一昨日、年に一度の「関西詩人協会」の総会があり、出席した。四度目の出席だったが、会員約320名のうち、参加者が60名ほどで、
少々寂しい会合となった。
関西詩人協会賞の発表と祝賀があった。
約百目の応募のうちお一人が決まったわけだが、選ばれなかった99名のうちの一人が僕であるわけだ。もちろん応募の段階で落選の覚悟はできたいてはずなのだが…。
運営委員会の事務報告と杉山先生の講演を除くと懇親会まで、総会の大半のこの祝賀にあてられていたので、正直閉口した。武士の情けというものが、お主にはないのか。(笑)一将功成りて万骨枯る、ということわざがあるが、わざわざ骨をさらしにでかけたような一日だった。
それでもめったに会えない、滋賀のTさんや京都のSさんとお話しできたのは楽しかった。
前回の奨励賞受賞者でもあるTさんに「詩は書いていますか」と聞くと冬眠しておりますとの答えだった。冬眠できる能力こそすごいと思い、そのまま伝えた。来る春とは再生の季節である。
八甲田山死の彷徨ではないが、僕はじっとしていると凍死しそうだ。だから、身を揺するようにして(貧乏揺すり)、毎日誰も読まない詩を書いている。
ああ寒い。春が来たらよいなあ!