前回の[でs]キーに続いて今回は[○R][×r]キーの機能定義について煮詰めていこうかと思います。
このブログでは初代/二代目にわたる「ペンタクラスタキーボードの基本コンセプト」の記事中においてコンセプトの練り込み具合が不十分なままではありますが、[R][r]キーの用途について触れられていました。
これは若者ことばなどで使われるル形動詞の入力・表記に対応してみようとのねらいで提案させてもらったものですが以下のように[未然・連用・終止・連体・仮定・命令]の国文法に基づく活用形のバリエーションではあまり満足のいくような派生網羅の用がなされておりません。
<当初の[○R][×r]キーの割り当て・定義>
ググる→ぐぐ[○R] <終止形>る
ググらない→ぐぐ[○R]ない <未然形>ら
ググろう→ぐぐ[○R]う <未然形>ろ
ググります→ぐぐ[○R]ます <連用形>り
ググった→ぐぐ[×r]た <連用形>っ
ググるとき→ぐぐ[○R]とき <連体形>る
ググれば→ぐぐ[○R]ば <仮定形>れ
ググれ→ぐぐ[×r] <命令形>れ
あとから気づいたのですが、実際の文章サンプルに多々当たっているとこのような素朴な用立てでは幅広いル形動詞表現のさまざまな派生にはとても対応しきれないとの結論に達しました。
今現在でもその整理の目途がつかすさまざまな文末派生の収集・分析にあたっているところです。
本来なら考えがまとまってから記事を上げるのが筋というか理想ではありますが、データが揃っていない段階の途中経過を報告するのもブログなら一つの手かなと思い雑多ながら記事にすることにしました。
なにしろ納得のいくような[○R][×r]キーの機能設計ができるまでにはまだちょっとかかりそうなのでこのままではいつまでたっても記事が上げられそうにもありませんし、
それよりも身軽に前のめりに記事を重ねていった方が過程の記録にもなりますし考えも風通し良く整理される効果も期待できるので今回はこれで良しとしましょう。勝手ながら(^^;)
きちんと系統だって整理はされていないのですが、ともかく雑多に収集した派生例を以下に列挙してみます。
<ル形動詞「ググる」のさまざまな派生表現>
ググれかと
ググるかと
ググりかと
ググれとは
ググるとは
ググりとは
ググるには
ググりには
ググりて
ググりなさい
ググれます
ググります
ググりながら
ググりがてら
ググりつつ
ググり得/ググり損
ググられます 尊敬/受身
ググろう
ここにググれり
ググれて欲しい
ググりて候
ググらんとする
ググらない ※ナイ形
ググらん
ググれん
ググらねぇ
ググらざるを得ない
ググれを力に変えて
ググりを積み重ねて
ググるを合言葉に
御ググりあれ
ググり犬
ググり歌
ググりそうだ ※様態の助動詞
ググるそうだ ※伝聞の助動詞
ググりたくてもググれない ※希望の助動詞「たい」
おググりになります 尊敬語
おググりいたします 謙譲語
ググられる ※受身形
ググらせる ※使役形
ググって ※テ形
ググった ※タ形
ググったら ※タラ形
ググったり ※タリ形
ググれば ※バ形
ググれど ※逆接の確定条件
ググるまい ※打ち消しの推量/意思
…と、このようになります。
いろいろ考えてはいますが、ワイルドカード的に入力文字を解釈するという大枠には変わりありませんが、
当初の[○R][×r]の割り振りのようにまばらに兼任させるのではなく、[○R]は「る」一点固定に決め込んでその他の「ら・り・れ・ろ」のバリエーションを残る[×r]で捌いていこうかと考えています。
ただこのままではすべての派生をくまなくカバーすることはできそうにないので勘案のうえ接続可能性の優先順位で対応バリエーションをしぼったり[○R][×r]キーをあきらめてベタ打ちのかなクラスタキーで対応してもらうといった措置も出てきてしまう見込みです。
