パエ-リャ

木製カトラリ-

バンダ諸島からアンボン、その先へ-(3)

2016-09-15 04:03:10 | Weblog

インドネシアを旅するにはフェリ-は欠かせない。インドチャイナのバスのようなものだ。

インドネシアにはフェリ-運航会社として、大きくふたつある。PELNIとASDPで、PELNIは  Lonely Planet でも絶えず紹介されていて、注目度も高いが、ASDPは全く知られていない。最大の理由はホ-ムペ-ジがすべてインドネシア語で書かれているからだろう。

PELNIのホ-ムペ-ジもインドネシア語で書かれているが、言語切り替えボタンがあるので、多少は使いやすい。ただ、使えるHPがあることをウエブの投稿記事から判断する限りでは欧米人でも知らないので、一連のPELNI/ASDP関連の記事が英文で書かれている理由だ。

(PELNIのHPだとして、一般に出回っているのは、インドネシア語の粗悪なもので、特に検索機能は使いものにならないほど、動作が不安定で、どうにもならない)

で、バンダ諸島とアンボンの関係でPELNIの運行状況をみると、バンダ諸島からアンボンへの直接ル-トは存在しない。大まかに、東西の流れの中で首都圏からアンボンに行くことは出来るが、バンダ諸島を含む島から、南北の流れの中でアンボンに行くPELNIのフェリ-は存在しない。

PELNIは国策運航会社なので、領土のとんでもない僻地にある港まで超長距離を運航しているが、運航空白地域もある。

ASDPは、それに対して中距離フェリ-の運航に特化していると思われる。ASDPもバンダ諸島から直接アンボンには行かないが、スラウェシ南部へは沢山の連結フェリ-を運航している。今後の記事ではそれを見ていく。

それ以外にも、特に観光地がらみで、超局地的なフェリ-も運行されていて、特にバンダ諸島ではバリ/ロンボクの周辺、それとコモドドラゴンで有名なコモド島の周辺がそうだろう。これらの超局地的フェリ-は毎日運航されていると思う。PELNIが特定の港に入港するのは1週間に1度くらいの頻度みたいだし、ASDPは週に2,3回とか、あるいは週末だけとか、この辺になるとインドネシア語で書かれているので、ウエブ辞書を使って調べる必要がある。

ここで、もう一度インドネシアの地図を見てみよう。

このような感じで、逆方向の動きは考えない。出発点まで飛ぶ必要もあるからだ。なので、現実的な選択肢は以下のような大まかな流れの中にあると思われる。

コモド島の直近の西側の港は SAPE だ。サペからコモド島を通過して、フロ-レス島に渡ってしまうと、大きな港町のマウメレまでは陸路でしか行けない。ASDPもこの部分を運航していないので、200kmのバスの旅で、覚悟が必要になる、が、出来ない事でもない。 

同様に、バンダ諸島の何処かと、マカッサルを結ぶル-トも抵抗がある。逆戻りするような感じになるからだ。だから、バンダ諸島のどこからスラウェシに渡るにせよ、決定的なノ-ドは矢張り、バウバウだろう。PELINIもバウバウには複数運航しているからだ。

ここで、コモドの近辺を見てみよう。

ビマはペルニの運行表に頻繁に出てくる。おそらく港の水深がとても深いのだろう。ペルニの船は数千人を乗せるドイツ製の大きな汽船だからだ。

勿論、ここまでどうやってたどり着くかの問題はある。

ただ、ここまで来てしまえば、サペからも、あるいはラブハンバ-ジョからもASDPの中距離フェリ-を乗り継いでバウバウまで行くことが可能になる。

コモドドラゴンを見たければ、いっそのこと、コモド島に局地フェリ-を使って行ってみて、その勢いでラブハンバ-ジョに渡ってしまうオプションもありだろう。その先は長距離のバス移動があるので、考えてしまう。

いずれにせよ、大まかな作戦としては以上のようになるだろう。今までの暫定的な探索で、特にASDPについては運航頻度とかも含めた情報を確かめることが出来るので、再度運航表を参照しながらシミュレ-ションを繰り返して行く予定だ。

