビブラート効かせすぎやったわ~。」
「むっちゃ上手かったけどね。」
「いやいや、最後やから…あのー…なそれくらいせんと!」
「いや、それにしても、めっちゃ目立ってたで。」
「ええやん、目立ったほうが!」
「ハハハ…」
くっだらないことが、めっちゃ楽しかった。
シャーペンが床に落ちただけでも、まるは たいそうな踊りをしながらそれを拾ったし、それにすばるも乗っかった。
ひたすらに眠るたっちょんの耳にどっくんと、ひなちゃんと一緒に花びらを詰め込もうとしたこともあった。あ、これは未遂に終わったけど。
きみくんと一緒に放課後の教室でただひたすらに、黒板に落書きしまくったこともあった。後日反省文10枚。
でも、もちろん楽しい事ばかりじゃなかった。
些細な事でぶつかり合ったこともあった。お互いに皆、気を遣いあってアホみたいに意地張って。結局ヒナの一声で、元通りになったけれど。
・・・それから転校する博貴を駅まで見送りに行った帰り道、泣きながらカラオケで大熱唱会。
振り返れば、ありきたりに誰にも出来ないあたし達だけの、青春をしてたみたい。
中途半端な時期に転校してきたあたしのことをすんなり受け入れてくれた彼ら。
「何、お前しんみりしてんねん。寂しいんやったら、言えや。」
「お、よこカッコイイ!」
「いやいや、お前が寂しかったら、まるが最上級に体力使って、最高の卒業ダンスする、ゆうてるから。」
「ゴメン、みんなありがとう、あたし!さみしい!」
「わざとらしい小芝居いらんわ!」
「べさめむーーっちょ!」
「まるもやらんで、ええねん。事故るから!」
「はあー、オモロイなあ。皆。」
「たっはははは。」
「なあ、さっきゆうてた暴露大会やろうや!」
「え~、なんかすばる、ろくなこといわなさそう~。」
「ちゃんとした暴露を俺はするつもりやで!」
「はいはい。」
「実はな~、俺な~。書道はじめてん。」
「へえ~。」
「「・・・。」」
「え?今のまるのは、暴露なん・・・?」
「そうやで。」
「いやいや、今のはちゃうやろ。」
「暴露ちゃうくて報告やん。」
「しかも俺ふっつうに”へえ~”って相槌打ってもうたやん。」
「むふふ…。(まるちゃんおもろいわ~)」
「俺な、」
『ちょっとそこの子たち~。手伝ってくださる~?』
「「はーい!」」
シスターさんが私達に声を掛ける。
広い礼拝堂のカーテンを閉めるのに、手が必要らしかった。
「おし、じゃんけんや。」
「皆でやろーや。」
「めんどい。上の方のカーテンは階段のぼらなアカンやん。」
「ほな、それはジャンケン負けたやつが行ったらええやん。」
「よっしゃ、ほな…。」
「「じゃんけん、ほいっ!」」
「・・・。」
「ぶっさいくやな~、今の顔。」
「もう、負けました負けました。分かりました行きますよ、行けばいいんでしょ。」
「ほい、はよ行け~」
「急げよ、これ終わったら大倉んちでパーティーやで。」
「はいはい。」
少し駆け足で、階段を登る。2階のカーテンを閉めようと、手を掛けたその時。
「おい!」
「え…?」
柵から少し上半身を乗りだして下を見る。
皆がこっちを向いていた。すぐそっちに戻るのに。
「なにー?」
「暴露大会!」
「なんだかんだ言ってな、コイツら皆お前んこと好きみたいやで~。」
「いや、お前もやろ。」
「うわー、うれしい、ありがとう。」
「なんやねん、その棒読み。」
「こんな男前達が、好きゆうてるんやから、もっとなー…片乳出すくらいはせんと…」
「っ、なんでやねんな!」
「ええやん、おっぱい~。」
「んふふ…」
「あー、もうここまで来て下ネタかい。ま、それはそれで貴方方らしくてよろしい。」
そういってあたしは、勢いよくカーテンをしめた。と、同時に綺麗な鐘の音が鳴り響いた。
「うわ~、ナイスタイミング!」
「なんかやっぱ、俺らすごいなあ~。最高やわ~。」
「あ、そうや。言い忘れてた、明日な、東京から内 遊びに来るって、ゆうてた!」
「おお!全員集合やな!」
「よっしゃ、ほな大倉ちに直行や~!」
満開の桜の木の下を通り抜けて…なんてロマンチックなことは出来ないけれど、あたしたちは、まだまだ葉っぱのまばらないちょうの木の下を、もうこんな風に制服であるくこともできないだろうから、慎重にわしゃわしゃしながら、微笑むマリア様に大きく手を振って、校門を出たー…。
end?
~おまけ~
「あー!お前ら…いつから!」
「うお、手つないでるー!」
「いつからや、いつからや!」
「・・・運動会の後から。」
「え?結構長いやん、それ。」
「半年以上…!」
「そうやったんや。」
「ひゅ~、ひゅ~!」
「お前ら、うるさいわ。」
end!!
という事で、ベタな青春妄想してみました。
では、おやすみなさーいっ!
いや~、そうですか。ですよね。あたくしも思います。
そうそう、うちのストーブのフィルターはなんだかおかしいです。
皆様ね、新しいカレンダーばかりにきゃっきゃっきゃっきゃ言ってね。まだ3月でしょう!まったくねえ~。
この3月の卒業妄想の5つや6つもしないでウカウカしてられますか?
ねえ、してられませぬよね?
