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わがままZyZyの徒然日記

ペットロスから抜けられない爺が日々の出来事や想いを書いてます
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地球のこと #2

2022-10-22 20:15:02 | 地球とか命とか
また地球の話。

以前にこのブログにプラスチックごみの記事を紹介したことがあるんだけど、その時の記事がこれ。(記事1)
儂、この時これ読んで背筋が寒くなったわ。水道水とかボトル入り飲料水からも検出されてるって、自然界に広がれば当然のことだなって、ちょっと考えるとわかるけど、正直、食物連鎖以外はあまり考えてなかった。
今一番言われてるのは海洋生物への影響っていうことだろうけど、決してそれだけじゃないよね。水にも含まれてるっていうことは、あらゆる生物に影響があるかもしれないっていうことじゃないのかな。

で、この後、こんな記事も見つけてまたビックリ。しかもこれ、先の記事の2年も前の2017年のものだった。(記事2)
でも、この後にこんな記事も出てた。(記事3)
まあこれは研究ではありがちなことw。

儂、ゴミの分別は結構ちゃんとやってる(つもりw)。この時以来というわけでもないんだけど、特にプラゴミはできる限り他の物と分けて捨てるようにしてきた。
でも、儂が住んでる自治体は、以前は、やれ臭いが残ってるものはダメだの食べ物がついてちゃダメだのベタベタヌルヌルはダメだの云々と、回収する側目線なことばかり言ってたので、なかなかちゃんと分別できなかった。
ところが最近は、「ざっと洗うだけでいいので、できるだけプラゴミを分けて出してくれ」に変わった。まあこれって新しい法律ができたからなんだろうけど、理由はともかく、とってもとってもいいことだ。

普段儂が座ってる席の後ろにはゴミ箱が置いてある。以前は、プラスチックもその他のゴミも1つのゴミ箱に捨て、ゴミ収集に出す時に分けてた。
それだと面倒なので、ちょっと前から、プラスチック専用とその他用の2つのゴミ箱を置くようにした。そしてあらためて驚いたのが、プラスチック以外のごみ箱はそれほどでもないのに、毎度プラスチック用の方はあっという間に一杯になってしまうこと。
キッチンにもプラ用とそれ以外用のゴミ箱を2つ置いてあるんだけど、これも、プラ用の方はあっという間にあふれる。
もちろんプラゴミってかさばるからそれもあると思うけど、それを差し引いても量が半端ない。さらに、これとは別にペットボトルもある。プラスチックを使ってる物ってこんなに多いんだって、驚きを通り越して愕然とした。
これは冗談じゃなくて、ヤバいよヤバいよ!

そして、2020年の1月と3月にこんな記事が出てた。(記事4、記事5)
リンクばかり貼っても何が何だかわからないので、ここでちょっと整理。
  • 記事2はスペインの研究で、ハチノスツヅリガ(Galleria Mellonella) の幼虫がポリエチレンを分解するというもの。
  • 記事3はそれを否定する(まではいってないのか?)ドイツの研究。
  • 記事4はスウェーデンの研究で、前の2つとは違って、ポリエチレンを分解する菌とその酵素のこと。これはなかなか面白い。
    プラスチック汚染が深刻な地域ほどプラスチックを分解する酵素の量が多く、その種類も多いことを発見した。研究者らは、世界数百か所の環境DNAを分析。プラスチックを分解する能力を持つ酵素のデータと、各地域で公表されているプラスチック汚染の状況に関するデータを照らし合わせたところ、地中海や南太平洋など汚染が深刻な場所にほど、多くのプラスチック分解酵素が存在することがわかったという。
    そして、この記事にあった「日本で発見されたポリエチレンテレフタラート(PET)を分解する細菌の酵素」というのは、多分これのこと。またリンクになっちゃったけど、結構スゴイ発見かも。
    PETを分解する細菌の発見 : ライフサイエンス 新着論文レビュー
    6年も前のことだったんだね。(シラナクテハズカシイ
  • 記事5はカナダの研究で、記事2と同じように、ガの幼虫(ワックスワーム)がポリエチレン食べるよっていう内容。記事2の研究はやっぱり間違ってないんじゃない? おまけに、この幼虫とその腸内細菌との関係を明らかにしてる。でも、
    ワックスワームが現存するプラスチックをすべて食べてくれる、と期待するのは非現実的だが、細菌とワックスワームの機能と繁殖条件の理解を深めることで、より良いプラスチック生分解システムの開発を支援できる
    やっぱり、まだまだ研究途上なんだね。
ここまで書いて、そもそもプラスチックってなんだ?と思って調べてみたら、主要な構成元素はC、H、Oで、あと、NとかClとかSとかがくっついてるものだって。つまり普通の有機化合物と変わらないんだ。いや~、儂、勉強不足も甚だしいなw。
でも、じゃあなぜ生分解できないのか。それは、プラスチックは人類が作った化合物で、分解できる微生物が自然界に存在しないからだって。
この記事では「分解できる微生物は自然環境中に存在しない」と言い切ってるんだけど、正確には、そういう微生物はいるけどそれじゃあまだまだ足りない、難しいっていうことじゃないのかな。だから、生分解できるプラスチックの開発も必要ということね。
ただ、記事5にあった「汚染が深刻な場所ほど、多くのプラスチック分解酵素が存在する」っていうことは、もしかして、酵素誘導みたいなことも起きてる可能性もあるのか?って思った。もしそうだとしたら、この先、プラスチックを生分解できる微生物が増える可能性もあるのか? ただ、もしそういう微生物が増えると、今度は他の生態系への影響も考えないとダメっていうことにもなるのか? うーん、キリがないね。。。

儂、本当は、現代人はプラスチック使い過ぎっていうことと、プラスチックのリサイクルのことを書きたかったんだけど、いろいろ調べてるうちに、ただ儂の勉強不足が露呈しただけで終わったような気がするw。
でも、今のところはプラスチックはまだうまく処理できてなくて、地球の脅威になってるということが分かっただけで十分収穫。
とりあえず儂らにできることは、まず使い捨てのプラスチック製品をできるだけ使わないようにすること。ペットボトルやめて水筒使うなんていうのは結構やられてるし、コンビニやスーパーでも使い捨てのカトラリー類を付けなくなってなってきたし、まだまだいくらでもやれることはあると思う。例えばさ、昔はお豆腐なんてお鍋持って買いに行ってたけど、またそれにしちゃダメなのかなあと思ったりする。
そして、やっぱりこれ。


今しばらくはどっちも地道にやろうっと。もちろん自分達のためじゃなくて、地球のためにですわ。
そして縁があれば、人間もその恩恵にあずかれるんじゃないでしょうかね。

最後に、最近の記事も貼っておく。
環境問題とか環境保護とかを金儲けと結びつけるのは決して間違いじゃないと、儂は思ってる。
環境保護か金儲けかの二者択一じゃなくて、環境保護も金儲けもで全然いいじゃんw。っつーか、環境保護を無視して金儲けだけなんていうビジネスは、早晩成り立たなくなるでしょw。二兎を追う者は一兎をも得ず?w そうなるって言うんだったら、そうならないようにするためにはどうすればいいか、頭を使えばいいだけの話。
「どうせできないから」じゃなくて「どうすればできるか」だと思うわけ、何事も。

コメント (6)
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