波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

DANGO MAN!

2011年10月24日 | 2011年釣行記

「本降りになっちゃいましたね・・・」

 

・・・とは、早朝釣り場に着いたときに交わした先着者との会話。

 

前夜が荒れ模様だったので今回は午前中から団子釣り一本勝負!

 

しかし、2名入っていた烏賊師が二人とも立て続けにコウイカ(一杯は魚種確認)を上げるのを目撃!

 

車へエギを取りに走り、トランクを開けたところで我に返る・・・・

 

『団子一本・・・初志貫徹!・・・だんご・DANGO・団子!』

 

自分に言い聞かせて深呼吸。

釣り場に戻ると烏賊師達は雨宿りに行ってしまったようで一人きり・・・

 

 

 

 

7時過ぎに実釣開始。

ようやく雨が上がり、もうレインウエアは要らないかな?

と思い、空を見上げていたとき・・・

 

「おはようございます! ・・・黒鯛ですか?・・・ここはどんなな感じですかね」

 

「ええ、サイズは小さいですけど、出るときは数がまとまりますので、楽しめますよ」

 

実際は色々と情報交換していたが、簡略するとこんな感じ。

紀州釣りの本場(和歌山)でこの釣りを覚えられて、最近は千葉方面を主に釣行されているとの事で、ワシのような自己流の【なんちゃって釣り】ではない本格派!

 

「・・・いろいろと試したい・・・」

 

とのことで、少し離れて釣り座を取られていたが・・・遠慮していたのかな?

 

 

 

とても朝から出かける気になれない・・・そんな天気予報だったが、気がつけば家族連れや釣りデート?の若者等で堤防上は一杯になった。

 

そんな中、1投目から餌取りは活発で、団子が割れる前からカヤウキ=舞烏賊Ⅱは・・・

 

モゾモゾガクガク・・・・

 

ツン・・・

 

と入ったのに合わせると・・・ 

 

102300

 

「う~ん・・・お前じゃない!・・・つうの」

 

トトン・・・

 

と団子をつつく動きの直後、ウキがボディまでフワリと上がる・・・

 

ズッ・・・ツイッ・・

 

・・・と段を付ける様なアタリ!

 

ピシッ!  グリグリッ・・・クイッ・・・クイッ・・・

 

左右にヒラを打ちつつ上がってきた本命!

 

102301

 

ブラブラさせているのは、チンチン=黒鯛の若魚。

秋の内房の小物釣りといえば定番の魚種!

・・・だったのは昔の話。

最近は黒鯛を狙いの釣り師を探す方が難しいくらいだ。

 

好みは別れる所だが、食べて美味しいのも35cm位までだと思う。

それ以上になると生息環境や個体差によって肉質・味が極端に違う不思議なお魚だ。

 

この1枚の後、30分位間を置いて1枚・・・・

 

概ね20cm前後のいつものサイズが、ヘダイ混じりでポツポツと釣れてくる。

予想していた南南西の風はそれほどでもなく、前夜の荒天が作る適度の濁りと雨の抜け切らない曇天が功を奏しているのか、前回のような隅1(早朝の1枚だけ)と言うことも無く、かと言って入れ食いでもない・・・微妙な活性を保っている。

 

上げ潮が効き始めてから徐々にペースが上がり始め、餌取りの猛攻も凄まじいが、本命が居る時は蹴散らしてでも食ってくるようで、団子を突く前アタリが出る場面では必ず本アタリが出るようになった。

 

 

 

 11時過ぎ、25cm前後のここではまあまあのサイズ?が2枚立て続けに来たところで1セット目のコマセが終了、いつもなら終了の時間だが、睡眠が足りているので第2セットへ突入!

潮位もかなり上げてきたので、投入もテンポアップ!

しかし、餌取りの活性も上げてしまったようで、ヒイラギとカワハギが容赦ない攻撃を仕掛けてくる!

 

実は今回、団子一本ということで切札に赤イソメを持ち込んでいた。

オキアミでは割れた直後弱いアタリしか掴めないまま素針にされていたが、しばらく【間】を作れるため、本命の目につく可能性が高まると思っている。

 

コレでまたポツポツと追加して、最後にシマイサキが食ってきたところで終了、気がつけば前々回を若干上回る内容のスカリ!

