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私の好きを貫きたい ~俺節6月9日 その3~

2017-06-10 21:33:02 | 母によるレポ
粗削りだけれど瑞々しい青年の夢を、熱い演歌の節に乗せて綴った「俺節」

建前なんて存在しない本音だけでぶつかるコージの姿に涙しました。

みれん横丁はノスタルジーのかたまり。

登場人物が生きて来た過去、離れている故郷、見果てぬ夢、色んな思いが小石の如く転がっている横丁。

初めて訪れたのに懐かしさを感じるのは、そのどこかにシンパシーを抱くからかもしれません。



続きに書きます。





テレサとお別れする前夜。

最初は役立たずのコージでしたが、熱い告白の後でもう一度二人で横たわっていますよね。

あれって!?心身ともに思いは交わされたって解釈していいんですよね?

あのまま添い寝って事は無かったんですよね?


テレサが昨日の事は思い出にって話しているから、そういう事ですよね?


テレサが家を出る時にコージのおでこにキスをしていました。

あえての「おでこ」

ここが好きです。

私の愛しいBABYちゃんって感じで、とてもいいです。


ぶっちゃけ、ジャニーズのアイドルが主演ですから、舞台でチュウチュウ出来ないんでしょうけれど。

きっとこれまでも、お休みのチュウとか、いってらっしゃいのチュウは「おでこ」にしていたんじゃないかと想像しました。





テレサと別れて、ひじり橋STUDIOでナホ先生のレッスンを受けるコージ。

標準語で話し、麻のスーツを着ています。

訛りとばっちゃんのスーツを捨ててしまったのか・・・と思いましたが、あの変化はコージの覚悟の表現でしたね。

ナホ先生のコミカルな演技は笑いを誘いました。

「オメガトライブみたーーーい

という台詞があるのですが、オメガトライブ状態のコージはめっちゃカッコイイですね。

ふわっと現役のアイドルが隠せない瞬間でもありました。



標準語で話しても麻のスーツを着ても、コージはコージで真っ直ぐなままでした。

引越屋さんの社長さんとの会食の時も、思わず本音が爆発しちゃうんです。

世の中には本音と建前があるのよ!と説教したくもなりますが、自分のカッコ悪いスタイルを貫き通す姿が実はとてつもなくカッコイイんですよね。



離れていたオキナワとみれん横丁で再会した時。

コージは泣いていて、鼻水も出ていました。

切ない表情がなんとも素晴らしい。

見ている時は、なんて切ない!と思っていますが、こうして思い返すとスゴイなと改めて感動します。


アイドルの前座として登場するコージ。

星影のワルツを歌うけれど、罵声を浴びてステージで縮こまってしまう。

ありがとうございました、と言えずに「どうもすいませんでした。」とお辞儀をするコージ。


今にも泣きそうなコージの姿が頭から離れません。

思い出すと泣きそうです。



出国前にテレサが会場に現れて状況は一変します。

ここからが物語りのクライマックスで、非常に熱く素晴らしかったです。


歌えないコージに向かってテレサが思いを告げる場面。

耳を傾けるコージの眦(まなじり)からは一筋の涙がつつーーーっと流れ落ちていました。

綺麗な涙でした。


コージとテレサが言葉にならない気持ちを叫び合う場面。

泣ける・・・胸に迫って来ます、二人の気持ちに押しつぶされそうになります。


オキナワからギターを預かり、一人で歌うコージ。

どしゃ降りの中で歌うコージ。

舞台上ですが、本当にどしゃ降り、驚く程のどしゃ降り。

マイクの音がプチっプチっと雑音を立てる位にどしゃ降りです。


痺れるカッコよさ。

コージ、お前はカッコイイぜ!

と、声を掛けたい位ですが実際は泣いています。とめどなく溢れる涙を抑えることなど出来ません。


自作の歌を歌うコージの背中を見守るオキナワの目にも涙が光っていました。

オキナワ、良い顔してました。

優しい温かい表情でじっと見つめていました。

原画展を見ると、オキナワの抱える過去も壮絶でした。舞台ではオキナワの過去を描く場面はありませんでしたが、そこも鑑みるとオキナワのコージへの思いやりとか優しさにも泣く事しか出来ません。


どしゃ降りの歌唱シーンは圧巻です!


章大君、すごい。

あれだけの演技をするのだから、そりゃあ痩せてしまうわ。

あの場面を見てすぐに言葉にする事は出来ないもの。

舞台が終わっても「あー・・・」しか出てこないし。



翌日の新聞にコージの事は取り上げられないんですね。

現実の厳しさを痛感しますね。

世の中は厳しい。


でも、みれん横丁の人達は優しい。

東京で帰る場所があって良かったね、コージ。




9日のカーテンコールでは「みれん横丁のテーマ」をキャストの方々が笑顔で歌っていました。

会場の拍手は自然とリズムを取って手拍子に変わって行きました。


すごい。

すごい一体感。

カーテンコールでこんなに泣いてしまうとは予想外でした。


出来たら一緒に歌いたいです!!

サントラ盤とか発売していただけると有難いですね。

一緒に歌えますから、至急お願いしたいと思います。


それから、

舞台と同じキャストで連続ドラマを放送して欲しい。

TBSさん、よろしくお願いいたします。







俺節、最高の舞台です\(^o^)/




縁は異なもの味なもの ~俺節6月9日 その2~

2017-06-10 00:38:44 | 母によるレポ


みなさま、ごきげんよう。

一言言ってもよろしいかしら?

