今日は午後から区の研究会と作品展搬入。
生徒は13時には下校。
例のごとくご飯を食べ損なった私、作品を持ち運べるように包んで出発。
途中で、個別支援級の先生の車に拾っていただく。
すごく近くの学校へ行くんだけど、学校って、不便な場所にあるのよね。
拾っていただいたおかげで、かなり早めに到着。
懐かしさで胸がいっぱいになる。
私が1年間、非常勤講師として勤めていた学校だったから。
もう7年前か・・・・。
評価の仕方はおろか、授業の仕方までわけわからないまま配属になった学校。
それなのに美術教員は私ひとり。しかも、土日はまだ幼児教室で仕事をしてた。
正規のキツい先生に「非常勤は常勤がいなくなってからパソコン使って!」と言われて、
泣きながら夜、一人で成績付けてたなあ・・・。
そう思うと、景色が暗く見えてくる。苦労してたな。
中に入ると、きれい。あの頃もきれいな学校だった。
美術室に入ると、きゅんとした。
だって、私が去る前に片付けた棚がそのままあったから。
仕分けした箱まで・・・。
研究授業は、「絵本鑑賞」だった。
鑑賞を研究授業でやるなんて、勇気あるなあと思った。
難しいもん。
小学校のときに読んでた絵本を、造形的な視点から見つめ直すという授業。
「モチモチの木」の大きな絵本を見ながら、
絵の工夫を話し合わせる。色、形、構図・・・。
中1だったけど、結構いろいろ発言してて面白かった。
まだ小学生みたいな可愛い1年生で、絵本を素直に喜んでいた。
そのあと、班にわかれて、配布された絵本の中にある絵の工夫を3つ、話し合って挙げる。
配布された絵本も「ハラペコあおむし」とか「やまなし」とか、みんなが話を知っているもの。
そして最後は、各班の代表者がそれを発表するという形式だった。
これ、いいなあと思った。
絵本に対して新しい視点を子どもたちに持たせるって、いい。
イラストやアニメの制作にも繋がるよね。
自分が絵本大好きなものだから、生徒の中に入って一緒に鑑賞。
「先生、どこの先生なの?」と生徒に話しかけられ、
「◯◯中!」って答えたら、
「〇〇くん、知ってる?」とか、知り合いの名前まで出てくる始末。
もうそれくらいご近所中学。
そのあと、生徒を下校させて研究討議。
私が改善すべき点だなと思ったのは、声の小さい女の子の意見がかき消されていたこと。
生徒たちは口々に意見を言うけど、
先生に聞き取ってもらえるのは、声の大きな、自己主張の強い子ばかりだった。
私は、自分が内気で声の小さい子どもだったから、
こういう時、とりあってもらえないことのかなしさが分かる。
手を挙げさせて意見を言わせるほうがいいなあと思ったから、それを意見として言った。
でも授業そのものはとても面白いものだった。準備もしっかりされていたと思う。
その後、巡回展のため持ち寄った作品を各校ずつ解説していく。
でも、今回、ちょっと気になったのは、
「評価しやすい課題を意識的に選んでいる」ということ。
はっきりと先生方が言ってたし。
人物画とか風景画とか、確かに評価しやすいし、その評価に対して保護者も納得しやすい。
上手い、そうでないがはっきりと出るから。
うちの区はものすごく教育熱心で、
評価についてもすぐに保護者から問い合わせが来るから、
それへの対策っていうのもとっても理解できる。
けど。
その課題って、面白いのかな・・・・。
そこが問題。大問題。
しかもまるまる3ヶ月ずっと風景画って。
・・・ワクワクしないじゃんー。
確かにハマると楽しいだろうけど。。。
ハマれない子の方が正直、多いと思う。
それに対して反論はしなかった。
まだ、反論できるほどの実践を、自分ができてるとも思えないから。
すっきりとしないまま、会場校をあとにした。
あ、そうだ、何にも食べてなかった・・・。
駅まで歩いた。
そう、この学校、駅までものすごく遠いんだった。
駅前でトマトのパスタとカプチーノ。
子どもが面白いと思うものをやりたい。
というか、子どもと一緒に、自分もいつもワクワクしていたい。
そう思う自分って、違うのかなあと、
カプチーノ2杯目飲んで考えたけど、よくわからなかった。
生徒は13時には下校。
