しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

親子で京都修学旅行 その3

2014-04-27 18:50:04 | 日記
昨日、美味しい梅酒とゆず酒をたくさんいただいたこともあり、
不覚にも予定時刻に起きられなかった。
…6時50分起床。
しかし、そこからの追い上げ?があり、朝食7時半で、出発が8時20分。
ほぼ予定通りとなった。


昨日、朝ごはんが美味しすぎて調子に乗って食べ過ぎ、胃もたれがひどかったので、
今朝は惜しみつつもあっさりとパンとおかずを少しだけ。

毎日、三食を規則正しく食べている母にとっては、朝ごはんをきちんと食べることは普通なのだけど、
朝、食べたり食べなかったりマチマチ、昼ごはんすらバタバタしてたら抜いてしまう私だと、
三食、特に朝をきっちり食べると胃もたれしてしまうのだ…。

今日は市バスの一日乗車券を購入。500円也。市バス1回で230円。できればもとをとりたいなー。


市バス9系統に乗って、堀川通を上っていく。朝が早いので混んでいない。
二条城横を通過。まだまだ上って、
堀川今出川で下車、そこから徒歩1、2分。
西陣織会館へ到着。ここで母と9時から西陣織体験なのだ。

ほぼ9時ちょうどに着いたので、会館に入ろうとしたが自動扉が開かない。
急いで、警備員さんがロックを開錠しにやってきてくださる。

そういえばそうだった。
2年前、3年担任の時の修学旅行。
クラス別工芸体験をここでさせてもらったのだけど、早く到着しすぎて20分ぐらい駐車場のバスの中で待ってたんだった。
9時からだけど、9時過ぎないと開かないのだった…。やっぱり今もおんなじやん。

まずは体験料一人1800円を受付で支払い、機織り機がたくさん並ぶ別室に案内され、説明を受けて体験開始。
右足を踏む時は右から糸を入れて、みたいな感じで、最初だけ少し戸惑ったけど、すぐ慣れる。

母、奮闘中をパチリ。
私もこんこんこん!と機を織る。
だんだん楽しくなってきた。
二巻き分の糸を織ったらランチョンマット的なものができあがる。
私は、30分もかからないで終わってしまった。母も40分ほどで仕上がる。
まだ10時にもなってないよー。

朝早すぎて誰もいない…。

がらーん(笑)。

お昼過ぎから団体さんがはいってるらしかったけど、この時間帯は私たちのみ。
スタッフさんが、たくさん写真を撮影してくださった。
出来上がりも、初心者でも綺麗に仕上がるようになっているし、満足度高い。母大喜び。もっと作りたい!とのたまう。

いかにも修学旅行っぽいな~。

当初の予定ではもう少しかかるはずだったので時間が余る。
近くの晴明神社へ。陰陽師の。



星型かっこいいなあ。


それでも時間が余るので、9系統の市バスで行けるところを探したら、上賀茂神社付近にバス停あり。

調べたら、上賀茂神社は京都で最も古い神社とのこと、行こう!

ところが朝あれほどスイスイ動いていたバスが、上賀茂神社に近づくにつれ、全く動かなくなってしまった。

というのも、毎月第四日曜日には上賀茂神社で『手作り市』というのが行われているらしく、
これ目当てで県外(市外、だった・・)から車で来る人がものすごくたくさんいるので道路が混み合うのだとか。

銀閣寺道付近の『お菜どころ』というお店に11時半と早めのお昼ご飯予約を入れていたのだけど、この渋滞だと間に合わないかも、
と、電話したら12時半に変更可能とのことで変えていただいたことで、比較的ゆっくりと上賀茂神社をみて回ることができた。
もちろん、手づくり市も!


葵祭りでも走る馬。
人を乗せて、ものすごいスピードで疾走してて、あれは乗ってる人は怖いだろうなあ。

そして神馬。
話しかけてはいけません、って。






手作り市をそぞろ歩く。母は小物をいくつか購入してた。
私は手作り市に出ているお店『ふくろう珈琲』でコーヒーソーダを買って飲む。続いて母も同じお店でホットコーヒー。ここのコーヒー、とっても美味しかった!