後、注意しなければいけないのは、PELNIの場合、関心のある港が出発港から離れれば離れるほど、到着予定が当てにならなくなることだ。理由は、それまでの港での遅れが積算されるからだ。


バンダ諸島からアンボン、その先へ-(2)

2016-09-15 04:02:36 | Weblog

バリ島から、隣の島であるロンボク島へはどう移動するかは、その更に先の移動のことを考えると Perama という路線バスの運行会社を選ぶのが妥当だろう。バスと言っても島伝いなので途中にフェリ-が混じっているが。

この運航会社は日本語のホ-ムペ-ジもあるので助かる。多くの日本人が利用するのだろう。以下になる。

http://goo.gl/yh2JlN

バスなので、乗り場は何か所もあるが、バリ島側では以下の数箇所位かも知れない。 ロンボク島側では比較的有名な Senggigi に移動するのが妥当だと思われる。矢張り、テロの危険があるので、前日の宿をクタでなく、サヌ-ルに取るだろう。この地図の付加記事に、バスの出発がペラ-マの事務所からだとあるので、準チャ-タ-バスみたいなものかも知れない。

問題はどの位時間がかかるかがわからないことだが、恐らく4、5時間ではないだろうか?サヌ-ルを10:30に出て、高速ボ-トで50万IDR (2016年9月のレ-トで3900円)と出ている。いずれにせよ、その日のうちに再移動とは絶対に考えにくい。また、そうする積極的な理由もない。

高速ボ-トでなく、普通のフェリ-だと15万IDRと出ているので、ゆっくりと海を見ながら行くなら、こちらのほうが安いし、どうせ高速ボ-トでは狭い船室に閉じ込められてしまうだろうし、然も窓が固定なら最悪だ。

なので、ここ時点で、バリ島内に1泊、ロンボク島内に1泊となっている。

で、この後、ロンボク島から、次の島をバスで横切って、サぺまで行って、そこで再びフェリ-にとか、漠然と考える訳だが、この先の一連の記事にテ-マを与える必要があるだろう。なので、焦点をバンダ諸島を通って、どうやってアンボンまで行くかをシミュレ-トすることにしたい。

それも、1ル-トでなく、幾つかのバリアントも含めて、最終的にはテルナテとパプアニュギニ-の北半球側に回り込む方法も含むことになるだろう。したがって、記事のタイトルもよりふさわしいものに変更されている。

 


テ-ブルマットのデザインと試作過程 (6)

2016-09-14 17:58:33 | Weblog

タ-ブルマットも、パン切り台もやり方は同じなので、同じキャプションを使っている。

 これが、残りの2辺の固定が始まった画面だ。小さな世界ではあるけれど、ここにもノウハウはある、厳然として、たったの1週間の作業なのに、だから、大昔の職人のノウハウは凄かったんだろうと、素朴に思う。

その中でも、作業の順序は重要だったかも知れない。例えば、この画像で短い辺を先に接着するのか、それとも長い辺が先なのか、どちらかが先だとすれば、接着のやり方に違いがあるのかとか。(ある:が答え)

         二つ、と言うか、2枚の台箱が出来上がった。この画像がそれだ。合板の厚みは、3mmでなく、2.3mmだったので、縁取りの高さを含めても5.3mmの縁があるだけで、箱には見えない、ほとんど。

         実際に、パン切り格子を乗せてみたら、こんな感じに見える。

この画像では、右側に薄い台、左側に、それほど薄くない台が見えている。最初は、薄い台が、何となく頼りなく、存在感がないと思っていたけれど、実際にはどちらもありで、むしろ、薄いほうがお客が来た時などには、テ-ブルで直接使うには、望ましいような気がする。 

 もっと作らないといけないので、作業が加速している。短い辺を先に永久固着させるのがこつだ。何故かというと、接着面積がとても少ないので、45度切りをした後で、簡単に要らない部分を無理なく取り除けるからだ。

 これが、45度切りをする前に、長い辺を、4隅から、2,3cmの処でクランプ固定をしている場面で、短い辺をすでに、その短い長さ全部で固着した後の、操作だ。

     作業はどんどん続いている。送り先は多いからだ。

薄いパン切り格子の問題点は連結用の丸棒は3mmでは心もとないので、最初のモデルに使った6mmでなく、5mmを使うが、5.5mmのドリルの刃がないので6mmの刃を使っている。