お隣のご婦人がスマホの電源を切っていませんでした。

開演前にアナウンスがあったと記憶していますけども。

で!そのスマホを膝の上に出しておいて、数分おきにケースを開くんです。時間を確認しているのか、何をしているのかまでは分かりませんが、客席は暗いので、数分おきに開かれるスマホの画面の光量がチラチラと視界に入りました。


おら、嫌んだ。


電源さ

切ってけろ!!



それだけではありません(>_<)

ご婦人のランチメニューはガーリックたっぷりだったのが直ぐに分かりました。


鼻が曲がる!!


スマホの電源はマナー違反ですけども、ランチの匂いに関しては難しい所ですね。

少なくとも私は観劇前にガーリックを摂取しないでおこうと心に誓いました。


感想の続きです。




パンフレットのプロデューサーの方のページを読むと、俺節の企画は5年前にスタートしていたそうです。

5年前だとTBSで夜行観覧車を放送した年です。

ドラマの制作と舞台の制作はスタッフさんが違うと思いますが、あの頃からのご縁が今回のような素晴らしい舞台に結びついたのだとしたら、喜ばしい事です!




さて、続きを。





大野と行くスナックの壁に

「麦焼酎 あんぽんたん」

って張り紙がしてありました。

誰か頼んでくれないかしらねー(*´ω`*)



コージとテレサがお互いの故郷の話をしていると、偶然にも同じような環境であったと分かる場面です。

惚れた腫れたに理由は要らないのかな~。

でも、そういった環境が生んだシンパシーが二人の愛を育む一因となったのかもしれないですね。




偶然は いやだなぁ~(はあと)



可愛いーコージ可愛い(*´ω`*)

山梨出身の橋本さんから貰った信玄餅をポーンと遠くへ放り投げるコージが可愛いです。

んだって、こん時のコージはまだ10代なんだもの。

コージが投げた信玄餅をキャッチするお仕事があったらいいのにな~。




コンテストへ出場する事になった場面。

歌い出しでオキナワにアイコンタクトをするコージ。

イケてる!なんてカッコイイ!

歌の力で豹変するコージがステキです。



舞台上では髪の毛の先からも、ポタポタと汗が落ちていました。

顔も霧吹きで水をかけたように汗が光っていました。



命くれない!!

この曲をステージ上の全員で大合唱する場面。

熱くて最高です。

鳥肌と涙が一度にやって来ます。


普段は少しへっぴり腰のコージですが、歌を歌う時はグッと腰が入って自信たっぷりで歌います。

ちょこちょこ歩くコージがドン!と地に足をつけて歌う姿は感動します。




「19の春」を歌う時、オキナワのギターのイントロを聞きながら、ふっと目を閉じて曲の世界へ入るスイッチを押すようなコージ。

緊張感が漂います。

歌で生きて行こうと思っていたコージの前にテレサという愛しい存在が表れたからなのか、コージの歌からはハングリーさが欠けてしまったのでしょうか。


その事にコージ自身は気づいてないのだけれど、テレサとオキナワは気づいていた。

そんな3人の生活には次第に波風が立ってしまいますね。

色んな事に変化が起きてしまう。


コージは一人でのデビューの話があり、悩む。

オキナワはコージの為に家を出て行こうとする。

テレサも自分がいてはコージの為にならないと行動を起こす。


それぞれが思いあっているのに、どうしてもうまくいかない。

ああ、切ない。

でも人生って、そういう事の連続でもあるしね。







「んだども」

とか

「わかりますた」


って津軽弁をコージが話すととても可愛い。


流しの需要が無くなり、世の中はカラオケ全盛期へ!

これは、まるで、ブログの需要が無くなり、ツイッターの時代へ!!

時代は流れますね、ホントに。



オキナワが家を出る時。


たった一言「へば」しか言わないコージ。

いや、それしか言えなかったのかな。

重い「へば」だったな。

オキナワが出て行って、テレサがコージを背中から抱いていました。

両手を繋いで、テレサはコージの頬へ顔を近づける。

そしてコージの首筋に顔をうずめる。

暗転していく場面でしたが、とても印象的でした。



オキナワ同様に、テレサはコージの元を離れる覚悟をしていたからこそ、あの場面があったのかな。

どうして抱かない?とコージに詰め寄る場面。

テレサの気持ちは既にあの時に固まっていたのに、コージはそれに気付けなかったんだよね。

ああ、もう不器用なんだから。



ここでコージが言いますよね。


自分のチ○○を役立たずだとかなんとか。

これって、コージにしてみれば、その後の情熱的な台詞でも分かるように、自分の不甲斐なさが悔しくて仕方が無い、やるせない所だし、テレサにしてみれば、やはり台詞の通りに気になる事もあるわけで。

切なさ極まる場面だと私は思うんです。

でも、チ○○っている言葉の面白さで会場からは笑い声が聞こえました。

・・・そんなもんですかね。


切ない一夜が明けると、更に切なくて悲しい事態になります。

テレサが自首して警察が部屋にやって来る。


自分で自分を重荷に感じて、どうしていいか分からなくなって、どうしようもない精神状態で歌う曲


「引っ越しをするなら教えてよ」


これ、大好きです。

感情をむき出しにして、でも切なくて弱弱しい、ちょっと情けないコージが歌うこの曲。

今回の舞台で一番好きな場面かもしれません。

コージ、マジでCD出してくれないかしら!!