波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

イカがわしい人々・・・アジな人々・・・

2008年11月26日 | 2008年釣行記

「イカパーチー開催じゃ~っ!」

 

sukeさんの号令で、イカがわしい人々が内房某所に集結するとのことで、清廉潔白なワシも、そろそろ歳相応にイカがわしくなろうと予定を立てたが、午前中の仕事が延びてしまい、その後の予定がすべて間延びしてしまった。

 

その後の予定のひとつがこれ、房州わんだぁらんど(南房総限定のSNS)の開設2周年記念大オフ会(於:ローズマリー公園内)だ。

ワシはこの中で、ちんまりとだが釣りのコミュを管理していて、その関係で顔出し程度だが参加させていただいて来たのだ。

バター作り大会や、貝細工の体験ブース、バザー、鋸南町の子供達によるアジなパフォーマンス、フラダンス等。

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初めてお会いする人が多くて少々戸惑いもあったが、皆さんフレンドリーで、なんとか受け入れてもらえたようで、想像以上に楽しめた。

バター作り大会では、日頃の鍛錬(遠投竿振り)のおかげか、なんと1グループで優勝(大げさ?)してしまい、その流れでミニラジオのインタビューを・・・・

 

そんなことで、あっという間に午後3時を回ってしまい、イカパーチーへ向うにはかなり無理な状況に・・・・そんなわけでsukeさんへ電話すると・・・。

 

「ど~も!・・・こっちは西風とその波気で、まともに釣りにならないっす。うん・・・・なんとか1杯は確保したけどね。・・・このままだとわざわざ来るほどでもないから、桜の園さん達が南房に向かったから、そっちへ直行した方がいいかもよ?うん・・・」

 

「・・・ごめん。う~~む・・・そうする。」

 

短くすると、こんなやり取りが合って南房へ・・・

まだ陽のあるうちに釣り場に着いてみると、先行者は居るがなんとか我々の釣座は取れそうだ。

しかし、相変わらず大西が吹いていて竿を出す気になれず、風が落ちるのを待つ・・・

 

日没と共に風が落ちたので、桜の園さん・イナッコさんと3人で早速実釣開始。

うねりも徐々に収まってきたが、偶にフグが針を失敬していくだけで、一向にアタリが無い。

前夜に入ったロコパパさんはそこそこ釣っていたので、そのうち時合いが来るだろう・・・と長期戦を覚悟。

20時過ぎに、はぐれアジ?が来たが状況は変わらず、半ば諦めが心を支配し始めたとき・・・

 

「湾の奥のほうで釣ってる人が、そこそこ上げてるらしいよ・・・」

 

・・・と買い物へ出ていた桜の園さんが情報を入手、すぐに桜の園さんだけそちらに移動する。

・・・22時頃、桜の園さんから入電。

 

「こっちでも連続して食うようになったよ。・・・どうする?」

 

「ええ~っそんなところで?・・・こちらでも食いだすかもしれないから、もう少し粘ってみます。」

 

しかし、付け餌がそのまま帰ってくる状況に終に忍耐の限界が来た。

最小限の用意で、桜の園さんの釣座まで移動したとき・・・

 

「・・・おう! 力糸の継ぎ目から行っちゃったよ!・・・pingさん仕掛けで引っ掛けてぇ!」

 

沖合いに見え隠れするLED、どうやら魚が付いたままらしい。

そうこうしているうちに、水中深く消えていってしまった。

 

「湾の中心付近がポイントから、やってみて・・・」

「うわっ・・・近いっすね。逆に投げづらい・・・」

 

そう、近すぎて逆にコントロールが難しいのだ。

3投目でようやく指示された辺りに入った。

 

すると、静かな海面に、・・・ス、スス~ッ・・・とウキが入る!

 

「お?・・・居ましたね。」(やっぱ、小さいか)

 

内心そう思いつつ抜き上げてみてびっくり!

 

27・8cmある良型!