京都は快晴。空の下でコーヒー、気持ちいい。
そういえば昨日の夕方、京都駅前のビルの最上階では、ビアガーデンが始まっていて、多くの人で賑わっていた。
なんとも幸せな光景だった。

上賀茂神社でゆるゆるしてたら時間がやばくなってきたので、タクシーへ。
タクシーの運転手さんが、大文字焼きのことや京都三大祭りのことなど、
京都のお祭りについて詳しく語ってくださった。

行く道で左側に鴨川。菜の花の黄色と新緑が美しい!
そしてとても気持ち良さそうだった。


銀閣寺道へ。
お菜どころへ到着。

お豆腐をたくさん使った定食を食べる。豆腐ってこんなに美味しかったっけー?!

手作りのお豆腐はなんともコシがあってモチモチしてる。
母が、
「私、若い時に友達とこのお店にきた記憶があるわ!」と。そのときも、なんてお豆腐美味しいんだろうと思ったらしい。

市バス100系統(洛バス)に乗って京都駅へ。
ちょうど銀閣寺へ観光にきた方々がたくさん降りたので、席に座ることができた。
京都駅まで約40分、居眠り。

14時前に京都駅到着、新幹線は15時半過ぎなので時間あり。
母の希望で、駅前の小川珈琲へ。

母が若い時に、京都の西の方にある小川珈琲本店で飲んだコーヒーが美味しかった!と。今回も美味しいと満足気。
食べ物の記憶ってかなり長く残るらしい。

お土産を買い、15時20分には各自、ホームへ。
今や、一種のギャグの様相を呈している『家に帰るまでが修学旅行です!』を合言葉にして。

母は、とあるコンクールで賞をいただき、新聞にエッセイが掲載されたことがある。
なのでそれで勢いを増して毎年、エッセイコンクールになにがしかの文章を書いて出している。

今年はこの旅行のことを書こうかな、
と意気込んでいる。
とりあえず前向きなのはいいことだと思う。

私は母が明るく元気でいてくれればそれでいい。
親離れしてないのかもしれないけど、いつか強制的に離れなければならないその日まで、親離れしなくてもいいとひそかに思っている。

何はともあれいい旅でした。
次は、どこにしようかな。


京都駅やっぱりなんか変…。




























親子で京都修学旅行 その2

2014-04-27 16:31:06 | 日記
朝6時起床。
ここら辺はお互い教員、きちんとする。
部屋からは電車の運行状況が丸わかり。
電車好きな人には、このホテルはたまらないだろう。

朝ごはんをしっかり食べて、8時40分発の、今度は京都ひるバスに乗り込む。
京都の寺社仏閣は、交通の便が良くない。バスも時間通りに来なかったり混んだりする。
その不便さを解消すべく登場したバスで、
北野天満宮や金閣寺、銀閣寺など名所を巡る。
乗降は一日中自由で、一日10本運行している。
予約制で、車内が混み合うこともないし、時間にも大変正確だった。

乗車するときには、このチケットの裏側に印字された日付を見せる。

ひるバスが停まる場所には、このマークが。

まずは始発バスで金閣寺に。
金閣寺、
日本人よりも外国人の方の方が多かった!!

キンキラキンに青空が美しい。
韓国の方らしき若者の団体さんに写真撮影を英語で頼まれたり、
フランス人の男性たちのファッションがすごく素敵だったり、
ここはほんとに日本?ってぐらい、日本語以外の言語がそこらじゅうに飛び交っていた。

ひるバス再び、次は銀閣寺へ。
王道過ぎるけど、母、行きたいみたいだったし、いい。

金閣寺と比べるとかなり地味だけど、こっちのが好き。


最近、花を育てるのに凝っている母は、庭園に咲いている花が気になって仕方ない。花の写真ばかり撮っていた。
花を大事に育てるのも、生徒を大事に育てるのも似てるとこがあるのよーとのこと。

次はまたひるバスで、平安神宮へ。
途中の町家で、鐘馗さま?に出会う。
魔除けだったかな。


昨日もきたよ平安神宮。昼間のお姿。

このあたりでお昼ごはんの予定。
平安神宮から歩いて3分の『だる満』に予約をいれていた。
地のもの、無農薬・有機栽培で育てられた野菜で作られたおばんざいが美味しいお店。
おばんざいは京都の家庭料理的なお惣菜。

おばんざいバイキング(ご飯とお味噌汁付き)が美味しかった!食べ過ぎた!



