ちょっと前からブログに一連の出来事だの本丸だのなんだのと思わせぶりなことを書いてたのは、実は儂の母親のこと。自分のことや家族のことを書くのはあまり趣味じゃないんだけど、儂のことでみなさんに心配していただいたし、とりあえず経緯だけでも書いておこうと思う。
先週の火曜日に母親が肺炎で入院した。儂の母親なのでもちろん高齢。しかも基礎疾患がCOPDなので肺炎は天敵。
母親は我が家から電車で1時間半位、車で2時間弱位の所に独り住まい。車の場合、渋滞の程度によってはさらにかかる。中途半端に遠いので行くだけでも一仕事。
3月11日の土曜日の夜に母親から、「夕方から熱があり、SPO2が低くくて胸が苦しい」と電話があった。
翌日の日曜日、熱は平熱に戻ったんだけどSPO2は低値のまま。それでも普通に起き上がれるし歩けるし、ご飯も自分で食べれるみたいだったので、とりあえず様子をみることにした。
ところがその翌日にまた微熱。年齢と基礎疾患のことを考え、これは病院に行った方がいいと判断。でも、かかりつけ医がまたちょっと遠くて、母親の家から車で1時間強はかかる。なので、近くの病院に電話してみたんだけど、どこも発熱外来は予約制で今日の今日では診てもらえなかった。
5類になったんじゃないのかよと思いつつも、仕方がないので、儂がママと一緒に母親の家まで行き、そこからかかりつけ医に連れて行った。
病院では平熱だったけど、SPO2は相変わらず低値。この時点のレントゲンでは肺炎像はなし。血液検査のために採血。コロナの検査はキットがなくでできなかった。一通りの診察を終え、この時点では原因がわからないので、とりあえずの薬を処方してもらって母親の家に連れて帰った。
そして3月14日(火)。すでにブログに書いたように、儂、早朝にトイレに起きた際に一瞬意識が飛んで頭を打った。意識が飛んだのは、この前日にほぼ丸1日飲まず食わずで、車を運転したりDr.と話したり母親にいろいろ説明したりなんやなかんやで、おそらくは脱水や低血糖やストレスのせい。
頭を打ってから1時間ほど寝てたんだけど、今度は母親のかかりつけ医から電話。血液検査の結果が出たが炎症反応が強くてコロナの疑いもあるので、すぐに救急車を呼んで入院した方が良いとの指示。
すぐにと言われも儂が行くのに2時間はかかる。それに頭を打ったせいで調子もよくない。母親に電話してその旨伝えたんだけど、どうしても一人ではイヤだと言うので、まずは儂が車で母親の家まで行った。こういう時に限ってママが仕事。ママも患者が相手なので急には休めない。なのでこの日はすべて儂一人。さらに、母親の家に行くまでの高速道路で2ヵ所の事故渋滞。間が悪い時って、ホント、こんなもんなんだよなと思った。
母親の家に着いてすぐに119番。救急車はすぐに来てくれたんだけど、それから1時間半近く搬送先が見つからず。高齢で肺に基礎疾患があってしかもコロナの疑いもあり。この「疑い」というのがネックだったらしい。救急隊の人が「まだマシになった方だけど現場は大変。上にはそれがわからない・・・」と言ってたのが印象に残った。しかも我が家だけで2時間ほど救急車を占有したことになる。こんなんでいいのかなあと強く思った。
結局、母親の家の近くの老健に併設された救急指定病院が受け入れてくれることになった。そして救急車に同乗しようとしたら、病院から「コロナの可能性があるので患者本人以外は来ないで下さい」との指示。救急車には母親だけ乗って病院に行き、儂は母親の家で待機。この病院は儂の父親が亡くなる前にしばらく認知症で入院していたところなので、病院のことはだいたいわかってる。正直、ちょっと不安ではある。でも、受け入れてくれただけでもありがたいと思わないとダメだね。
2時間程して病院から電話があり、コロナではないが肺炎で、そのまま入院することになった。病院は未だに面会はできないとのこと。もちろん儂も行けず、病院のソーシャルワーカーや担当医から電話で話を聞いた。
この時点での入院予定は10日間。今は落ち着いているが、年齢と基礎疾患を考えると急変する可能性もあると言われた。これはかかりつけ医からも言われたし、儂も一応は医薬に携わってきた人間なので、肺炎と聞いた時点で覚悟はしてた。
そして、昨日で入院してから11日目。当初想定の入院期間は過ぎたので、病院に電話して今後の見通しを聞いた。それによると、本人は元気で食欲もあり、熱も下がっているみたい。ただ、呼吸がまだ完全ではないので酸素(2Lまで減ってるらしい)を投与して様子を見ながらリハビリをしてるので、まだ少し入院が必要とのことだった。
以上が一連の出来事の経緯。
現状、本人に会えないので様子がわからない。病院には数日おきに電話で状態を確認してる。もちろん本当のことを話してもらってるんだろうけど、やはり自分の目や耳で直接確認するのとはわけが違う。これが今の一番のストレス。
まあ、3年にわたるコロナ禍で、もっとひどい状況を経験された方はたくさんいるだろうし、今回の件なんかまだマシな方だとは思う。それでも、強いストレスであることに変わりはない。
ご心配いただいた皆様、どうもありがとうございます。
そして今日はこれからもみじがお泊りの予定。