検証後近いうちに続報エントリをあげて考察・解説とあわせて入力機構案を提案していきたいと思います。
このブログでは初代/二代目にわたる「ペンタクラスタキーボードの基本コンセプト」の記事中においてコンセプトの練り込み具合が不十分なままではありますが、[R][r]キーの用途について触れられていました。
これは若者ことばなどで使われるル形動詞の入力・表記に対応してみようとのねらいで提案させてもらったものですが以下のように[未然・連用・終止・連体・仮定・命令]の国文法に基づく活用形のバリエーションではあまり満足のいくような派生網羅の用がなされておりません。
<当初の[○R][×r]キーの割り当て・定義>
ググる→ぐぐ[○R] <終止形>る
ググらない→ぐぐ[○R]ない <未然形>ら
ググろう→ぐぐ[○R]う <未然形>ろ
ググります→ぐぐ[○R]ます <連用形>り
ググった→ぐぐ[×r]た <連用形>っ
ググるとき→ぐぐ[○R]とき <連体形>る
ググれば→ぐぐ[○R]ば <仮定形>れ
ググれ→ぐぐ[×r] <命令形>れ
あとから気づいたのですが、実際の文章サンプルに多々当たっているとこのような素朴な用立てでは幅広いル形動詞表現のさまざまな派生にはとても対応しきれないとの結論に達しました。
今現在でもその整理の目途がつかすさまざまな文末派生の収集・分析にあたっているところです。
本来なら考えがまとまってから記事を上げるのが筋というか理想ではありますが、データが揃っていない段階の途中経過を報告するのもブログなら一つの手かなと思い雑多ながら記事にすることにしました。
なにしろ納得のいくような[○R][×r]キーの機能設計ができるまでにはまだちょっとかかりそうなのでこのままではいつまでたっても記事が上げられそうにもありませんし、
それよりも身軽に前のめりに記事を重ねていった方が過程の記録にもなりますし考えも風通し良く整理される効果も期待できるので今回はこれで良しとしましょう。勝手ながら(^^;)
きちんと系統だって整理はされていないのですが、ともかく雑多に収集した派生例を以下に列挙してみます。
<ル形動詞「ググる」のさまざまな派生表現>
ググれかと
ググるかと
ググりかと
ググれとは
ググるとは
ググりとは
ググるには
ググりには
ググりて
ググりなさい
ググれます
ググります
ググりながら
ググりがてら
ググりつつ
ググり得/ググり損
ググられます 尊敬/受身
ググろう
ここにググれり
ググれて欲しい
ググりて候
ググらんとする
ググらない ※ナイ形
ググらん
ググれん
ググらねぇ
ググらざるを得ない
ググれを力に変えて
ググりを積み重ねて
ググるを合言葉に
御ググりあれ
ググり犬
ググり歌
ググりそうだ ※様態の助動詞
ググるそうだ ※伝聞の助動詞
ググりたくてもググれない ※希望の助動詞「たい」
おググりになります 尊敬語
おググりいたします 謙譲語
ググられる ※受身形
ググらせる ※使役形
ググって ※テ形
ググった ※タ形
ググったら ※タラ形
ググったり ※タリ形
ググれば ※バ形
ググれど ※逆接の確定条件
ググるまい ※打ち消しの推量/意思
…と、このようになります。
いろいろ考えてはいますが、ワイルドカード的に入力文字を解釈するという大枠には変わりありませんが、
当初の[○R][×r]の割り振りのようにまばらに兼任させるのではなく、[○R]は「る」一点固定に決め込んでその他の「ら・り・れ・ろ」のバリエーションを残る[×r]で捌いていこうかと考えています。
ただこのままではすべての派生をくまなくカバーすることはできそうにないので勘案のうえ接続可能性の優先順位で対応バリエーションをしぼったり[○R][×r]キーをあきらめてベタ打ちのかなクラスタキーで対応してもらうといった措置も出てきてしまう見込みです。
検証後近いうちに続報エントリをあげて考察・解説とあわせて入力機構案を提案していきたいと思います。