結果的にどうしても隙間が大きくなってしまうが、仕方ないことだ。作る方の側では気になるが、使う方の側で気になるとはとても思えないので、無視できるだろう。


テ-ブルマットのデザインと試作過程 (5)

2016-09-13 10:45:43 | Weblog

テ-ブルマットには付属品がないので、大きさで多くの部材が必要な事を除けば楽でよい。然し、パン切り台は切りかすの問題があるので、難しい。一番簡単な方法は下に布を置くことだが、仮に底板を付けるとすれば、何が最善かを随分考えてみた。

パンを切る場合、特にバゲットなどでは切りかすが飛び散るのは避けられない。然し、大部分は格子の間に落ちるものだ。要は箱状の物が下にあれば良いわけで、不繊紙を直接貼り付ける、100円ショップで薄いプラスチックのまな板を買ってきてネジ止めする、細かい目の金網をネジ止めする、等々色々と考えたが、コストや固定方法で今一だった。

結論的には、箱とは言えないほど薄い箱を作るのが良いとの結論に達したので、始め

て見た。 極薄の合板の縁に沿って、3mm角の角材を接着するだけで、十分に目的を達することが出来るだろう。

問題は、四隅の造作で、単純な角材の突合せはみっともないので、この画像のように素人的に突き合わせた部分を上から極薄のこぎりで45度に(出来るだけ近く)切断する事にした。 これがその刃だ。刃の厚みは0.3mmだ。

切断するとこのような感じで、少しだけ整えて、接着をしたのが次の画像になる。

 まだ、2辺しか固定してないが、最終的には4辺になる。で、悪くないと思う、デザイン的にも。

いかにも箱です、と言うような物に比べて箱の全体の高さが6mmなので、ほとんど板にも見えるし、格子の左右の隙間から切りかすが逃げることはない。人によっては、この上に薄い布でも被せることもあるだろう。

もう一つの問題は、合板の木口の処理で、これも頭を悩ませたところだ。木口はざらざらなので、何らかの平滑化が望ましい。すぐに思いつくのは木工パテで、実際に試してみた。市販のものは粘度が大きすぎるので、水で薄めないと無理だと判明した。

然し、ボンドのような接着剤を極わずかに希釈して切り口に染み込ませると、乾燥後はペ-パ-で処理すれば特に見苦しいこともないし、コスト的にも安いので、今後はこれで行くことに決めた。

残りの2辺を隅の切断作業に向けて、更には最終的に枠内に格子が収まることを確認した上での接着したのが次の画像になる。

     長い辺はある程度接着が進んでいるので軽く挟んでいるだけだが、短い辺はまだなので、深く挟み込むために斜めにピンチが配置されている。数時間で解圧出来るので、ジムから戻って来れば、隅を切断して、最終処理に入れると思う。

いずれにせよ、格子を箱に入れるのではなくて、上に置く感覚で全体のシステムが完成に向かおうとしているギリギリの場面だ。


テ-ブルマットのデザインと試作過程 (3)

2016-09-11 10:30:43 | Weblog

とは言うものの、最低でも一つはテ-ブルマットを作ってみないと結論は出ないので作

業を進めてみた。

連結用の丸棒は作ることも出来るけれど、市販のもので、元々の長さが910mmあるのを、3分割している。

この画像はギリギリまで部材を詰め込んだ場面で、あと実際には2,3枚しか組み込めない事を訴えている。300mmを超える連結はコストが跳ね上がるので、やりたくないし、そもそも、この時点でテ-ブルマットの奥行として合格ぽく見えたこともある。

実際に最大限連結した、固着前の画像が次だ。

       こんなものだろうとの思いはあったので、固着作業を始めたが、幅が大きすぎるので、別荘の離れを建設した時に使ったクランプが必要になった。作業が大変だった。これを繰り返すのなら、恐らくクランプの開口部を上向きにした、固着用のジグが必要になるだろう。

