夜釣りの必携アイテムの中でも、最重要のツールがヘッドランプ
大げさだが命を預ける位のポイントの高さがある。
永く愛用していたものが寿命が来たのか壊れてしまった。
しかし最近の製品は、点灯し続けることを前提に作られているせいか
オン→全点灯→半点灯→点滅→○×▲→オフ・・・
のように、何度も押したり、回転させたりしなければならない。
このような操作性は、一晩に100回近くオンオフを繰り返す釣りには向かないのだ。
また、照度も製品の性能の一つだが、必要以上に明るいものが多く、過度の照度は、ポイント照らしていたずらに魚を散らすだけでなく、消灯したときに瞳孔が絞られてしまって夜闇に目が慣れるまで時間がかかり、かえって危険な状況に陥ることすらある。
特に他者から顔をまともに照らされたときは、特にその傾向が強まるので互いに注意が必要だ。
(先行者に挨拶に行くときは注意しましょうね)
んで、選んだのはこれ
実は、keiさんが使っていて欲しくなったのだが、既に生産完了品とのこと。
電池は単三1本、オンオフのみのシンプルさが良い、今回の釣行が初使用だったが明るさもこれで十分。
keiさん、ありがとー
m(__)m
そんなわけで、仲良し釣りバカおじさん二人組の釣行記ですが、今回も南房でのカゴ釣りです。
久しぶりに連休をいただいたので、早めに出て昼過ぎに南房入り、さすがに、早すぎ(基本夜釣り)なので、ODOYAさんで昼食を買って、普段素通りしてしまうようなところを巡り時間つぶし・・・
しかし、それが実は本当に長~~~~~~~い時間つぶしなるとは・・・・
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びびゅ~~~っ・・・・
ざばざざざばぁぁ~~~んんんっ・・・・
ありゃりゃ・・・南西風が思ったよりも強いでないの・・・
こうなると南房の釣り場はほぼアウト
(>_
案の定、どこへ行っても港内は結構な数の釣り人が居るが、磯周りは人気がない・・・
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「どうする?」
「う~~む、どうしよう・・・コマセも溶かしてるし・・・帰るわけにはいかないでしょ・・・」
「とりあえず、晩飯買っておこうか・・・」
「そうしよう」
食い物の話は直ぐにまとまる仲良し釣りバカおじさん二人組は、またODOYAさんでゆっくりとお買い物、それを持ってまたあちらこちらを徘徊・・・
すっかり日が落ちた19時、それでも、なかなか南西風は収まらず・・・
「どうする?」
「う~~む、どうしよう・・・でも、竿を出さないことには帰れないでしょ・・・」
「とりあえず、晩飯食おうか・・・」
「そうしよう」
たどり着いたのはとある漁港、提壁に寄りかかるように座り込んでの星空ディナー
「あそこの船の旗、あれが目安だね。21時過ぎには変わると思うよ」
「もぐもぐ・・・そうしよう」
普段あまり観察しない夜の漁港内、ヘチに沿ってシーバスのような形の影が行き交ったり、クラゲかと思ったらなんとイトヒキアジの幼魚が優雅に泳ぎ去ったりと、新鮮な発見もあってなかなか楽しかった。
「あれ? keiさん 旗!」
さっきまで風を受けて北東にたなびいていたのが、垂れ下がったままになっている。
気がつけば波音も気持ち静かになった。
「よし! 行こう!」
【決めていた釣り場】に到着して始めたのが22時近く、荒れ模様を嫌ったのか先行者は居ない。
釣り座に立ってみると、風は落ちたが強い濁りが残っている。
最初は離れてそれぞれのポイントで開始、既に満潮から下げに入っているが投入した仕掛けはあまり流れない。
しかし、思いのほか反応が早く、開始直後からアタリがあり、20cmほどの小型中心だがアジが良く当たるようになった。
keiさんの側は、少し時間差があったが程なく同じような状況に突入、日付をまたぐ頃になってワシのポイントが潮位のせい(浅場なので)か反応が鈍くなったので、keiさんの隣に移動、ほぼ同じラインを流すことで、コマセを集中させポイントを作る。
今夜はアジが中心だが、30cmほどイサキも顔を出す。
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「待った甲斐があったし、場所を変えなくて良かったね。」
「中途半端にどこかの港内で始めていたら、きっと貧果で終わっていたね」
「うんそのパターンだったろうね。コマセも温存できたから、こりゃ朝までコースかな?」
「そうしよう」
干潮の潮止まりもそれほどの活性低下もなく、また、明け方に一時だが30cm近いアジが連発!
しかし、石鯛師が入磯してきたころからアタリが途絶え、夜明けと共に終了、それでも始めた時間が遅かったからか体力の消耗は軽いほうだった。
そして、おまけはカゴ仕掛けを片付けた後の、儀式というか、ダメ元のメタルジグ投げ・・・
見よう見まねの巻き方でやってたら、
ギャゴゴゴンッ・・・
と竿先が入った。
びっくりして、緩めてしまい根を回られてフックアウト
「なになに?今のなに?・・・ねえ何?」
「い・・・いや、青物かな?食ったんだけどぉ・・・ば・・・ばれちゃって・・・えへへ」
内心は
『ヂッグジョ~~メ!』
事態を把握したkeiさんは、シーバスロッドを準備しだした。
その数分後
グゴゴゴンッ!
今度は、躊躇せずゴリ巻き!
目の前に浅い岩礁帯があるので、一気に浮かせに掛かるが、それほど強くない。
上がってきたのはソゲ(ヒラメの幼魚)、40cm弱といったところだが肉厚で美味そうだったのでキープ。
その後も二人でルアーを投げてみるが、反応がなく、またそんなときの引き出しもないのでオマケ釣りも終了
最初はどうなるかと思ったが、終わって見れば上々の釣果。
「いや~久しぶりにアジの夜だったね。・・・捌き地獄になるから早めに帰ろうか」
「そうしよう」
そんなわけで・・・思ったよりも釣果は寒くなかった。
諦めて帰るに帰れない・・・
釣り場を変えるに変えれない・・・
二人でした。
m(__)m
日時:10月3日~4日 中潮
場所:南房某所
釣果:アジ20~30cm前後×40尾(内メアジ1尾)、イサキ30cm×1尾、ソゲ37cm×1尾
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