 

潮の動きが無い分、頻繁に誘いを掛けないとコマセが出ないような静かな湾内だが、魚群が周回している様で、パタパタと釣れては沈黙・・・というパターンが続いた。

 

満潮の潮どまりで少々休憩した後、

 

「こんどこそ、いつもの場所で出るだろう・・・」

 

元居た場所に再移動。

午前3時を回った辺りから、ようやくカゴ釣りらしい勢いのあるアタリが出始め、久々に30cmに届くものも出て、

 

「ここまで、長い道程だったねぇ~」

「そうですね~でもあんな奥で釣れるとはね。小鯵なら解るけど・・・なんか納得いきませんね。」

 

良型アジの気合の入った引きを楽しんでいると、あっという間に夜明けが来た。

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そういえば、イカ釣り用にエギを4本も買ったのに・・・

sukeさん、イカはまた今度教えてちょ!

 

日時:2008年11月23日 若潮

場所:館山某所 18:30~翌5:30

釣果:アジ 20~30cm×24尾


爆風と静穏・・・

2008年11月04日 | 2008年釣行記

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「うん、ベストポジション確保しましたよ♪」
「えっ? 誰も居なかった?」
「うん、・・・風?・・・まったく問題ないっす!うん・・・」
「・・・んじゃ、行く♪」

 

館山のアタック5で買い物中に鳴った携帯はsukeさんからだった。

 

予報では、夜半過ぎから南西系の風が徐々に強まり、風速5~10mとなっていたので、少々戸惑ったが、着いてみれば無風状態。

ちょうど干潮の底、うねりこそ無いが前回同じ時間帯になるので、ゆっくり準備して、ダラダラと開始。

・・・・やはり、反応が無い・・・・

「餌がそのまま残ってくるね・・・」

しかし・・・コマセが効いてきたのか1時間ほどしてようやく1尾目が来た!
それを見て、エギを投げて体力を温存していた?sukeさんも参戦!

ポツポツとだが、比較的近いエリアで食ってきたので、無理な遠投はせず、手前にポイントを作りながら活性が上がるの待つ作戦だ。

釣れてくるサイズは、25~28cmと今年のレギュラーサイズ!
徐々に活性が上がり始め、毎回必ずアタリが出るが、掛かりが浅いことが多く、バラシが多発。

ウキが入ってもしばらくそのままにする・・・ダブル狙いが裏目に出たか・・・

ようやく10尾を数えたところで、風が正面からの向かい風となり、徐々に強まってきた。
海面も次第に白波が立つようになり、普通なら竿を出す気にならない状況になったが、その間も活性が落ちず、風に押し戻され普段は狙わないような近いエリアに落ちても、ビュンンッッ・・・と竿先が入る!

強風下なので、お約束のトラブルも発生・・・

『ブチッ・・・

不注意から、投入時にベールが返ってしまい、力糸結び目から先を飛ばしてしまう、つい・・・
「ああ~っ・・・終わったぁ~」
・・・と叫んでしまったが、幸い向かい風だったので、仕掛けが見る見る近寄ってきて、それをsukeさんが絶妙のコントロールで引っ掛けて回収してくれた。(ありがとー!)

 

そんな爆風の午前5時頃、keiさんが到着。
「凄い風だね。(来るんじゃなかった・・・)」
・・・とその表情がすべてを語っていた。

ここで、前夜から活動していたsukeさんは入れ替わるように撤収。

keiさんと続行するが、すでに東の空が明るくなり、更に爆風は強まってきた!
そして、6時30分過ぎにはアタリもなくなったので、カゴアジの部は終了。

 

小移動して、風を避けて竿を出せる某漁港へ。
ワシは、勿論団子投げ!
keiさんは、メバル用のライトタックルで根魚狙い。

団子は、すぐに餌取りの反応が出始め、本命のような前アタリも出始めたが、掛かってくるのは10cm前後の超チンチン?ばかり、それでも実績場であるので粘っていると、なにやらkeiさんが
「何か居る・・・何か・・居る・・・う~んウツボじゃない・・・何か・・・」
とブツブツ云いながら仕掛けを作り直している。

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「ほらっ!来た・・・キタ~ッ!」
と声のする方を見ると、いつの間にか竿はシーバスロッドに変わっていた!
ドラグからライン引き出しつつも、足元近くに寄せたときピタリと動かなくなる。
「張り付いた・・・あの走り方、ウツボじゃないよ」
「緩めてみ・・・」
「ダメ・・・」
「じゃ逆に張ってみ・・・」
「よっしゃ!出た~」

今度は逆方向に猛ダッシュ!
そのパワー&スピードは、見たことが無い迫力!