コーヒーまでゆっくり飲んで14時。
次は知恩院。昼間の姿、爽やか。


長い石段を上り切って、山門をくぐったら、そのあたりに腰掛けてくつろいでいる人をたくさん見かけた。
みな穏やかで楽しそう。
私も母と石段に腰掛け、新緑をしばし鑑賞した。初夏、緑の美しい季節。

畳敷きの堂内では、法事をやっているようだった。
お香のかおりと読経、気持ちが正される。気持ちがいい。
知恩院の七不思議の解説パネルなどを読みながら、ぼんやりと時を過ごした。
お寺の中、何時間もいたくなる。

まだ時間があるので、ちょっと足を伸ばして南禅寺へ。こちらはタクシーで。


瓦に一枚一枚、『南禅』って書いてある!


ここにきた目的は、ここ。
境内にある水道橋。明治期に作られたそうで、和の建物の横にこのレンガ作りの橋。そしてこの橋、なんだか絵になる。



最後にまた平安神宮付近に戻ってひるバス乗車。清水道へ。
ここはひどく混んでた!中国、韓国などアジアの方々が大勢、観光に来られていた。


この写真の道沿いには、若い方々が店を出していて、若い感性と伝統的な技術がクロスして、見たことのないユニークなデザインの商品がたくさん販売されていた。

ポチ袋や便箋などの紙もののお店や、
刺繍のお店、新しいデザインの浴衣のお店など、思わず欲しくなってしまうオシャレなものがたくさん。
そぞろ歩きながら、見入ってしまう。

清水寺に向かう道は大混雑。
私も母も、清水寺には数度行ったことがあるし、あまり人が多すぎて疲れて来たので、帰路につく。
ひるバスに何度乗ったかわからないけど、最終便で京都駅へ。

荷物を置きにホテルへいったん戻り、1時間ほどのんびりする。
京都駅に宿泊場所があるって便利。

烏丸線で烏丸御池へ、京都市立博物館付近にあるごはん屋さん『五けんしも』に19時半に予約していた。
ここは身体に優しい素材や、薬になるものをたくさん使っているとのこと。

腸に第一期のガンを持っている母なので、食べ物にはかなり気を使ったけど、
結果として、母は私よりよく食べていた。
元気だ。


京町家をそのままお店として使用しているので、まるで家のよう。
梅酒やゆず酒を飲みながら、おばんざいやお魚を食べながら、
仕事のこと、これからのことをのんびりと母と話した。
仕事でも人生でも大先輩である母の言葉は、私の今後の指標でもあるし、
何より、母とのんびり過ごせる時間が幸せだ。
母は現役時代は常に忙しく、常に不在だった。
やっと今、ちゃんと親子ができてる気がする。それが何より嬉しい。


いろいろ食べたけど、アボカドのお豆腐和え、特に美味しかった。

カウンターに案内されたので、最初はそういうのに慣れてないし、他のカウンター席の方々が常連さんの様子だったからかなり緊張してたけど、
調理の様子が見えたり、お店の方といろいろお話もできて楽しいひとときだった。

長くなってしまった。
そこからはホテルに帰ったあと、24時まで記憶なし。
熟睡してた。
母に起こされ、お風呂。
子どものときと変わらないなあと思いながら、就寝。












親子で京都修学旅行 その1

2014-04-27 15:35:26 | 日記
25日の金曜日は、こんな日に限って5時間全て授業で、
6時間目の学活は体育大会の選手決めで長引く。
学活と帰り学活と掃除が終わったらだいたい15:50だから、
1時間の年休もらって脱出!と思ってたのに、選手決めで時間が押してしまい、やっとこさ16:10過ぎに退勤。
副校長先生に、超早口で
「すいません、1時間年休取りますっ!
掃除終わりました、部活はお任せしてます!」
と言って届けを出す。
副校長先生は、
「はいはい、いってらっしゃいー、お疲れ!」
と。旅行のことは学校の人には誰にも何にも言ってないけど、なんとなくわかるんだろう。

予定の新幹線に乗り、駅弁を買い、一路、京都へ。
母との京都修学旅行?一日目。
岡山からやってくる母とメールで連絡を取りつつ、
お弁当食べるわ、買うだけ買って読む暇が取れなかったブルータスの合本、日本美術、西洋美術特集をまとめて読んだり。

京都到着は19時過ぎ。
京都駅で母と待ち合わせて、まずはホテルにチェックイン。
京都駅構内にある「ホテル近鉄京都駅」。
ここほんとに近い!
新幹線の中央改札から約1分!