 

102302

 

針を飲んで上がってしまったのと、大きい方から数枚選んで10尾キープ。

 

 

予測に反してなかなか楽しめました!

でも、団子2セットはやり過ぎだったかな・・・筋肉痛(笑)

 

102303

 

日時:2011年10月23日 中潮

場所:内房某所

釣果:黒鯛20~25cm前後×16枚、ヘダイ×4尾、シマイサキ×1尾、カワハギ×1尾、ヒイラギ少々

 

 


Requiem(鎮魂歌)

2011年10月15日 | 日記・エッセイ・コラム

狼のように優しく

 

路地裏のアスファルトのように冷たい

 

 

 

そんな男がモテる時代だった。

 

 

 

 

時代の本流を泳いでいるつもりが、いつのまにか水溜りの中でもがいている事に気付く・・・

 

干上がる前に本流へ戻ろう。

 

流れに翻弄されようとも、泳ぎながら果てよう。

 


久しぶり・・・この感じ?

2011年10月10日 | 2011年釣行記

Ca3a1176  

「こんにちは、お隣いいですか?」

 

「ああ、どうぞ!」

 

連休初日、混雑を覚悟の上で17時前に釣り場に到着したが、意外に閑散としている白浜の某磯。

 

「小さいけど、釣れてるって釣具屋が云ってたよ」

 

ここの常連さんの先行者の方から情報を貰い、その方の潮上に釣り座を取って18時頃に第1投。

先行者の方はタナはごく浅いと教えてくれたが、今年の初めに来たときにタナを一ヒロ半くらい取っていたので、まずはその深さから攻めてみる。

 

ここは磯近くで釣れることもあるので、近場に投入した。

 

打ち返す

 

・・・・

 

打ち返す

・・・・・・

 

打ち返す

 

・・・・・・・・・?

 

ビシュ~ッ!

 

約20m沖のLEDが一気に左下に消え去り、竿先が突っ込む!

 

ミリリリッ!

 

「えっ!」

 

ドラグが鳴った!

 

グイグイグイグイ!

 

スピードに乗りつつもバネの効いた引き!

 

『イナダか?』

 

まだ夕闇が支配し切らない中、3号竿の胴に乗る最近には無い重量感を味わいつつ・・・

 

『バレないで下さい・・・』

 

腰を落とし、正に天に祈りを捧げるような姿勢で抜き上げたのは、メジャーをあてなくても30cm超と解る大アジ!

(画像無くてゴメン)

 

ここは夕マズメの時合いとばかり集中して投入を繰り返すが、ピークは1時間程度で終ってしまった。

 

先行者の方は、手返しよく10尾程度釣ったようだがワシは3尾、最初の大アジ以外は25cm弱と・・・>小さいけど釣れているサイズ・・・・だった。

 

その後タナを一ヒロに上げて1尾、投入ポイントがフグだらけになって来たので、右沖に向かって出来た潮目の付近に投入して1尾、先週体験したような拾い釣りになる。

 

ところが・・・

 

21時過ぎに来た人が、一番潮下に入り、入れ食いとまではいかないが、その他が沈黙しているときもコンスタントに釣っている。

 

こちらも全く釣れない訳でもなく、相変わらずフグが多いものの、ムツやハタンポ混じりで思い出したように食ってきたりしていたので、潮下でコマセが効いているのか・・・くらいに思っていた。

日付が変わる頃、コマセが無くなり終了。

帰り際にその方に尋ねてみると・・・

 

「タナはカゴまで1m無いくらい。・・・普通の天秤にサビキ吹流しで・・・付け餌がこれ・・・」

 

仕掛けや餌には、釣り人それぞれのノウハウが凝縮されているので、ここでの公開はその方の好意に反する恐れがあるので書かないが、ライトな外房スタイル?とでも云うようなものだった。

 

「・・・ああ・・・タナだったか・・・・」

 

一番大きな違いはカゴまでのウキ下、夕マズメの大アジに意識を持っていかれていて、終始深いタナを中心に探っていたのが敗因だったようだ。

なんだか以前にもこんな体験はしているのだが・・・学習能力の無いワシ

(ToT)

 

 

 

仮眠

 

 

朝5時に起床!

