黒パンダ団 港街支部

掌動などフィギュアのブログです。
旅や酒場放浪記も時々あります。
人生七転八倒。

「落語松in大阪」 春風亭 吉好さん  

2016-03-08 | 旅行


再仕官せんと東奔西走する伊東くま太郎。だが、今日はミン時の誘いで旅行することになった。

「これが電車の終点か…『電車を止めるな!!電車が走り続ける限り…』…って前回と同じセリフじゃないか。
 
 いや、前回は西の姫路。今回は東…。ふふっ、ボクがどこにいるか、わかるかな?」



「ヒントその2だよ。赤い観覧車先輩だよ。…むむっ、このボクが何時から観覧車の後輩になったのかっ?」



「ヒントその3だ。『粉モン』はこの街の象徴だね。」

「ちなみに左はお好み焼きで、右はネギ焼きだよ・・・ってわかるか~い」(←髭男爵風に)



「コップがカワイイ。こういう小さなポイントが重要なのだよ。“美は細部に宿る”という言葉を知っているかい?」



「ふむふむ。本場のネギ焼きは中がフワフワであるのだな。これは新たな事実だ。近藤さんに報告せねばっ」

「ミン時殿は“お好み焼き喰い”だから、何時も通りのエビか…。いつだったか彼は

『お好み焼きを放射状に斬る者は許さぬ、』

 と断言したことがある。ボクには理解出来ない領域だ。」



「となりには“たこ焼き”屋もあったのか…。この街の粉モンへの思いはどれほどなのかっ!」



「にゃんばろう…キミこそ、もう少しガンバリたまえ。」



「この『おこしやす』は前にも撮影したような記憶がある。急いで駆け込むときに頭下げられても困るのだが。」



「ということで、ここは大阪なのだよ。」

今回のブログタイトルに明記してありますね。



「夕陽が美しい。黄昏は孤独な者に優しい…な。」





「“てんまばし”だそうだ。変体がな、かな?」



「ふふっ、どこでメガネを思い出したかおわかりかな?ミン時殿は“本体”などと失礼なことを申していたが。」

橋を渡ってすぐに発見。↓







「うーむ。なんかよくわからないが。文化祭の宣伝のような階段アピールが格好良いではないか。」

パン屋を発見するなり、ミン時殿は駆け出していった。





お店の写真はミン時殿が、もろ写りで掲載不許可~。

はい、本日の目的地です↓



ハナシカフェ

開場は18:30なのに、18:00に現着。

「一度場所を確認してから、どこかの喫茶店で…。」ここカフェなのにね。



テレビやラジオではなく、落語の実演を見るのはこれで3回目です。

一回目は高校の文化鑑賞会。故・笑福亭 松鶴さんの落語は当時の私でも「きっとこれが最上級なんだろう」と。

本物の“芸”を初めて体感させてもらった記憶があります。

あと、桂朝丸さんはテレビでは面白いのに落語は今ひとつだなー、と。←高校生の分際で失礼極まりなし。

二回目は京都で桂米朝一門会。けっこう大きなホールでしたが前の方の席。

故・桂米朝さんはとても上品でした。それなのに面白い。客席の雰囲気を巧みに手繰り寄せている…表現が難しい。

会場の笑いの波が収束する、完全に静まる寸前に続きが始まる。見事な話術の駈け引きに感心した記憶があります。

(当時のお仕事に類似点があったので、真似たいと思いましたが、とーぜん簡単に真似できるわけもなく~)

あと、桂ざこば さんの落語が上手で驚く。“ざこびっち”ずっと真面目に修行してたんや偉いなぁ…←失礼無限大。

で、今回はホールではなくて独演会。マイクを通していない落語家さんの実演は楽しみ~。

春風亭 吉好さん・・・春風亭ってあまり見たことないなぁ。上方落語とはやっぱり違うのかなぁ。



などと公園で時間つぶししながら…でっかいホテルだなぁ。「ヤッスルホテルかぁ。」



大阪はホテルまで笑いを取りに来るのか!!!。



暗くなってきました。



ということで、春風亭 吉好(しゅんぷうてい よしこう)さんの落語を鑑賞しました。

※平成25年8月-中席より二ツ目に昇進。趣味は料理と漫画・アニメ・ゲームと公言している。前者は料理人を目指していた両親に仕込まれ、後者は業界内で随一のマニアを自負しており落語をヲタクネタでパロディした新作ヲタク落語も手がける。(ウィキ先生に感謝)

落語なので映画以上に内容は記せませんが、マクラからオタクネタ全開でした。

「この人濃いわー。並じゃないわー。」たぶん会場の全員が吉好さんのオタク度を数分で認めたでしょう。

狭い地下室なので、反響もあって声がとても聞きやすい。身振りもすぐ目の前のように感じられます。

古典落語の名作を下敷きにしていますが、そんなこと関係なく面白かったです。

具体的には書けませんが、このブログを見て下さっている方々ならば絶対満足する内容でゴザイマス。

アニメや漫画を全く知らない生粋の落語ファンは「?」だと思いますが…。

今となっては「へっつい」をすぐに理解出来る方が少ないでしょう。オタクネタの方が身近、リアルです。

それを形にして見せて聞かせてくれた落語ばかりでした。さすがプロやぁ~素人の妄想を体現してくれてる~。

二席目が終わって、休憩。どっどっと人が動いたので最後列、出入り口前に座っていた私は外に逃げました。

そこに物販に来たお弟子さん。

「先ほど紹介されたCDありますか?(仮面ライダー関連ならば、買おうかなぁ)」

「あ、いかがですか?…とても濃いですよ。」



そこまで言われたら買いますよー。煽り耐性低いタイプ。

尋ねたところ、この方は春風亭のお弟子さんではなくお手伝いだそうで。実は桂文珍さんのお弟子だそうな。

帰ってから気がつきましたが「濃いですよー」ってことは、この人はきちんと内容を理解している=オタク一門?