出来上がって、まだ整形してないものを、同じ厚みのパン切り台と並べてみた。

         

悪くはないと思うけれど、大量の部材が必要になるし、時間もかかりすぎるので、これが最後だろう。

次に気になっているのが、部材の厚みそのもので、比較写真が次になる。

     

これに関しては思案の最中だ。恐らく、アクセントとして、両サイドの材は色違いが必要かもしれない。それと、パン屑の処理方法も気になる。分厚くて、硬い不繊紙があれば下部に接着して、足を付けることも考えられるし、単純に適当な布の上で切ればよいとの考えもある。

それは別にして、ミニテ-ブルソ-が矢張り今後とも問題になるので、分解して見た。

       記憶では、これの定格時間は15分だったと思うが、実際には5分程度で、60度位まで行ってしまう。その時点でトルクはほぼゼロなので、どうにもならない。 この画像は丸ノコの刃と反対側に大きな開口部を強引に作ったことを示している。当初のは明らかに設計ミスで、空冷用の空気穴が、直径3mm程度で、6か所申訳程度にあけられていただけだった。

モ-タ-ケ-スの上は材が置かれるし、左右は永久磁石、下部は分厚い鋳鉄の台なので、大きな開口部はここにしか取れない。アイデアとしては、ここにファンを取り付けて、強制的に冷却しようというものだ。

ネットで探し回って見つけたのが以下のURLにある。http://goo.gl/rg3BI3

  これを真ん中の開口部の丸穴に取り付けて、両側の穴から排気しようとの作戦で、スマホ充電用のUSBチャ-ジャ-で駆動しようと思っている。仮に、実用定格時間が10分に伸びるだけでも、使い勝手が圧倒的によくなるからだ。

 


Pelni timetable 2016

2016-09-09 06:46:54 | Weblog

Yes, I do keep coming back to this article, because the subject is so important to many around the world and I know that there are millions (?) of people out there who want to know about PELNI operation.

http://uuu.sederet.com/translate.php

Above is an Indonesian->English dictionary, bacause you need it at some stage.

Anyway,  I have been able to locate Pelni top page at long last. It is:

https://www.pelni.co.id/?lang=en

I now know why it has been so difficult for us to find Pelni top page. It is because an English version does not normally exist. Only Indonesian version is available on the Web and it only becomes available in English when you switch from Indonesian to English.

Despite the common understaiding that you cannot book with Pelni this page seems to allow you do just that.

However, as of September 2016 I am still unable to find the whole route map. I will be doing web translations here and there until I find a unified whole graphical presentation of all Pelni routes in a single page.

There is another ferry operater in Indonesia as follows.

http://www.indonesiaferry.co.id/id/home#ad-image-5 (ASDP Ferry)

This is even more difficult as there is no English version. A while ago I sent a G-mail asking for the route map they must have somewhere. I could not find one with this URL.

I have managed to decipher part of above URL myself.

http://www.indonesiaferry.co.id/id/jadwalkapal/view

This is page one of their price list. My idea was that price lists will automatically come with port names. I was dead right. Page two is next.

http://www.indonesiaferry.co.id/id/jadwalkapal/view/10

and page three as follows.

http://www.indonesiaferry.co.id/id/jadwalkapal/view/20

I have not yet examined these closely, but this last one mentions places like Ternate and Tual. Very promissing and if I open PDF.files I might even fid maps with any luck. I actually opned this last one. I did not find maps and instead found a list of routes and prices for passengers and vehicles.

The one I opened was Ternate. I was naively thinking that it was going to be a Ternate centred list of ports. I was wrong, or perhaps right, depending on how you look at it.

Ports listed are very broadly in Ternate region, but some are very far from Tarnate proper. However, it is a wealth of information about localied ferry service, as opposed to nationwide operation by PELNI.

I will be setting up a series of articles with maps for tourists from all around the globe.

In the meantime and in any event, I am still carrying all the texts I wrote before, prior to the discovery of PELNI top page as given above. They may still be useful in some ways.