ようやく動きが鈍調になってきて、距離が詰まってきた・・・水中に捉えた魚影・・・

「イシダイだぁ~」
「ええ~っ!」

水面で、最後の抵抗を見せたが、3度目のトライで無事に玉網に収まった!

サイズは35cmほどのシマダイを卒業するかどうか・・・というサイズだったが、その暴れっぷりは、磯の王者の片鱗を十分に魅せてくれた。

良く見ると・・・口元に見えるのは・・・ブラー?

 

「いや~1度目は、ドンと来てブチッ、2度目はハリスを上げたけど、ジャ~~~と出て、ブチッ、3度目の正直は、シーバスロッドとブラー、いや~こんなところに、こんなのが、こんなふうに・・・」

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・・・と、恵比須顔のkeiさん!

 

興奮冷めやらぬ中、今度はワシの団子に巨魚が乗った!

普段の団子釣りでは1号の磯竿を使っているが、今回は何が起きてもいいように2号のインナーロッドを使用していたのでパワーは十分。

しかし、まったく意に介さないような重さで左の船の下に突進!
イシダイを見せられた後だったので、

「提壁のエグレに入るのか?」

・・・と、一瞬身構えたが、難なく沖側に方向転換・・・

「あれっ?・・・これって・・・」

 

指向性の無い引き・・・鯔でした。(-_-)
しかし、久々の60cm近い巨鯔、画像は押さえなかったが、南房の鯔なので久しぶりにキープ!

 

時間は昼近くなり、午後の釣りに備え移動しつつ休憩。zzzz

 

湾奥の某岸壁に着いたのが午後5時頃、SAKAMOTOさんのヒイカ釣りを見るためだ。

こちらは、南房と打って変わって、微風の凪。
集魚灯で海面を照らし、プランクトンを寄せ、ヒイカを寄せる。
イナッコさん、桜の園さん、keiさん、通裏視さんが来て、サヨサヨ水産プチオフ状態。

 

「仕掛け貸してあげるから、やれば?せっかくだし!」

SAKAMOTOさんのご好意に甘えて、自作のスッテ仕掛けをお借りして苦手のイカ釣りに参戦!

イナッコさんが、早々に1杯上げたが、この釣りではかなり渋い状況らしい。

そんな中、ヒイカには目もくれず、穴子仕掛けをぶち込んでいた桜の園さんに30cm強のイシモチがヒット!
続けて、60cm近い穴子もぶっこ抜いて、一同唖然!

「底をとったら、仕掛け分ぐらいをゆっくり上下して誘ってみて・・・」

・・・と、云われた通りに機械的に誘うこと1時間・・・
モソモソッ・・・ムニュニュ・・・っと何か乗った!

「おお~っ!釣れたよ!SAKAMOTOさん!」

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ベテランのヒイカ師にしてみれば、大騒ぎするような事態ではないらしく、SAKAMOTOさんは苦笑い。

「これに入れといて!」

と云われたのは、沖漬けのタレのビン。
渋い・・・

 

ようやく慣れてきて、4杯目を乗せた後、メータークラスのホシザメが提壁に激突&大暴れ!
そのとき、keiさんがチョイ投げの竿を満月にしていたので、keiさんがサメを掛けたのかと思ったが、大間違い!
ホシザメは光に幻惑されていただけのようで、keiさんの竿にはしっかりと60cm超の大穴子が付いていた。
(失礼しました)

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この辺りで、体力の限界が来て終了宣言。
めまぐるしく変わる風向きと強さに翻弄されたが、その分色々な釣りを、そしてその奥深さを楽しめた。

  

日時:2008年11月2日

場所:館山某所 0:30~5:30

釣果:アジ 25~28cm×24尾、シロギス15cm×1尾、

場所:館山某所 7:00~11:00

釣果:鯔 60cm×1尾、10cm前後のチンチン多数(放流)

場所:湾奥某所 17:00~20:00

釣果:ヒイカ 4杯

潮汐:中潮