アカデミックな文珍師匠のところにいるのは正しいのか??←余計な心配。

すぐに休憩終了。トイレ行けなかった・・・。

三席目、そして最後の噺もずっと大笑いでした。マクラから懐かしいアニメタイトルが続いて「この人何歳なんだろう?」

古典落語では時間をかけて笑いに導くパターンもあるのですが、オタクネタのせいでずーっと笑いが連発するテンポの良さ。

時間があっという間に過ぎていきます。(最近は漫才もそういう傾向ですよね。←私は好きです。)

快楽亭ブラックさんのハチャメチャな方の落語をふと思い出したりして…全く違うのですが自分の好きな世界を落語で客席に届けてる雰囲気がそう思わせたのでしょうか? あ、吉好さんはシモネタは全くありません。悪いのは「おそ松さん」です。

吉好さんご自身も語っていましたが、十四松が出てくる場面では古典落語の“長屋の大家さんと与太郎”そのものでした。

会話の内容は「おそ松さん」なのに吉好さんの仕草と声色が古典落語そのままだったことに感心。

オタク落語でキワモノ扱いされたりしてないかなぁ~と心配しましたが、この人は古典落語もしっかりと日々精進されているんだ…と素人にも垣間見えました。



帰るとき、お見送りしてくださいました。(ブログ掲載も許可いただきました。)

春風亭 吉好さんの落語…ウチの奥さん曰く「銀魂落語の頃よりも声も仕草も上手だった~」だそうです。

(春風亭 吉好さんのツイッター)



以下は苦情&文句です。そういうのが嫌いな方は見ないで下さいね。

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今回の「落語松」、奥さんは知るなり速攻で予約していました。当日が近づいてから私も行くことになりました。

「ほぼ満席ですので最後列になりますが…」と予約時に言われたそうですが、それは当然でしょう。夫婦別席上等。

で、当日の受付時「お一人は外でお待ちいただけますか?」

予約の方が全員入ってから、着席ということでしょう。私はお店を出て、道路で立って待つことになりました。

ぼーっと待っていました。携帯電話の電源は早めに切る主義なので、

「まぁ、時間が来たらお店の人が呼んでくれるだろう。今日は暖かいし・・・夜なると外はけっこう寒いな・・・。」

開場即受付したので30分程度…そろそろかな? 

でもお店の人は来ない・・・まだ予約全員来ていないのかな??

着物姿の人がドアから出てきました。

「もしかして…お客様ですか?」

「はい、外で待つように言われました。」

「もう時間になってます!」

急かされて店内に入りました。お店の人は「あっ、」という顔つき。完全に忘れられていたようです。

なんか、「急いで下さい!」と叱るような口調の人も。直接会場に行くよう指さされました。

「あっち、あっち、」って言われても初めて来たのに場所わかりませーん。冷たいゾー。

アンケート用紙とドリンク券を持ったまま地下室へ駆け込む。ドリンク・・・。

落語会は上記のように大満足でした。

でも、映画館ではジュースとポップコーンを買う派なんです。ドリンク片手に落語鑑賞したかった・・・。

休憩時間は出入り口に殺到する人が多くて、最後列の私は移動した階段下から動けませんでした。

(女性が多かったのでトイレ行くの最後にしようかと・・・行けなかったよ・・)

入場料¥2000+ドリンク代¥500でしたが、ドリンクは飲めませんでした~

カフェの独演会ということで楽しみにしていたのですが・・・。

予約遅かったのが悪いのでしょうか。せめて外で待つ間、暖かい飲み物ほしかったなー。

二日ほど前の気候なら「外で待って下さい」と言われても無理だったナー

(というかカフェなのに店内で待てないの?)

「噺カフェ」の“カフェ”部分は全く味わえなかったのが残念でした。

↑アンケートに「ブログでネタにします~」とブログタイトル書いてきました。

店長さんが気にする人ならここに来るかな? 客の一人くらいどうでもいいかな?

自分の器が小さいことは承知しているゼ。


※チケット代は奥さんが出してるんですけどね。←コレを書かないと「鬼嫁みたいじゃんかー」と苦情が来ました。



ハルル・アジバ「小さい男だな・・・。」

ダラム・ズバ 「これで生き残って来たのだ。今更変えられん。」

ん?今、気がついたハルルとの会話だっけ? 30年以上前の記憶~








こういうときは「じっと手のひらを見る」・・・じゃなくて

箱庭療法だー!ミクロマンの準備はいいかー!!



完璧です。







































あああああ、書き忘れていた~

4月から調理・製菓専門学校に行くことになりました。

専業主夫としてきちんと料理できるように…チガウ。

ホワイトボード苦手なんだよな…。

これで「そこのニート!」とか「このクソ虫!」という声(幻聴)減るかなぁ~。






















































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