しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

子どもと大人の間で

2012-11-10 21:02:52 | 日記
午前は土曜参観日と午後は部活動見学日。
1時間目は自分のクラスの美術。
ラッキーなことに、今日は1時間しか授業のない日。

朝イチの美術、誰も見に来ないだろう・・とタカをくくってた。
そしたら、生徒の保護者で同業者の方(数学の先生だけど)がいらっしゃってた。
保護者の方でも多少緊張はするけど、同業者の方はより一層緊張する。。。
しかも前任校で多少、関わりのあった先生~。。。(私が持ってた部活の前顧問!)


はい、緊張しました!((((。。;)
いつになったら、緊張しなくなるのかな。



その後は学級通信と後期の中間試験問題作りに邁進。
3時間も空きがあるなんて嬉しい。

学級通信では面接についてのことなどなど、そろそろ本気受験モードの記事を書く。

1週間に1回、週末に学級通信を発行しているけど、
先週は面談やらなんやらでしんどくて出せなかったからデラックス版に。

3年前、やっぱり3年生の担任をしてた時の学級通信をひっぱってきて見ていると、
3年前もやっぱりひたすら頑張ってた自分を思い出す。
何も分からなかったぶん、今より余計に熱い記事だったかもしれないなと思う。

6年間、できるだけ毎週末に発行してきた学級通信は、今ではクラスの日記帳のようなもので、
過去のことを振り返るときのいい資料になっている。
そして何より、
自分が努力してきた日々の思い出であり、宝物だと振り返ってみて思う。


中間試験では2、3年生とも美術史も出題するので、
日本の美術史の方は社会の歴史の教科書を資料として使う。試験範囲にも入れた。
西洋の方は、今の2年生からは自分でプリントを作って3年生の前期で現代まで行くようにしてみた。
美術史を知っておいて、損はないと思う。
時間が限られているし、細かいことより、大きな流れをつかんでほしいことを常に言っている。
高校や大学で、必要だったら細かいことを覚えればいいと思う。

歴史の教科書は昔よりもずっとカラフルで分かりやすくて、今の子はいいなー。


新しい世代になって2週間の部活動。
進路面談で、ろくに顔が出せていなかった。
久々ゆっくりと部活に出て、生徒と話しながら私は3年生の授業作品をチェック。
3年生がいなくなった部活は、寂しいだろうなと思っていたけど、
まあ確かに寂しいけど、また新しい世代も頑張ってる。
3年生が引退した日、「イラスト部にはならないで!」というメッセージを後輩達に残したのだけど、
後輩たちはその言葉を忠実に守って活動するようになっていた。
1年生も真剣にデッサンをやっている。これでいいですか?と作品を見せに来る。
アドバイスを素直に一生懸命聞いている。
文房具を描いているのだけど、「デッサンって、楽しいですね!」と1年生が言うから嬉しかった。

先輩のパワーって、すごいなと感心。
ありがとう。なんて素晴らしい先輩だったの、3年生・・・・。
1年生のときはアニメが大好きで、アニメのキャラばっかり描こうとする人たちだったのに。
いつの間にそんなに成長したのか。


そうこうしてたら、帰宅したはずのクラスの生徒が泣きながら学校に現れた。
話を聞くと、家で両親が大げんかし、いつもならなだめる役目をする父がキレて、
離婚する!という話になったらしいのだ。
それを聞いてショックだった生徒は、走って家を飛び出して学校に来たという。
たぶん、売り言葉に買い言葉だと思うけど、この不安定な時期の子どもにはきつい。
泣きじゃくってた。勉強なんか手につかない、と。

そんな、迷った子犬みたいな姿を見て、
なんだかんだ言っても、中3でもやっぱりまだ子どもなんだなと思った。

中学生の家庭って、両親がだいたい結婚して15年くらいのご家庭だったりするから、
ケンカもよくあるらしく、こういう風なことでショックを受けて泣く生徒が結構いる。
私の両親もこの時期、ひどく仲が悪くて、
とにかく面白いことを言って家を明るくしようと必死だった気がする。

自分を大切に見守ってくれる人たちが、まだまだ必要な時期。

大人と子どもの間を、生徒たちがフラフラと歩いている。
私はしっかり大人になって、この人たちを支えないとなあと思った。






















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