At Pelni they operate 25 boats.

http://harga-promo.net/category/jadwal-kapal-pelni

This above gives you 4 pages full of boat pictures and if you click on any of these pictures it will give you relevant information.

http://hargakini.com/harga-tiket-kapal-laut-pelni/

Above URL actually gives you a list of prices. So, with this list we may be very close to the Pelni Home Page.

I now know the format for seraching for any one of these boats. Try Google search:

Pelini (boat name) (month in Indonesian) year in this order. It is the format they seem to use at Pelni. An Example is:

Pelini Kelimutu oktober 2016

This will take you to a wealth of information and you may find it difficult to see which is the most important for you. Open up a few and you should be able to get what you wanted.

What I am going to do is to provide a complete set of each Pelni route with a separate chart so that Maumere and Ambon links are all included in the set.

I will not be providing the ship time between ports let alone anchorage duration at each port as these can be easily found in the the original data set as per below.

http://goo.gl/sPRuVO

On these charts ship lines will even be crossing lands as they link two adjacent ports and charts may be divided into several parts if the area to be covered is very large.

Each chart will be named like "Pelni timetable-boat name" and not all of the port names will be given on any of the charts. Data set relate to 2016, so the charts should be fairly reliable, minus details, of course.

Altogether, there will be 25 charts, and I will be starting with Maumere linked routes and having finished with them I will then be describing 6 Ambon linked boats.

They are:

Dorolonda, Kelimuta, Nggapula, Pangrango, Sangiang, and Tidar, the last of which we already looked at a few articles ago.

In addition to above there are 16 other boats and we will be looking at what they do.

They are:

Awu, Binaiya, Ciremai, Dobonsolo, Egon, Gunung Dempo, Kelud, Labobar, Leuser, Lawit, Sinabung, Sirimaru, Tatamailau, Tilongkabila, and Wilis.

Having done all those mentioned above, my concluding remarks are as follows.

1. About Maumere linked boats none is of very much interest, perhaps mostly because I tend to think that there are local ferries along Banda chain of islands. We do not need to rely on Pelni with Banda sea chain of islands.

On the other hand it may turn out to be cheaper if you go on a single Pelni boat, rather than hopping along on different smaller boats. Another consideration is how close you are from the sea surface.

With Pelni you are so high up and you do not get the feel of the sea.

2. A few of Ambon linked boats are very interesting indeed. In fact, those of Pelni which look most intersting are more or less Ambon based.

3. Outside above, there are also a few which look interesting.

I have annotated with *s and added an additional quick glance map at the start of each note.

Interesting boats (above 4 *s) are :

1. Kelimutu (*****)

2. Nggapulu (*****)

3. Pangrango (*****)

4. Tidar (****)

5. Awu(*****)

6. Sinabung (*****)

7. Tatamailau (****)

8. Tolongkabila (*****)

9. Wilis (*****)

Further scruinity will be based on this list. More attention will be paid on port stay duration. In all above, I may be biased towards Ambon.

However, Ambon was the hub if you look back on it. Stories are associated with Ambon, more so than any other islands, except perhaps Ternate.

 


バンダ諸島 下調べ-(1)

2016-09-08 10:26:41 | Weblog

ペルニ航路の検討の中で、バンダ諸島(特にフロ-レス島のマウメレ)からアンボンへ向かうペルニのフェリ-がないことは既に判明した。

アンボンは歴史的にも、テルナテと並んで、是非訪れてみたい場所だが、バンダ諸島そのものの魅力も捨てきれない。そもそも、バンダ諸島を行き来きするロ-カルフェリ-は、あって当たり前のこととして想定されていた事もある。

この一連の記事は、実際にバンダ諸島を旅する下調べとして記述されるものだ。多数のブログ記事を参考に、独自の調査の成果も使っている。特に、地図はそうだ。

で、バンダ諸島にどうやってたどり着くかだが、デンパサ-ルへ飛ぶのが最適だと思う。デンパサ-ルが実質上起点でもあるし、ジャカルタや、スラバヤから鉄道やバスなど、考えるだけでも嫌だ。 デンパサ-ルなら日本から直行便もあるだろうし、ジャカルタ経由もあるだろう。

      

