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AmBitiousも応援中!真弓のタケ垣にタケ立て掛けたのはタケ立て掛けたかったからタケ立て掛けたのです。

3月21日 カゴツルベレポ でありんす。

2009-03-22 16:35:57 | NaNaによるレポ
今日も、白亜さんによるカゴツルベレポをお送りいたします。

ここからは、狂気的な章ちゃんの演技が目白押しです。



以下、仕掛けの報告をお知りになりたくない方は、お帰りになってくださいな。








満月の夜ー…

廓の遊女によるダンスコーナー。

かと思いきや、ちょこんと端っこに座っておられる次郎左衛門。

此方は、廓内の宴の様子でありやんした。

遊女達に、お金をばら撒く次郎左衛門。

最初のお衣装より豪華で、青地に金のきらきらが入っているような羽織ものをお召しになっておられました。(う~ん、それにしても、それにしても、ちっちゃい!確実にあちきより小さそうでありんすー…)

そして、妖刀の力に操られるようにしてー…
3ヶ月で1000両を吉原兵庫屋で使い切った次郎左衛門。


しかし、こんな調子で遊びにお金を使っていった為に、絹屋の経営状況は悪化…。

周りからの忠告により、次郎左衛門は、八ツ橋に別れを切り出すことになりまして…。
(このときに、八つ橋には間男が居る事を知らされる次郎左衛門。)


その間に、遊郭内では、八ツ橋とその間男である栄之丞(西岡さん)が廓から逃げ出そうとするものの、お辰に見つかり、未遂に…。そしてその場で、栄之丞は虚しく天へと飛び立ってしまうのでありやんした…。


そうして、哀しみに打ちひしがれる八ツ橋のもとに、何も知らぬ次郎左衛門がー…。


その場で、次郎左衛門に身請けを申し込む八ツ橋。別れを告げに告げぬ状況へと一変してしまった次郎左衛門。(困惑した章ちゃんの表情が、素敵でした。)


しかしもう一銭も手元にない次郎左衛門は、身請けの1000両をどうにかして、用意しようと考え、次郎左衛門を吉原に誘った文左衛門にお金を借りるので御座いやした。(此れにより文左衛門とは縁切りされる)


どうにかして、1000両を用意した次郎左衛門。


無事に八ツ橋を身請け出来るだけのお金を手に入れたので、急いで兵庫屋へと足を運びます。自ら次郎左衛門に身請けを頼んだ八ツ橋からのお返事は、素敵なものでは御座いませんでした。

金の切れ目は縁の切れ目、といわんばかりに、強気な八ツ橋。


「1000両?あちきは吉原一の花魁八ツ橋。たった1000両、2000両で見請けをされるなら、死んじまったほうがマシー…。」


艶やかで、艶かしい、それでいて少し気取ったような口調で、廓内を驚かせる発言をした八ツ橋なのでありんす。

この発言に対して、次郎左衛門はこうしゃがれた声で言うのでありやんした。


「花魁、そりゃ…あんまり、袖、なかろうぜ…」


様々な気持ちを抱えたまま、次郎左衛門は、その場を立ち去ります。


さあさ、此処からが見物でありやんす。

いつものやうに妖刀に見入る次郎左衛門。するとまた、カゴツルベの化身が…。

取り憑かれた次郎左衛門は、化身の言いなりにー…。

全ては八ツ橋を助けるため、と非合法なやり方を思いつき、カゴツルベを手に吉原へ。
(このときの章ちゃんの表情…この世の果ての先を見つめるやうな、狂った表情で御座いやしたー…)


「今宵は冷えるなあ、」


と掠れた声でぽつりと呟く次郎左衛門。このとき、しゅっと片方の肩を出しておられました。
出された片方の肩(右肩)をはびこる痣。(と、章ちゃんの良い筋肉、それから短めの腕…)



妖刀片手に吉原へ行きました所、当然逃げ惑う人々。
御構い無しに、容赦なく人々を斬り進む次郎左衛門。


狂気的な愛に操られるかのようにして、斬る、斬る、斬る、斬る、斬る。
お辰から、花魁たちから、町人からー…全ての人々をとにかく斬りまくる次郎左衛門。
途中で、両方の肩とも出されて、なんとも艶かしい御様子の次郎左衛門。



斬りに斬って、荒い息のまま、ぼたん雪の降る中を彷徨う次郎左衛門。


「有難う・・・此れでもう主さんのものでありんすよ…」
と、最後まで吉原一の花魁八ツ橋で在り続けた彼女。

次郎左衛門は、愛してやまない花魁八ツ橋までもを赤で染めてー…。



泣き崩れて、止めようとするお市と冶六。

「斬ってくれ・・・」 と、座り込み、泣き縋り、冶六に頼む次郎左衛門。

「へい・・・」 と、若旦那の言ふ事ならば、全て聞き入れる冶六。



降り注ぐ真っ白な雪の中。



「カゴツルベは、よく、切れるなあ・・・」



乾いた声で、呟き、次郎左衛門は雪景色に一体したので御座いました。









これにて、物語の方は終わりに御座います…。

この後2回のカーテンコールの後に終演となりました。


以下は、個人的な意見を書きます。

最後の方の情景では、冶六に縋る次郎左衛門の哀れな眼が印象的でありんす。あちきはこの情景でのあの眼が一番素敵に映りました。誰の所為でも無い、仕方の無かった報われる事の無かった、無条件の愛ー…。

各々の想いだとか、こういう一か八かの世界だとか、色々と考える事は御座います。

死ぬか、生きるか、愛すか、切るか…。
ほほほ、非常にむつかしいでありんす。

全体の意見と致しましては、非常に非常に幸運な事に、このやうな作品に触れる事が出来て良かったといふ風に思っております。

規模は掛け離れておりますが、演技をする者として参考になる部分、見習いたい部分が沢山ありやんした。

ええ、我ながら今回のレポは良い出来になったと自負しております。
ご覧になってくださった皆々様に少しでも様子が伝わればこれ幸いで御座います。

随所の表現方法などは、全てあちきから溢れ出たものです。

どうぞ、可愛がってやってくださいまし…。







追記で御意見に関する御返事でありんす。




優奈さんへ。

あのときの計算は母が手伝ってくれたので、ね。出来たのですよ~。


結構ヤバいですよ、やすつるべ…お楽しみに。

生まれてはじめてな、感情を味わわせる事が出来る人だなんてー…すごいですよね、関ジャニ∞!



ウメコさんへ。

カゴツルベ…は、かなりの痛い出費ですがね~。
母は、今が今までの人生の中で一番楽しそうなので、まあよしとしましょう!笑

夏ですね!是非是非お待ちしております。 はあー、夏が待ち遠しい!



那智ちゃんへ。

シーン的には、素敵なシーンでしたのでアイドルKissでも満足でしたよ!

章ちゃんがはふはふしているような姿も、見ることが出来たので、素敵でした。


とまとさんへ。

腰つきは鋭くっていい感じでしたよ。 擬態音をつけるなら、しゃりしゅわんっ!ですかね。

第二部に関しては筋肉がポイントでした。 浮き出た血管や、無関心そうなちきびーむなどなど、様々な視点で見ることが出来ました。(危ない視点なんぞ、御座いませぬよ!そりゃあ、も、もちろん…)





御意見有難う御座いやした。
非常に悦ばしく思っております。

ほおー、マラカスって楽しいなあー!