 

前回久しぶりに楽しい釣りになったので期待して来て見たが、潮色はかなり澄んでいてうっすらと基礎石が見える。

今日は干潮が9時頃、満潮からの落としを釣りたいこの場所ではあまり良い潮回りとはいえない。

 

ところが、開始早々タナ取りがまだ甘い3投目で50cmも切ったウキに押さえ込むアタリ!

今日も高活性か・・・と思うまもなく餌取りの猛襲が始まる!

 

団子が割れた後、ちょん・・・と弱々しく引き込むアタリはカワハギのものらしく、オキアミは10秒も持たない。

 

以前は、餌取り対策でアカイソメを持ち込んでいたが、今年はアタリを見分けるゲーム性を優先するためにあえてオキアミ一本で通すことにした。(アカイソメが高価になったのもあるし・・・)

 

餌取りに苦慮しているうちに堤防上は好天の連休とあって、本格派からお弁当を広げる家族連れまで、9時ごろにはぎっしりと釣り人で埋まってしまった。

 

左隣には、

 

「真似して始めて見た・・・

 

・・・という年配の方(前にも逢ったことがあるような・・・)

 

右隣にはファミリー

 

混雑は覚悟はしていたが、皆さんマナーが良くて助かった。

 

結局、年間を通して来ていると言う方が首を傾げるほどの絶不調で、早朝の一尾以外はワッペンカワハギとヒイラギのみで12時過ぎに終了。

 

今回は釣り場で合流する【釣り仲間】は居なかったが、釣り場で出会った人は【皆仲良く】釣り場を共有していた。

 

 

 

「え~貰っていいのですか?」

 

右隣でコンパクトロッド釣ったネンブツダイを大事そうにバケツに入れていた親子に、放流しようかと思ったお魚を引き取ってもらった。

 

Ca3a1178

  

子供の釣りの世話をする若い父親、そして日焼けを気にしつつ笑顔で見守る母親

 

「パパ!・・・また釣れたよう!」

 

寂しい釣果に凹む気持ちを癒してくれて余るものが其処にあった。

 

  

Ca3a1177

 

なんだか癒された。

大アジも・・・

この感じも・・・

久しぶりだなぁ・・・

 

Ca3a1179

 

日時:2011年10月9~10日 中潮 

釣場:南房某所→内房某所

南房某所:アジ33㎝×1尾、25㎝前後×6尾、ハタンポ×2尾、ムツ×1尾

内房某所:チンチン20cm×1尾、小カワハギ×1尾

 

 


執着と固着?

2011年10月03日 | 2011年釣行記

「うん・・・・いや~午前中は泥濁りだったよ。」

 

・・・・とは、土曜日の夕方、釣り場に着いて先行者のウキフカセの方に訊いた時のことだ。

 

前線からのウネリの影響なのかかなり濁りが入っている。

既に陽が落ちかけているのでどのくらい沖まで影響があるのか解らないが、その方がもう上がると云うので入れ替わるようにして入った。

 

今回は単独釣行なので、釣友と家族に入った場所を伝えてから準備を始めていると・・・

 

「こんにちは、鯵ですか?」

 

「そうです。この風だとここしか無いかなと思って・・・」

 

初めて会う(たぶん?)方だったが、複数の方が安全だしコマセも効くし・・・

 

「よろしかったら一緒にやりませんか?」

 

「じゃあ・・・お願いします」

 

そんな訳で、名前も知らないもの同士での実釣開始は午後6時30頃。

 

今回は満潮に近いのでタナをカゴまで3m近く取る

潮流はゆっくりだが左沖へ出る悪くないパターン

5投目くらいからフグらしき餌取りが出始める。

 

ウネリが残っているので、LEDが時折うねりの影に隠れる・・・・

 

出る・・・

 

隠れる・・・

 

出る・・・

 

隠れる・・・

 

・・・

 

・・・

 

潮に乗せるようにしていたので手元に感じなかったが、ようやく25cmほどの1尾目!

 

Photo

 

潮色を見て半ば諦めていたところだったので、気力が蘇る!

 

続いて同じようなパターンでアタリ!

・・・しかし抜き上げで落ちる

(ToT)/~~~

 

ハタンポとフグを挟んで2尾目!

