「反響」
尾崎まこと
失われた記憶ばかりを
風に乗せ
果てしなく打ち寄せてくる
正午の空は
水色に輝く時の満ち潮
静けさの潮騒に
僕
狂ってもいいかい?
君
笑ってもいいよ
みんなそろって
泣きだしてもいいのだ
永遠を望む
地球という惑星の
渚で
地平の森と太陽と
野の花と獣たち
戦車と
少女と蝶々と
歩みを止め
自らの来し方の
ピアニシモに
耳を澄ましている
波と波の隙間から
神の朱い舌先が
ちろっと見えて
美しい母の悲鳴が
ダイヤモンドに
光ったなら
今日は
私たちの誕生日
ヤー
と呼ぶ
あの日の
反響
尾崎まこと
失われた記憶ばかりを
風に乗せ
果てしなく打ち寄せてくる
正午の空は
水色に輝く時の満ち潮
静けさの潮騒に
僕
狂ってもいいかい?
君
笑ってもいいよ
みんなそろって
泣きだしてもいいのだ
永遠を望む
地球という惑星の
渚で
地平の森と太陽と
野の花と獣たち
戦車と
少女と蝶々と
歩みを止め
自らの来し方の
ピアニシモに
耳を澄ましている
波と波の隙間から
神の朱い舌先が
ちろっと見えて
美しい母の悲鳴が
ダイヤモンドに
光ったなら
今日は
私たちの誕生日
ヤー
と呼ぶ
あの日の
反響