はい、じゃあ妄想します。
もう、お別れなのかと思うとなんだか、急に今までの思い出が、セピア色になってくようなそんな気がした。ひとりぼーっと、色々と考える。
けれど、目の前の賑やかな光景が私を今に連れ戻した。
「今日で最後の礼拝か~。」
「お前一回もちゃんと聞いてたこと無かったやろ~。」
「礼拝、俺好きやってん。」
「まるは、よう~飽きずに聞いとったな。」
「なんか一時期、マリア様の絵を教科書に落書きしてたよね~。」
「ちょ、お前~!それは言うなや~。」
「どうせ今日で最後だし、暴露大会にしちゃおうよ~!」
「それええなあ~。」
「いや~、でも今日のすばるすっごかったな~。」
「ええ?何が?普通やん。」
「賛美歌の時、ビブラート効かせすぎやったわ~。」
「むっちゃ上手かったけどね。」
「いやいや、最後やから…あのー…なそれくらいせんと!」
「いや、それにしても、めっちゃ目立ってたで。」
「ええやん、目立ったほうが!」
「ハハハ…」
くっだらないことが、めっちゃ楽しかった。
シャーペンが床に落ちただけでも、まるは たいそうな踊りをしながらそれを拾ったし、それにすばるも乗っかった。
ひたすらに眠るたっちょんの耳にどっくんと、ひなちゃんと一緒に花びらを詰め込もうとしたこともあった。あ、これは未遂に終わったけど。
きみくんと一緒に放課後の教室でただひたすらに、黒板に落書きしまくったこともあった。後日反省文10枚。
でも、もちろん楽しい事ばかりじゃなかった。
些細な事でぶつかり合ったこともあった。お互いに皆、気を遣いあってアホみたいに意地張って。結局ヒナの一声で、元通りになったけれど。
・・・それから転校する博貴を駅まで見送りに行った帰り道、泣きながらカラオケで大熱唱会。
振り返れば、ありきたりに誰にも出来ないあたし達だけの、青春をしてたみたい。
中途半端な時期に転校してきたあたしのことをすんなり受け入れてくれた彼ら。
「何、お前しんみりしてんねん。寂しいんやったら、言えや。」
「お、よこカッコイイ!」
「いやいや、お前が寂しかったら、まるが最上級に体力使って、最高の卒業ダンスする、ゆうてるから。」
「ゴメン、みんなありがとう、あたし!さみしい!」
「わざとらしい小芝居いらんわ!」
「べさめむーーっちょ!」
「まるもやらんで、ええねん。事故るから!」
「はあー、オモロイなあ。皆。」
「たっはははは。」
「なあ、さっきゆうてた暴露大会やろうや!」
「え~、なんかすばる、ろくなこといわなさそう~。」
「ちゃんとした暴露を俺はするつもりやで!」
「はいはい。」
「実はな~、俺な~。書道はじめてん。」
「へえ~。」
「「・・・。」」
「え?今のまるのは、暴露なん・・・?」
「そうやで。」
「いやいや、今のはちゃうやろ。」
「暴露ちゃうくて報告やん。」
「しかも俺ふっつうに”へえ~”って相槌打ってもうたやん。」
「むふふ…。(まるちゃんおもろいわ~)」
「俺な、」
『ちょっとそこの子たち~。手伝ってくださる~?』
「「はーい!」」
シスターさんが私達に声を掛ける。
広い礼拝堂のカーテンを閉めるのに、手が必要らしかった。
「おし、じゃんけんや。」
「皆でやろーや。」
「めんどい。上の方のカーテンは階段のぼらなアカンやん。」
「ほな、それはジャンケン負けたやつが行ったらええやん。」
「よっしゃ、ほな…。」
「「じゃんけん、ほいっ!」」
「・・・。」
「ぶっさいくやな~、今の顔。」
「もう、負けました負けました。分かりました行きますよ、行けばいいんでしょ。」
「ほい、はよ行け~」
「急げよ、これ終わったら大倉んちでパーティーやで。」
「はいはい。」
少し駆け足で、階段を登る。2階のカーテンを閉めようと、手を掛けたその時。
「おい!」
「え…?」
柵から少し上半身を乗りだして下を見る。
皆がこっちを向いていた。すぐそっちに戻るのに。
「なにー?」
「暴露大会!」
「なんだかんだ言ってな、コイツら皆お前んこと好きみたいやで~。」
「いや、お前もやろ。」
「うわー、うれしい、ありがとう。」
「なんやねん、その棒読み。」
「こんな男前達が、好きゆうてるんやから、もっとなー…片乳出すくらいはせんと…」
「っ、なんでやねんな!」
「ええやん、おっぱい~。」
「んふふ…」
「あー、もうここまで来て下ネタかい。ま、それはそれで貴方方らしくてよろしい。」
そういってあたしは、勢いよくカーテンをしめた。と、同時に綺麗な鐘の音が鳴り響いた。
「うわ~、ナイスタイミング!」
「なんかやっぱ、俺らすごいなあ~。最高やわ~。」
「あ、そうや。言い忘れてた、明日な、東京から内 遊びに来るって、ゆうてた!」
「おお!全員集合やな!」
「よっしゃ、ほな大倉ちに直行や~!」
満開の桜の木の下を通り抜けて…なんてロマンチックなことは出来ないけれど、あたしたちは、まだまだ葉っぱのまばらないちょうの木の下を、もうこんな風に制服であるくこともできないだろうから、慎重にわしゃわしゃしながら、微笑むマリア様に大きく手を振って、校門を出たー…。
end?
~おまけ~
「あー!お前ら…いつから!」
「うお、手つないでるー!」
「いつからや、いつからや!」
「・・・運動会の後から。」
「え?結構長いやん、それ。」
「半年以上…!」
「そうやったんや。」
「ひゅ~、ひゅ~!」
「お前ら、うるさいわ。」
end!!
という事で、ベタな青春妄想してみました。
では、おやすみなさーいっ!