ようやく南房総沿岸の水温が上がり始めた。
黒潮の分流が押してきているのだ!
いくつかの海水温データを閲覧できるHPで予感し、それは釣友KPさんからの情報で確信に変わった!
『南房鯵の夜明けぜよ!』
かくして午後3時頃現地入り、午後5時頃に第1投!
久しぶりの南房は晴天、やや東系の風があるがベタ凪。
そして待望の・・・あれっ?
『食わねえぜよ・・・・』
しばらく付け餌がフグに秒殺される状況が続く・・・・
アオイソを付けるのが面倒になり、ガルプの鯵用赤イソメタイプに換えて回遊を待つこと2時間。
モヤッ・・・とした前アタリのあと、フンンッと消えるヒロミナス!
グイイイィィ~~ン・・・タタタッ・・・タタッ・・・
という感触で久々の1尾!目測25cm!
続けてやや小ぶりが1尾!
しかし、いつものポイントに入れてもかなり長く流さないとアタリが出ない。
首を傾げているとロコパパさんから℡・・・
「ども! 釣れてます?」
「あんまりパッとしないよ。・・・KPさんどうやって釣ったのかな?」
「う~んとね。それはですね。●●×○△でね。・・・」
「ふむふむ・・・あっ? 入った!ちょっと待ってね。・・・おおっ釣れたよ!」
「あはははっ・・・やっぱね。そういうことでしたか!」
「今夜は? 来れるの?」
「う~む・・・仕事が終わらないので・・・」
そんなやり取りがあって、電話を切ったあと・・・
『・・・おっ?・・・そうか! ダイレクトにアタリの出たポイントに入れてみよう。』
これがあたり!
群れが通過する時に集中して釣れることに変わりはないが、以前のポイントからかなり右にずれていたようだ。
それまではかなり潮上に投入していたため、仕掛けが運ばれる時間だけ無駄に使っていたことになる。
次第にコマセが効き、ようやく20尾に届きそうになった午後10時過ぎ・・・
コマセポンプを詰めなおそうとウキから目を離していた隙にアタリが出たようで、視線を上げると海面上のLEDが無い。
気づくのが遅れた分深く泳いでいたのか、やや重い巻上げ感・・・・が、・・・・あれ?・・・あれれっ?・・・ちょっ・・・ちょい待ち~!
重いままブンブンブンッ!と首を振る感触!
尺メバル?・・・だとしたら尺どころの感触じゃない・・・でもヒラメの泳ぎじゃない。
ギャギャギャギャッ!・・・半分くらい距離をつめたところで大暴れ!・・・のされそうになりリールを逆転!
ここから、ドラグではなく逆転を使ってやり取りし弱らせる。
魚影がうっすら見えてきた。
玉網は?近くにある。・・・・手に取れるように右に動いたとき、彼女は逆に突進!
左の根に突っ込むのか!(昨年の悪夢が脳裏を過ぎる)
ハリス3号を信じて強引に向きを変えさせると、水面を割った!
ん?巨大なおたまじゃくし?・・・いや、マゴチだ!
沖で弱らせたからか、比較的おとなしく玉網に収まったのは60cmを優に超える大マゴチ!
でかい!厳つい!恐い!
釣り場に持ち込んだクーラーでは折り曲げても入らないので、車にスカリをとりに戻り、活かしておくことにした。
翌日はサヨサヨ水産のオフ会があるのでもう少し鯵が欲しい・・・と思い継続していると、こんどはサヨリストCEOから電話。
「どうですか?結果出てますか?結果が大事だからね!結果が!」
・・・といったことではなく、状況を気遣っての内容だった。(笑)
「アジもそこそこ釣れたけど、いいお土産ができたよ!」
訊けば、基幹事業のサヨリも夕方に数がまとまったとのこと!
「ではでは、明日はよろしく♪」
と上機嫌で電話を切ったものの、スカリ準備で間が空いてしまったためか、潮止まりのためか活性が下がり、日付を跨いだところで終了。
そんなわけで、南房鯵は開幕まであと少し?
日時:2009年4月28日 中潮
場所:南房某所
釣果:鯵25cm前後×25尾、マゴチ65cm(S字硬直後の測定のため推定)