10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

WebCamでの拡大撮影

2008-08-03 01:20:33 | 惑星





SPC900NCをゴムパイプでなんとかアイピースに繋げる事ができました。
その撮影第一弾です。シーイングは悪かったのですが、それでもかなり細かい模様まで浮き彫りになってきました。ベランダでの撮影なので、体重移動するだけで画像が揺らぎます。当然大量の蚊にたかられても、身動きつとつできません・・・・

最終処理までの流れは以下の通りです。
1)SPC900NCで1分ほどの映像を撮影。
2)Macなのでmovフォーマットで保存。
3)ムービーをaviフォーマットで書き出して、Windowsへコピー。
4)Registax4でアライメント。
5)Photoshopでレベル補正。

上の写真は9.7mmアイピースを使ったもので、画面一杯にはいっています。下の写真は26mmアイピースを使い倍率を下げて撮影しました。

画面一杯に入ると迫力はありますが、被写体の上下に青と赤のにじみが出ます。低倍率は迫力はありませんが、衛星が画面内に収まるので、それを使ってピント合わせを行います。
(元々ぼけている木星のみでのピント合わせは結構難しい)

上の写真と下の写真とでは約1時間ほどの開きがあります。
自転で模様が移動しているのがわかりますでしょうか?

出来映えだけを見ると、やはり高倍率の方がきれいですね。

初期に撮影した木星と比べると、やっとここまで来たか!と言う感じです。
(他の方の撮影した木星を見ると、その差にガッカリしますが・・・)
今度はもっとシーイングの良い時に他の天体にもチャレンジしたいと思います。
(というか、このところ曇りばかりで、木星観測がやっとです)

ちなみに、Registaxによるコンポジットの効果は以下の通りです。



まるで。魔法ですね・・・


写真上
<jupiter>
08.08_02_23:30/大室高原自宅
LX-90GPS-20/9.7mmアイピース
OSPC900NC/250コマコンポジット
Registax4/Photoshop CS3 レベル補正

写真下
<jupiter>
08.08_02_23:50/大室高原自宅
LX-90GPS-20/26mmアイピース
OSPC900NC/120コマコンポジット
Registax4/Photoshop CS3 レベル補正