「マダム・イン・ニューヨーク」っていうインド映画があります。
つい先ごろ何の気なしにSNS検索したらいつの間にかamazonプライムで配信復活してたのですね。
この映画、いい映画なんですよ。
しれっと復活しているのを知って、迷わず2回目の視聴を週末に楽しんでみました。
ストーリーは
英語ができず苦悩する主婦が一念発起して英会話学校に通い、コンプレックスを克服し生きがいを見いだしていく女性賛歌。
という感じなのですが2回目見てみると学びを通じて自己を獲得していく事(アントレプレナーなんだね。素晴らしい!)や
ニューヨークに住む姪っ子が主人公を励まし続けて寄り添う姿(「Judgmental」=ジャッジメンタルという言葉の意味を教えてもらう)
など英単語に対しての噛み砕いたエピソードなどは、言語やことばに注目しているP突堤2の管理人ぴとてつとしても味わい深かったですね。
ストーリーに触れるのは最低限これくらいにしてまずは推しポイントを箇条書きで列挙していくというスタイルでもって
これから見る人への材料になれればいいかと思います。
◆◆◆映画「マダム・イン・ニューヨーク」の推しポイント◆◆◆
・2024年日本公開のインド映画が14本となり、過去最高に。インド映画盛り上がっているね。
・東京外国語大学の無料上映プログラムTUFS Cinemaや塚口サンサン劇場、新潟の市民映画館シネ・ウインドなどリバイバル上映もちらほら
・prime video、U-NEXT、Huluなどで配信している(復活配信は高評価の証)
・語学レッスン受講経験や留学就労経験のある人のレビューの熱量が高い
・自信を与えてくれるストーリーやこれから新しいことを始めようと思っている人におすすめ
・ぴとてつ2度目の鑑賞(自分が複数回視聴するというのは滅多にないですよ)
・当ブログ過去記事でも採り上げている
細工は流々、言葉を題材にしたエンターテイメント作品[第2弾] - P突堤2
・幸せになるためのイタリア語講座を観たことのある古参の映画ファンにもおすすめ
・セクシー田中さんの作中でセリフが引用されるほどにストーリーに絡んでいる
・虎に翼に重なる部分が多々あるという人も多い
・出川イングリッシュが実は高度なコミュニケーション能力の産物だということに気づける人は語学アンテナが高い
・伊能忠敬が50歳でふたまわりも年下の天文学者に弟子入りして地図作りを始めたという逸話に感心した人は
この映画のもつ女性の学びのストーリーについて知っておいても損はない
・名言率高めなので実際に見て確かめてみて
…どうです?箇条書きのほうが初見の方には響くんじゃないかな?
私は読解力が鈍いほうだと自認しているので気に入った映画を観た後でネットやブログのレビューや感想を見に行くのですけれど
なんだか答え合わせをしているみたいでやはり自分としてもそういった鑑賞スタイルにちょっとした気恥ずかしさも悩まし気ながら感じています。
それはそれでいいとして、
このブログの読者の方にしてみればちょっとマイナーな映画の慣れないレビューをするのに駄文をぶん投げていって観る前から判ったような気にさせても申し訳ないので
鑑賞スタイルの改善策として、この記事のように実験的に
ストーリーに対する審美について初回では深く立ち入ることのないようなスタイル、プロモーションと称して
視聴人属環境や外堀の"きっかけ情報"だけをすくい上げて、視聴前の「期待感」をまず盛り上げてから万全に視聴に臨もうではないか?
という試みを企図して構成を変えてみました。まるで大相撲の仕切りのように立ち合いまで徐々に盛り上げていくのもなかなか乙なものだと思いますよ。
AIチャットで訊くときもなにかうまい訊き方がないかどうか、今後も試行錯誤していきたいなと思います。
インド映画はそれほど見てはいませんが、入り口として穏やかな語り口のこの映画は初見の方にもおすすめです。
とても前向きになれる映画。
気になる方はマイリストやウォッチリストに入れてみてくださいね。