尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

2008年11月17日 21時03分03秒 | 詩の習作


自分という影のなかに
しゃがんだり立ったりすることが
自分というものの逃れられない運命であると
信じていた

あなたが
光源である太陽と
影だと思っているものの間に立ったとき
不意に揺らめくものがあった
ついにわかった
影ではなくて
自分は
自分に火傷している
炎であると

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする