10万光年+α

子供の頃からの夢を叶えるべく始めた天体観測・・・

天城高原で星雲にチャレンジ

2008-08-04 02:09:20 | 星雲・系外銀河・星団
なかなかスッキリ晴れる日が来ないのですが、今日はガスが多いとは言え、青空が広がったので、天城高原へ行ってきました。

きれいに天の川は見えていました。しかし、風が強い!
大気の揺らぎもひどく、木星はまったくだめでした。

と言うわけで、一眼デジカメで星雲を撮影してみました。

アンドロメダ大星雲(M31)



眼視でも確認できましたので、位置は容易に解りました。
が、渦巻きどころか、楕円にすら見えません。

三裂星雲(M21)



眼視ではほとんど見えず、感で位置を決めて撮影しました。
元画像には何も写っていないように見えましたが、ノイズ覚悟で画像処理をしたところ、微かに浮かび上がってきました。

干潟星雲(M8)



三裂星雲(と同じく・・・

駐車場には2人先客がいましたが、お話を伺ったところ、使用しているデジカメの「赤外線フィルタ」は取り除いてある、との事。通常、一眼を含めて、デジカメには赤外線フィルタが付いています。しかし、これがあると、赤系の淡い光をシャットアウトしてしまうので、散光星雲などは写真に写りにくいのです。それで、多くの方はカメラを改造し、フィルタを除去しています。しかし、そうすると、そのカメラは天体撮影にしか使えなくなります。勇気がいりますね。

30秒露光の三裂星雲をモニタで見せてもらいましたが、すばらしく綺麗な写りでした。

ゆくゆくは改造デジカメをネットオークションで落札するしかないですかね・・・
それにしても、OLMPUS E-410は横ノイズがひどい・・・
(気温のせいもあるとは思いますが)

最後に今日の銀河です。
これもノイズがひどいですが・・・



<M31>
08.08_03_22:15/天城高原

<M21>
08.08_03_22:50/天城高原

<M8>
08.08_03_23:10/天城高原

LX-90GPS-20/26mmアイピース
F6.3レデューサー/OLIMPUS E-410
露光60sec/ISO800/Photoshop CS3 レベル補正