わがままZyZyの徒然日記

ペットロスから抜けられない爺が日々の出来事や想いを書いてます
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生誕250周年

2020-10-05 09:28:13 | 音楽のこと
今年はベートーベンの生誕250年。
儂がクラシックを本格的に聞き始めた翌年が生誕200年だったから、なんと、あれから50年も経つのか! と、ちょっと、いや、かなり驚いたんだけど、自分の歳を考えれば合ってるw。
当時は、いろいろなレコード会社が記念盤や全集なんかを出したり、多くのオーケストラが記念演奏会を開いたりと、当然ビジネス的にもお祭りって感じだった。儂もレコードが欲しくて欲しくてたまらない時期だったし、演奏会にも行きたくて行きたくてしょうがなかったけど、そこは中学生の身、なにぶんにもお金がないから泣く泣くあきらめざるを得なかった。まあぶっちゃけ、一番覚えているのはそこw。
でも、誕生日だのクリスマスだのと言って親に頼み倒し、1年かけて買ってもらったのがこのレコード(CDじゃありません、30cmLPですw)。

上はバックハウスのピアノソナタ全集、10枚組で¥15,000(と書いてあったw)。下はカール・ベーム指揮ドレスデン国立歌劇場の歌劇「フィデリオ」全曲、3枚組で¥6,000。
ピアノソナタ全集の方は、段ボールのボロボロ加減が時の経過を物語ってるし、「今世紀最高のベートーベン弾き」、「史上最大の遺産」、「ステレオ決定盤!」っていうコピーも時代を感じさせる。しかも「ピアノ奏鳴曲」だって!

ちなみに、左下の楕円形のシールは「予約限定版愛蔵家番号」とかだったみたいw。

儂、あの頃はほとんどベートーベンしか聴かなかったけど、次第に他の作曲家に興味が移り、そのうちベートーベンはほとんど聴かなくなった。今にして思うと、「ベートーベンを聞くのは初心者」みたいに、ちょっとカッコつけてたのかもしれないなあw。
でも、歳とってきてカッコつける必要もなくなったしw、時間もできたし、最近はまたよく聞くようになった。やっぱりベートーベンはすべての作曲家の頂点に立つと、儂は思う。
「運命」とか「合唱」とか、有名な曲はあまたある。もちろん儂もこれらの曲を頻繁に聴くし、どれが一番好きということもない。今もこれ聴きながら書いてる。ただ儂の中では、ピアノ協奏曲第4番は頭一つ抜け出てるかもw。それも、この演奏で聞くこの曲は本当に素晴らしい。「静謐に潜む熱情」とでも言えばいいのだろうか、そういうものを感じずぬにはいられないし、聴く度に常に心に響く。

ピアノを弾いているグレン・グールドは天才であり不世出のピアニスト。50歳の若さで亡くなってしまったことが本当に惜しまれる。そのグールドの独特な音楽世界を見事にサポートしているバーンスタインも、これまたさすがの一言。儂が昔から大々々好きな指揮者の一人。

そして今年の生誕250年もいろいろやってるみたいだけど、気のせいか、50年前ほどの盛り上がりは感じないかな。あぁ、儂が歳のせいで鈍感になっただけかもしれないのかw。

いずれリンクは切れちゃうと思うけど、このあたりがちょっとおもしろい。


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2 コメント

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>けんぼーさん (Tristan)
2020-10-05 11:47:26
あ〜、やっぱりコロナのせいですかあ。
でも今は昔と違ってオンラインで行けちゃうから、売る方も買う方もそっちの方がいいですよね。
とは言え、最近CDあんまり買ってないです~(^^;
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Unknown (けんぼー)
2020-10-05 10:49:34
今年のベートーヴェンアニヴァーサリー、セールス面でも絶好の機会でしたがコロナでお祭りムードは吹き飛んでしまいました。。。
それでも興味深い新譜が続々出ていますので是非!
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