家に或るレコードで一番枚数が多いのは C.Mingus 、リーダー作だけでも100枚程(ダブリ含)有ります。最初に買ったのはキングが出した1500円の United Artist Series「JAZZ PORTRAITS」でした。今思えば B.Ervin を最初に聴いたのも同じレコード。嵌るキッカケになったのが、一緒に買った Bill Evans の「Undercurrent」が良くて気に入り、彼がサイドメンとして C.Mingus の「East Coasting」に参加しているので、次に買って聴くと収録曲 "West Coast Ghost" が魅力的だったので嵌りました。これが彼のレコードを集めだすキッカケです。
三年前に「粟村政昭の CHARLES MINGUS 8選」に「私の Charles Mingus 10選」を取り上げましたが、個々のレコードは未紹介なので久しぶりに他も加えて古いものから順番に聴き直して紹介しようと思います。
Thad Jones, trumpet ; John LaPorta, clarinet, alto sax; Teo Macero, tenor, baritone sax; Jackson Wiley, cello ; Charlie Mingus, bass, piano; Clem DeRosa, drums, tambourine.
NYC, December, 1954
A1. What Is This Thing Called Love
A2. Stormy Weather
A3. Minor Intrusion
A4. Abstruction
B1. The Spur Of The Moment
B2. Four Hands
B3. Thrice Upon A Theme
本盤は Jazzical Moods Vol. 1 (Period) をA面に Jazzical Moods Vol. 2 (Period) をB面に収めた一枚です。BETHLEHEM も同じ内容のレコードを出していますが "A4. Abstruction" が収録されていないので JAZZTONE 盤を取り上げます。音質的には違いがないので、金額的にもお値打ちでジャケットも良い本盤のがお薦めだと思います。
地味目な選曲と暗い印象の演奏なので余り人気がありませんが、C.Mingus のファンなら全編にわたって彼の bass をタップリと聴く事が出来じわじわと良さが伝わってくるスルメ盤です。
"Minor Intrusion" と "Abstruction" は C.Mingus が piano を弾き代わりに J.Wiley が cell を弾くという珍しい組合せ、先の説明と矛盾していますが個人的にはお薦めの二曲になります。
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