このグ-グルサ-チはスラバヤから、一部海峡を渡るフェリ-を除いて、車で11時間以上かかると出ている。うまく乗り継いでの話なので、1泊のホテルは当然になるだろう。直線距離でも300km以上あるからだ。

鉄道の最寄りの駅もあるが、

それも嫌だ。そこまでジャカルタから移動する必要がある。新幹線を作る予定があるのは当然だと思う。スラバヤはインドネシア第二の大都会だからだ。

昔、シンガポ-ルでの会議に来たスラバヤからの参加者が、ジャカルタが遠いと嘆いていたのを思い出す。

Gilimanukの港からバス駅までは、約5時間と思われる。

デンパサ-ルのバス駅と空港の関係を以下に示す。

      

ここでは、当然、デンパサ-ルのフェリ-乗り場の位置が気になる。

 これがそうだ。フェリ-港の名前は Benoa だ。クタ(Kuta)の繁華街も近いが爆弾テロがあった場所なので注意が必要だ。 

ただ、バリ島にはもう一つの港がある。ずっと北東の海岸にある Padang Bai というフェリ-乗り場で、そこから ロンボック島などに渡るボ-トが出ている。 Benoa からは、例えば隣のレンボンガン島などへの渡し船(1時間程度)も出ている。

この記事の直接の成果は、デンパサ-ル空港からバンダ諸島方面のフェリ-に乗るには、複雑な移動は必要なく、テロに遭わないように、出来れば空港直近のホテルにでも到着日を泊まればよいと確認出来たことだ。


テ-ブルマットのデザインと試作過程 (2)

2016-09-07 07:15:39 | Weblog

幅決めジグの概要は以下のスケッチでわかると思う。

        

アルミのチャンネルは幅が10mmのものになるだろう。その狭いギャップに、恐らく30mm程度の長さのビスを通すわけだから、ヘッドの径より大きな穴を反対側の壁に開けてビスを通すことになる。

欲しい幅の利用可能範囲は圧縮スプリング次第だが、最初からある程度の幅、つまり10mm程度を想定しているので、Lアングルの幅は30mm程度、コイルスプリングの初期長さは20mm程度のものになるだろう。

目標とする幅の精度はノギスで決定するので、理想的な平行線からの逸脱は、50cm程度の長さに対して0.1mm程度で収まると推測している。

目標幅の可動範囲は基本的にはスプリングを取り換えることで変えることが出来るので、最初は現在欲しい、10mm程度でやってみる積りだ。

実際には、Lアングルに直角に溝を加工して、チャンネルが浮き上がらないような工夫も必要になるだろう。そして、それが一旦決まった幅を固定する仕組みにもなるのは当然だろう。この種の治具は、かなり長い間使うことが多いからだ。

でも、結局、この方法は採用しなかった。何故かというと、仮に3分割の線が引けたとしても、実際に切るために使うのは帯鋸だと決めてあったからだ。2分割なら18mm程度の幅だが、3分割なら理想的な直線からの逸脱を相当咎められるわけで、特に3mmの丸棒を買いに走ったのに、必要な本数が揃わないので、5mmで我慢したことも大きな理由だ。

だから、部材の切断に使うのを、超小型の昇降板に変えることにした。

     元々、非常にトルクが小さく、ブナの5mm程度を長さ400mm程度で切断すると、400mmx6位しか使えない。加熱して定格時間前に使えなくなるので、実際の運用は、別の作業との交互運用になってしまう。

但し、直線度は素晴らしいので、今日もかなりの本数の部材を製材出来たし、

      穴開けとの交互運用の成果もそれなりに出ている。

大面積のプレ-ニングではないので、調整不良のデルタの機械でも、

     それなりの成果が出ているのもうれしいことだ。

で、今日、しみじみと思ったのは材料のコストだ。5mmの丸棒は市販のもので1本85円程度で、400mmx300mmのテ-ブルマットでは2本必要になる。170円だ。薄板の材料費は500円程度ではないだろうか。まあ、仮に全体で千円として、手間賃ゼロで仮に5千円で売るのが望ましいかと自問してみると、お店に半分渡すので、自分の取り分は2500円、材料費を差し引けば、実質の取り分は1500円だ。

やってられないと思う。1台作るのに、1日は掛るから、手間賃を入れれば赤字で売っていることになる。なので、テ-ブルマットを売る事は考えない。需要もそんなにないと思うし。

でも、パン切り台は売れるのではないだろうか?

