しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

ガラスの向こうに

2014-09-06 05:19:19 | 日記
週末は本当にすぐに眠ってしまうほどぐったり。
暑さのせいか、それとも年齢のせいか。。。
放課後、テスト前で生徒がいない美術室で仕事をしていたら、
なんと15分間ほどうたた寝していた。びっくりした。
養護の先生に、もー今日は帰った方がいいって!と言われた。
とはいえ、作品をみる仕事や家庭訪問まであるので帰れない。


洗濯しっぱなしで眠ってしまったので、
室内乾燥機を使いこんな時間に洗濯物を干した。
4:30、夜明け前の一番静かな時間。
もう一眠りしようかと思ったけど、こういう静けさは好きだから起きている。



もうすぐ、ステンドグラスの作品展が始まる。
自分の作品も数点出品する。
不定期に開催されるこの団体での作品展にはもう3回目の出品になる。

来年、小さいけれど自分一人の作品展を実は予定している。
明日、初顔合わせの打ち合わせで不安も多い。
ワクワクするけど、量的にまだまだ作らなければいけない。
締め切りというものをはじめて自分に科してみた。



もし今回うまくいけば、
京都でもやってみたい憧れの小さなカフェ兼ギャラリーがある。
一週間ほど京都に滞在して・・・それこそほんとにワクワクする。
夢は広がる!


メールで少しずつ展示の打ち合わせをしながら、
やっぱり本当にやりたいと思ったら、自分で一歩踏み出してみないとダメなんだなと思った。
行動すれば、夢は実現に近づいていく。


ステンドグラスは、のんびりとお茶でも飲みながら、
光の透ける様子をぼんやりと眺めるくらいが合っている。
カフェ兼小ギャラリーがあるところで、ちょくちょくやってみたい。
調べてみたら、そういうところってたくさんある。



ガラスや鉱石がとても好きなので、今日も帰りに天然石の本を買ってしまった。
みているだけで幸せな気持ちになれる。
ガラスだけでなくて、天然石も使ってアクセサリーを作ってみたい。
ついでに、アクセサリーパーツのことも調べている。
ちまちまと作業することで、気持ちが平かになる。

自分が作ったものを時々、学校につけていくと、
生徒は、授業はあんまり聞いていない生徒でもこういうときはめざとくみていて(笑)、

「これかわいい! どこで買ったの??」と言ってくれる女子もいるし、
「この前していたやつが、知ってるマンガに出てくるやつに似てる。(?)」
という男子もいて話題ができるので重宝している。


これガラスで作ったんだよ、というと驚く。
そうしたら、
夏に箱根ガラスの森美術館でガラスの体験したよ!
と言って来る生徒もいたりして、美術の授業的にも話題が広がる。


箱根の森美術館のガラス体験は、
過去、夏休みの部活(というかもう遠足)で実は行ったことがある。
そのときは保護者の了解を得て(値段が高いので)、
ご飯を美術館で食べるというテーブルマナーを学ぼう的な企画もあって、
ロマンスカーに乗るわで、生徒達がもう大喜びだった。
あれは引率がかなり大変だったけどめちゃくちゃ楽しかった。


先日していったガラスのペンダントを見た瞬間に、
「これ目薬みたい!なんか可愛い!!」と言った生徒がいて、
ん??? 目薬? と一瞬思ったけど、
言われてみたら確かにそんな感じがする。

透明なガラスの中央に、淡く水色が入っているペンダントで、
白っぽい洋服に映える。

確かに中央の淡い水色の様子が、
瞳の中に目薬を落とした一瞬のイメージと被る。
せっかくなのでこのペンダントを「めぐすり」と名付けた。
子どもの見方って、面白いものだと思った。


私がガラス制作に目覚めたのは8年前のことだけど、
ある意味、運命的な出会いだったかもしれない。

数学教師だった私の父は若い頃、
ビーズでかなり精巧なアクセサリーを作るのが趣味で、
母にもよくプレゼントして喜ばれていたらしい。
うっすら覚えているその作品たちは、
本当にこれがビーズ?宝石じゃないの?というほど美しかった。
私はそんな父の血を、確実に自分の中に感じる。


ガラスや鉱石の美しさに自分自身が感動し、作るもので人に喜ばれたい。
ガラスの向こうに、もう1つの自分の人生を夢みている。