 

うねりと濁り・・・悪条件には変わりは無いので30分に1尾程度のペース、唯一潮流だけが+要素なのだが、徐々に弱くなり21時過ぎには止まってしまい、風でウキが流される程度となった。

 

21時過ぎには鯵どころか、フグも餌を突かないような情況となり、夕方から一緒に始めた方も帰ってしまった。

 

釣友に0時になったら止めて移動するとメールで伝えて、潮流が戻るのを待って居たとき・・・

 

「こんばんは、どうですか?」

 

「あれ?来たんだ。・・・メール見た?」

 

「えっ?・・・あ、ほんとだ。えへへっ・・・」

 

・・・とは、活性が落ちた頃にメールをくれたnorizoさんだった。

今居るところは活性が落ちたと返信をしたのだが、気づかなかったようだ。

簡単に情況を伝えたところ、風を背に出来そうな大場所へ転戦していった。

その後、結局こちらの情況は変わらず、いつもなら多少潮位が戻るまで休憩して再開するところなのだが、今回は翌朝からの団子に備え0時前に撤収、norizoさん達の入った場所に行って見たがやはり潮待ち状態らしく苦戦中だった。

(翌未明に更に移動した先で尺含みで数尾釣ったそうです!さすが!)

 

 

仮眠・・・・

 

  

 そんな事があって、翌日はお手軽釣り場で団子投げです。

朝5時に起床、堤防に出て準備をしつつ毎週来ているという方に近況を伺う。

 

「9月に入ってから少しずつだけど良くなってるかな?・・・先週は20枚ちょっと出たけど、午後が良かったよ」

 

なるほど、・・・午後か

 

帰ってからの後片付けを考えるとせいぜい昼までが良い所 

 

とにかくここ数年は(個人的に?)不調だったので、定期観測のつもりで開始。

金谷某所で釣るならコレと選んだカヤ浮き『舞烏賊Ⅱ』に、一投目からモゾモゾと団子を触るアタリが出る!

 

抜けた後・・・押さえ込むアタリ!

 

バシュッ!

  

合わせと同時にどっしりとした重量感が竿に乗る!

 

・・・でも、首を振らない。

 

ああっ・・・鯔か・・・

団子釣りには悪くない外道、キープしようかと思ったが大きさの割りに痩せていたので放流。

 

更に数投して今度は前触れの後、はっきりとした消し込み!

 

クイックイッ・・・と首を振る引きで本命のチンチン(黒鯛の幼魚)が上がる!

 

3尾釣って時計を見ると時間はまだ6時、前夜に外房へ入っていてどこかで休憩しているはずの光ちゃんに℡

 

「今、金谷某所だけど活性良いよ。・・・来る」

 

「今、道の駅で寝てた。・・・なら・・・行く」

 

と1時間後に光ちゃんが到着。

 

釣り場や道具の今昔のことなど、穏やかな海面に浮かぶウキを眺めながらの話は尽きることが無い

 

このマッタリ感がこの釣りの良さでもある。

 

・・・とは云うものの、相手は荒武者と云われる黒鯛の幼魚、簡単には騙されない。

刻々と変わる潮位に合わせて浮き下をこまめに調整しつつ、ヒイラギやカワハギなどの外道のアタリを捨てて本命のアタリを読む・・・

団子の着底直後からの一連の流れ=ウキと潮流の関係性などを追って行かないと、いつアタリがあったのか全く解らず終ってしまう。

 

話し込んでいるつもりが、本当は集中して黙り込んでいる時間の方が長いのかもしれない。

そうこうしているうちに1枚また1枚と追加して、気がつけばスカリの中がかなり賑やかになっていた。

 

Photo_2

 

 

昼前に刺し網漁船が目の前で旋回しだした頃からアタリが止まった。

 

「もう終わりかな?・・・体力的に限界」

 

「上がりますか・・・」

 

 

 今回、久しぶりに団子セットの入ったロッドケースを開けようとしたら、チャックに塩が吹いて固着してしまい開かない!

無理やり開けようとして結局壊してしまった。

改めて視てみると色あせもひどく、確かに劣化は否めない。

その事を光ちゃんに話したら・・・

 

「俺もだよ・・・」

 

と笑って真新しいロッドケースを指差していた。

 

「だはははははっ」

  

釣りっていいね♪

 

Ca3a1175

 

日時:2011年10月1~2日 中潮 

釣場:南房某所→内房某所

南房某所:アジ25~28cm前後×3尾、ハタンポ×2尾

内房某所:チンチン18~23cm×15尾、ヘダイ2尾・シマイサキ1尾