 


テ-ブルマットのデザインと試作過程 (1)

2016-09-06 17:03:17 | Weblog

自分が好んで作るマット状のものは、パン切り台であれ、テ-ブルマットであれ、ラティス構造を基本としている。

大きな理由は、大面積の1枚板は手に入らないし、余程乾燥がしっかりしていないと、加工後にゆがみが出る、それに、加工面積が大きすぎてNC加工機でもないと加工そのものが難しいからだ。

でも、最大の理由は矢張り、何をどうやろうと、ただの板切れで、ちっとも美しさを感じないからだと思う。それに反して、夕暮れの下町で見かける千鳥格子に美しさを感じない人はいないだろう。

なので、大きな作業要素としては、

1. 製材

2. 穴あけの位置決め

3. 穴あけ

になる。

製材に関しては相当の経験があるが、製材しなければならない薄板の数を考えていて、再び、過去に何度も犯してしまった過ちを繰り返してしまった。

      この画像がそれだ。

同じ幅の材を多数切り出すなら、帯鋸の刃と、それに並行するガイド(この画像では赤の文字が描かれているアルミのLアングルだ)を使えばとの考えは、極自然なものだ。

細かな設定のやり方や、何故そうするのかと言う、技術的な背景(ドリフト)の説明は省くが、実際の運用は難しい。これは、刃に負担をかけないための知恵なのだが、実際には相当の負担がかかる。

それは、設定の不十分さよりも、むしろ運用速度の面で現れるのだ。数が多いので、速く切りたいと思えば、思うほど、その負担を帯鋸の刃が吸収することになる。今日、数時間の間に、3本の刃を破断させてしまった。

      この画像で分かるように、切断の直線度の面では素晴らしい。でも、切断速度の面では、恐らく、5cmを切断するのに、5分もかかってしまう。

なので、3回目の破断の後は、ガイドなしに目で見ながら切断し始めて、今日の製材作業を終えることにした。その結果は、これも過去に何度も経験していることだが、切断速度の向上だ。

5倍くらいの速度で切断が出来るのだ。勿論、ガイドはないので、時々理想的な直線からは逸脱してしまうのは仕方ない。でも、その位の逸脱は、プレ-ニング処理で治せるし、さらにベルトサンダ-で補足的に厚みの調整も含めて行う事が出来る。

それに、実際問題として、その位の、目視切断が出来ないようでは、修業が足りないとも言えるのだ。結果は、次の画像に示されている。

その他にも、ノウハウはある。もう、10年も朝から晩までやってきた作業なのだから。一つだけ言えば、途中に片面(だけの)プレ-ニングが入っている。直線治具を理想的に使うためだ。なので、恐らく、この時点で右側の1枚板と比べれば、恐らく数%の幅損失があると思う。

問題は、明日以降に浮上するが、一言でいえば、この1枚の板材を3分割する方法だ。2分割は、比較的容易い。今までの経験上、特別の仕掛けなしに2分割の切断は出来ている。

でも、ここである程度の幅をカバ-出来るジグを作成することは、今後のために有益と思われるので、木工作業を暫く離れて、暫らく金属加工を行ってみたい。この10年の間に、何度も、何度もやろうと思って、忙しくてやれなかった作業だ。

背景を話しておこう。木工では、特定の幅に板材を切り出したいと思う場合が絶えずある。でも、その望みは捨てなければならない。逆に、手軽に得られる幅を使って、その中で作品を作るのだ。つまり、アルミのLアングルの幅が基準になる。

だから、工房には沢山の異なる幅のLアングルがあるし、幾つかは特定の目的のためにだけ作成されたLアングルジグもある。でも、稀に、それではどうにもならない場合が出てくる。特に3分割などがそうだ。

具体的には、微調整が出来るLアングル治具をこの際、作って置きたい、非常に便利なことは経験上解っているからだ。

なので、次の記事は、この金属の治具の話がメインになるだろう。