波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

語るほどでもない釣行・・・・アタリィ~ノ

2008年10月20日 | 2008年釣行記

いつか君が、南房の夜釣りに行ったとき・・・、

 

波の砕ける音が、間隔を開けて大きく聴こえ、仕掛けに度々海藻が引っ掛かってくることがあったら・・・・それが・・・・・・・・・「ウネリだ」

 

投入した仕掛けを回収するたびに、何の気配もなく、針がなくなることがあるだろう・・・・それが・・・・・・・・・・「フグだ」

   

何のアタリも無く朝を向かえたとき、・・・沖合いまで泥のような色の海に驚かされることがあるかもしれない・・・・・それが・・・・「底荒れだ」

 

クーラーをため息で一杯にして帰ったとき、そんな日は・・・きっと・・・・・・きっと、家族に半笑いで出迎えられるだろう・・・・・・・・それが・・・・・・・・「坊主だ」   

   

              

前日に、桜の園さんが驚異的な釣果を上げてきて、更にはロコパパさんから回遊魚の情報まで貰い、テンション上がりまくり

 

・・・・んがしかし、半日程度で状況が一変!

一帯が大きなうねりが入り、外洋に向いた釣り場はアウト。

後で台風が発生したことを知ったが、とき既に遅し・・・・

未明の2時から、明け方の爆発を信じて6時までカゴを投げ続けたが、釣果はフグのみ・・・・

諦めて回遊魚をやれるところはないかと、海岸線の走ってみたが、濁りが沖合いまで入り、早々に心が折れた。

考えてみれば、風がさほど吹いていないのに、ウネリが寄せているのは、沖合いに台風があるときの典型的な現象だ。

予報で既に波うねり3mとなっていたのに、風向きとその強さで

「・・・やれる!」

と判断してしまった読みの甘さに凹んでしまった。

朝食のバナナを食べて熟考して浮かんだこと。(どうでもいい情報ですが、朝バナナダイエット継続中です。

「凪なら南房アジ! 荒れたら金谷某所!」

こんなときは、自分の釣りの基本に戻ろう・・・

昨年ほどの不調は解消されたようだが、餌取りの猛襲をかわすのが難しい今年の金谷某所。

7時過ぎに現着、団子投げはワシだけ、周りはチョイ投げがほとんど、お隣は・・・

「ボート釣りに来たけど、このうねりでボートが出ないのよ。餌は買っちまったし、ビールはあるし・・・」

・・・という、マッタリ派さんグループ。

提壁の小フグをいじめつつ、結構いいペースでシロギスを釣っている。

時おり北西風が強く吹くが、港内に釣り座を構えたので、ウネリの影響は無く、濁りも程よく入っている。

前回同様、群れの回遊のあるときだけアタリが出る状況。

今回も、団子が解けると餌取りに瞬殺されるので、割れた直後の弱い変化でも即合わせ!

パチンコ玉のようなフグがスレ掛りしてくるが、時おり「グンッッ・・・」という手ごたえの後、「ゴゴンッ・・・」と、親譲りの首振りをしてチンチンが掛かる。

そこそこ釣れたので、なんとかテンションも持ち直し、12時過ぎにアタリも、付け餌も無くなり終了。

          

オキアミ付けェ~ノ

 

団子で包みィ~ノ

 

アンダースローで投げェ~ノ

 

団子が溶けェ~ノ

 

ウキが浮いてきィ~ノ

 

アタリィ~ノ!

     

     

    

そんな訳で、南房の傷心を、金谷某所のチンチンに慰めてもらい、なんとか折れた心を繋ぎとめた・・・

釣りバカリズムのpingでした。

Ca3a0083001

金谷某所のゴミがあまりに酷いので、手持ちのレジ袋に入るだけ持ち帰りました。

ゴミは釣り場に捨てないでね。

Ca3a0084

 

       

日時:2008年10月19日2:30~12:00

場所:館山某所

釣果:ぼぉ~~~ず!

場所:金谷某所

釣果:チンチン15~22cm17尾、(上がってしまったものだけキープ)