例のごとくご飯を食べ損なった私、作品を持ち運べるように包んで出発。
途中で、個別支援級の先生の車に拾っていただく。
すごく近くの学校へ行くんだけど、学校って、不便な場所にあるのよね。
拾っていただいたおかげで、かなり早めに到着。
懐かしさで胸がいっぱいになる。
私が1年間、非常勤講師として勤めていた学校だったから。
もう7年前か・・・・。
評価の仕方はおろか、授業の仕方までわけわからないまま配属になった学校。
それなのに美術教員は私ひとり。しかも、土日はまだ幼児教室で仕事をしてた。
正規のキツい先生に「非常勤は常勤がいなくなってからパソコン使って!」と言われて、
泣きながら夜、一人で成績付けてたなあ・・・。
そう思うと、景色が暗く見えてくる。苦労してたな。
中に入ると、きれい。あの頃もきれいな学校だった。
美術室に入ると、きゅんとした。
だって、私が去る前に片付けた棚がそのままあったから。
仕分けした箱まで・・・。
研究授業は、「絵本鑑賞」だった。
鑑賞を研究授業でやるなんて、勇気あるなあと思った。
難しいもん。
小学校のときに読んでた絵本を、造形的な視点から見つめ直すという授業。
「モチモチの木」の大きな絵本を見ながら、
絵の工夫を話し合わせる。色、形、構図・・・。
中1だったけど、結構いろいろ発言してて面白かった。
まだ小学生みたいな可愛い1年生で、絵本を素直に喜んでいた。
そのあと、班にわかれて、配布された絵本の中にある絵の工夫を3つ、話し合って挙げる。
配布された絵本も「ハラペコあおむし」とか「やまなし」とか、みんなが話を知っているもの。
そして最後は、各班の代表者がそれを発表するという形式だった。
これ、いいなあと思った。
絵本に対して新しい視点を子どもたちに持たせるって、いい。
イラストやアニメの制作にも繋がるよね。
自分が絵本大好きなものだから、生徒の中に入って一緒に鑑賞。
「先生、どこの先生なの?」と生徒に話しかけられ、
「◯◯中!」って答えたら、
「〇〇くん、知ってる?」とか、知り合いの名前まで出てくる始末。
もうそれくらいご近所中学。
そのあと、生徒を下校させて研究討議。
私が改善すべき点だなと思ったのは、声の小さい女の子の意見がかき消されていたこと。
生徒たちは口々に意見を言うけど、
先生に聞き取ってもらえるのは、声の大きな、自己主張の強い子ばかりだった。
私は、自分が内気で声の小さい子どもだったから、
こういう時、とりあってもらえないことのかなしさが分かる。
手を挙げさせて意見を言わせるほうがいいなあと思ったから、それを意見として言った。
でも授業そのものはとても面白いものだった。準備もしっかりされていたと思う。
その後、巡回展のため持ち寄った作品を各校ずつ解説していく。
でも、今回、ちょっと気になったのは、
「評価しやすい課題を意識的に選んでいる」ということ。
はっきりと先生方が言ってたし。
人物画とか風景画とか、確かに評価しやすいし、その評価に対して保護者も納得しやすい。
上手い、そうでないがはっきりと出るから。
うちの区はものすごく教育熱心で、
評価についてもすぐに保護者から問い合わせが来るから、
それへの対策っていうのもとっても理解できる。
けど。
その課題って、面白いのかな・・・・。
そこが問題。大問題。
しかもまるまる3ヶ月ずっと風景画って。
・・・ワクワクしないじゃんー。
確かにハマると楽しいだろうけど。。。
ハマれない子の方が正直、多いと思う。
それに対して反論はしなかった。
まだ、反論できるほどの実践を、自分ができてるとも思えないから。
すっきりとしないまま、会場校をあとにした。
あ、そうだ、何にも食べてなかった・・・。
駅まで歩いた。
そう、この学校、駅までものすごく遠いんだった。
駅前でトマトのパスタとカプチーノ。
子どもが面白いと思うものをやりたい。
というか、子どもと一緒に、自分もいつもワクワクしていたい。
そう思う自分って、違うのかなあと、
カプチーノ2杯目飲んで考えたけど、よくわからなかった。
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