受付で、厚紙のカードキーを受け取り、部屋へ。
エレベーターを降りた向かいの窓は京都駅!


で、指定された部屋に入ると。

あれ、なんか狭い…ワイドツインだったのに、と思って横をみたら、
な、なんと誰かの荷物がー!!


焦ってフロントに電話、すぐに従業員の方が来てくださるとのこと。
部屋の中で待つわけにはいかないので、部屋の外で待ってると、
その部屋に宿泊しているらしい、品のよい老夫婦がちょうど帰ってこられた。

部屋の前に佇んでる私たちはかなり不審者なので事情を説明する。
「あら、ダブルブッキングかしら?」と奥様が心配してくだっていたが、
私はフロントの人が間違った部屋の案内をしてしまったことはわかっていた。
だってここ、どうみてもワイドツインじゃない…。
普通のツインがもう満室とのことでワイドツインにしたのだった。

しかし、それを口にするのはなんかすんごく失礼なので言わない。


ほどなくして、従業員の方がやってきて、
「お部屋を間違えてました。大変申し訳ありません!!」と、新しいカードキーを持ってこられた。
こんなこともあるんだなあ。
その後、謝罪?のお手紙をいただいたり、お菓子をいただいたりと丁重に詫びられた。相手の方にもそうしたという。
母は、さすが大手は違うねーと、変なところで感心していた。

このホテル、位置的にも便利で良いし、部屋も大変美しく、
そして朝ごはんもとても美味しいので、
そんなに丁重に謝らなくとも今後の観光に使うことはもう決定。
(しかももうチェックアウトのときにはそのことも忘れてて、「大変ご迷惑をおかけしました。」と従業員の方に言われたときも、母も私も一瞬、???って思ったぐらいだ。)

そんなアクシデントもあったけど、夜の京都観光に繰り出す。
京都駅前の新・都ホテル付近に迎えにくる京都よるバスに乗って、京都市内一周。
提灯をもったガイドさんが迎えてくれるなんて、なんだか風情あるなあ。

ライトアップされた東寺を皮切りに、
西本願寺や二条城、京都大学、平安神宮、知恩院、青蓮院、八坂神社などなどを巡りながら解説してくれる。

バスの運行に合わせたライトアップ、平安神宮


知恩院


平安神宮も知恩院も2日目の昼間に行く予定ではあったけど、
夜の雰囲気はまた違って面白い。
母は、京都の街並みが、やっぱり独特だよね~と窓から熱心に外を見てた。


バスの中は、走行中はランプは消えていて、外の風景がよく見えるようになっている。
解説も面白い。一人1600円、ネットのチラシを持っていくと100円引き。
記念の乗車証をもらった。


22時前に京都駅に戻ってきた。約1時間半の観光。なんだか夜の夢の中のようで、不思議な感覚に。オススメ。

母が軽く何か食べたいというけど、22時過ぎには、京都駅構内の飲食店は全部閉まっている。
うどんがいい、というので、近くのなか卯へ。
ごめんー、1日目夜は食べてくると思ってた…。ミスー、私のミス!

でも母はなか卯のシステムがとても珍しかったらしく、
しかも旅行者らしい外国人の方がいっぱいいて相席だったりしたので楽しかったようだった。
3日間、どこに行っても外国人の方が大勢だった。京都は国際観光都市だなあ。

ホテルに帰ると、私も母も疲れ切ってるから、お風呂後すぐにバタン。
私も母も授業やってからきてるし。

積もる話はまた明日ってことで。
小さく電車の音を聞きながら(でもものすごく近いわりにはほとんど聞こえないのだけど)、就寝。