35年前、まだ腹筋が割れていた頃に、共に旅をしたスポルティーフ(自転車)が物置に眠っていた。
このたび、諸事情により引越しを決意したため、断舎利の一環として処分を決意。
ネットの掲示板で、引き取り手を捜していたところ、「是非譲って欲しい!」という奇特な方が現れた。
待ち合わせ当日、ふくらはぎがバキバキに鍛え上げられた若者が現われ、しばし新旧の自転車談議の後、彼の盛り上がった肩に担がれて引き取られていった。
そんなわけで、自転車だけでなく、釣具や生活用品など、夏休み中に、使わない、壊れている、ただのゴミ、ワシ・・・いやいや、極力無駄なものを引越し先には持ち込まないように処分しようと、ガサゴソとしたいたら・・・・
・・・・ん? 新しいラインのグループに招待が・・・
『・・・行かないんですか?・・・夏休みですよ!』
ENDさんから
「んじゃ、明日の夜からね!」
ほぼ即答に近い形で返事
(^^)
そんなわけで、keiさんも参加して、いつもの南房へ
雨が心配されたが、なんとか夜間は待ちそうな予報、風が東北東で多少ポイントが限定されるがまずまずの凪だ。
まだ明るい時間、沖の潮目に沿ってナブラが立った!
何度か、弓角を放ってみたが、届かなかったり、通り過ぎてしまったり・・・
そんな中、ジグサビキを投げていたkeiさんが・・・
「おおおおっ!のったぁぁ~~~!」
見れば、ブルズアイ3号siが見たことのない番手から曲がっている!
はるか沖で立つ水柱!
そして、飛んだ!
「・・・んあっ!・・・外れた!・・・くっそぉおお~」
・・・遠目に見えた魚影は細長く見えた。
おそらくシイラだろうという結論に至ったが、結局その後は掛けられず、前回の反省から、とんかつ弁当は避け、いやいや、釣り座近くで竿を出しながらの食事を避け、駐車場近くで海鮮丼をかっ込み、日没と共にカゴ釣りに移行。
ようやく台風が一発通り過ぎて、いいかげん本格化して欲しいところだが、相変わらずテンポの悪い釣りになる。
救いは、3人いるので雑談には事欠かない・・・といったところか・・・
それでも、前回よりは若干改善した感があり、餌取りのコサバに邪魔されながらも、イサキがウリンボ混じりで、ポツポツと上がりだした。
ただ、30cm止まりでこれはというサイズが釣れず、そして相変わらず肝心のアジが釣れず、どこへ行ったのだろう・・・とぼやいていたら・・・
シュインンンッ・・・・
久々に小気味良い当たり!
またイサキかと思って抜き上げてみれば、なんとアジ!
28cmほどの久しぶりの南房アジにしばし見とれる。
ようやく始まったか!と期待したが、アジはそれだけ・・・・
更に午前1時以降の上げ潮に入ってからは、イサキも食わなくなり、石鯛師が入磯してきたところで終了。
終わってみれば、ENDさんもkeiさんも似たような釣果で、なんとも消化不良な感じ・・・
ENDさんはシロギスをやりに行き、残されたおじさん二人はあれこれ釣れない言い訳を並べつくしてから・・・
「ばんや・・・行こうか?」
「・・・そだね」
・・・と保田のばんやの湯でいろいろな疲れを洗い流しながら・・・
「そうか・・・かれこれ10年以上こんなことやっているんだね・・・」
「・・・ほんとだ、あははははは・・・・」
昨年の釣行記を見ると、9月上旬~最盛期に入ったような感じなので、今回のアジはそのはしりであるとポジティヴに考え次回に期待したい。
湾奥ではサヨリも始まったらしいし、年相応に体力も落ちてきたが、まだまだ釣り馬鹿おじさんの珍道中は続くのだ。
日時:2017年8月12~13日 中潮
場所:南房某所
釣果:イサキ 30cm1尾、20cm前後5尾、アジ28cm1尾、ムツ・ウリンボ・コサバ少々
イサキは、小さくても歩留まりのいいお魚かも、小型6尾でもカルパッチョにお刺身にと家族4人には十分な量が取れた。
今思えば、あの日の釣果を暗示するようなシイラ?のすっぽ抜けでしたね。
もう少し慎重にやり取りすれば獲れたのかな、あ~ぁ( ;∀;)
いやいや、そもそもお魚は掛けなければ、獲る事もできませんから、ワシのメタルジグには掠りもしなかったので・・・
あそこまで届かせるなら、シーバスロッドより磯遠投竿が楽ですね。
勉強になりました。