潮汐:中潮


ONとOFF

2008年10月12日 | 2008年釣行記

Ca3a0082

「・・・ん?あれは・・・」

館山某所の駐車スペースで、闇の中でルームランプの付いている車を発見、桜の園さんの車と解り横に止める。

「いや~、雷雨になっちゃいましたね。」

「ん~む・・・そうなんよ。・・・夕方一時入れ食いだったけど、食わなくなったし・・・この雨だし・・・お腹は空くし・・・んで、休憩中なんよ。」

「・・・とりあえず、雨待ちですな。」

車に戻り、時々「カッ!」っと明るくなる空を仰いで仮眠。

40分ほどしてルーフを打つ雨音が大分収まってきた22時頃・・・

「へへへ・・・晴れ男ですね~」

・・・と、ロコパパさんも合流し3人で開始。

月は雲に隠れ、風は背後からの微風、凪ぎすぎることと潮が効いていないことを除けば、条件的には悪くないはず・・・・なのにアタリが無い。

最初の鈍いアタリはハタンポ・・・

そして潮が緩いときの定番ネンブツダイ・・・

ようやく竿に手ごたえを与えてくれたのは、20cmほどのムツ。

「・・・おかしいなぁ・・・、ポイントも悪くないのになぁ・・・」

あまりのアタリの無さに、眠気が差してくる。

更に追い討ちを掛けるのは、断続的に来る小雨・・・

雨具を着たり脱いだり・・・それでも、1時間に1度程度だがはぐれもののアジが来る。

日付が変わり、もともとイカ狙いの時間調整で来ていたロコパパさんが無念の撤収。

その後もあくびをかみ殺しながらの持久戦が続く・・・

 午前3時、久々のアタリ!桜の園さんとほぼ同時に来た!

直後に移動したロコパパさんから電話、どうやら別の場所に入った、もりちゃんとKPさんが記録的な爆釣を体験中とのこと!

「釣り場の選択を誤ったかなぁ・・・」

・・・と電話を切って夜空を見上げる・・・

「・・・おおっ!星が出ている!」

雲が切れて、月が西の海に沈む幻想的な風景に見とれていたとき・・・

・・・爆発が始まった!

「おっ・・・ようやく群れが回ってきましたね!」

投入して、すぐに反応があり、ほぼ1投1尾のペース!

更にコマセに狂わせるために、桜の園さんと交互に同じポイントを叩く!

投入後、軽く誘うと・・・スパッ!・・・LEDが消しこみ、バラララッ!・・・とラインが出る!

今夜は30cm弱が多いせいか、ラインの出方に勢いがあって気持ちがいい!

「いや~、誘った手前、あのまま朝になったらどうしようかと思ったよ。ホッホッホッ!」

残り時間は少ない、とにかく一投一投を大事にいこうと思っていたが、やはりどこかに逸る気持ちがあったのか、25尾を数えた午前5時前の投入時・・・

バラララッ・・ズリュッ・・・ズパシッ!・・・・・

「えっ?・・・飛んだ?・・・嘘?・・・ガァァ~~~ンッ・・・」

虚しく中を舞うカゴウキ・・・頼りなく空転するリール・・・・

既に東の空は明るくなり、残り時間はほぼ無い。

「この調子なら、明るくなっても食うよ。」

桜の園さんに励まされて、車に仕掛けを取りに行き再開しようとしたとき、ライントラブルの原因が判明!

遠投した後、ラインテンションが甘くなっていたところが、ゴップして出たため、遠投EVの元ガイドに引っかかり、力糸の継ぎ目から切れた・・・というのが顛末だが、実は道糸に2箇所ほど小さな結びこぶが出来ていたため、ここが投入時の初速でのライン放出時に不安定な動きを与えていたようだ。

これは、現場修復は不可能、ライン交換しかないと、終了宣言。

いずれにしても、既に午前6時近くなっており、しかも風向きが変わり正面からの強風となったので、桜の園さんも終了。

ONとOFFのメリハリの効いた釣りになった。

帰りに、イカ狙いで内房に移動したロコパパさんに合流、ここで潮待ち小屋でおなじみのかめやまこさんに遭遇、ロコパパさんはどんどん交流の幅を広げている。

一緒に見よう見まねで1時間ほどエギを投げてみたものの、時既に遅し・・・か、釣れたのは海草のみ・・・

ここで、お二人と別れてもうひとつの目的の富津アイナメ調査に向かった。

富津着10時、ここも潮が下げてしまって期待薄となってしまった上に、実績ポイントには家族連れやルアーマンが陣取り、釣りにならず。

それでも2時間ほど探って見たが、様子見程度になってしまった。

Ca3a0081

 釣りにはジアイ(時合い)という言葉がある。

魚が回遊してくる、活性が上がる、要するに釣れる確率が高まる時間帯を云うのだが、魚種や環境によって、そのメリハリが曖昧なこともある。

以前より、アジの場合、夜間はそれほど極端なON⇔OFFは無いと思っていたが、今回はとても顕著だった。

日時:2008年10月10日22:30~翌5:00

釣果:鯵24~29cm×25尾、ムツ20cm×1尾

場所:館山某所

潮汐:大潮


あいさつ は たいせつ

2008年10月06日 | 2008年釣行記

Ca3a0074001

今回は土曜の夕~夜にカゴ鯵、日曜の早朝から昼前まで団子投げ、と決めて出発。

久しぶりの単独釣行なので、館山方面からなるべく安全そうな漁港や、お手軽地磯をみてまわるものの・・・
ようやく気候が落ち着いた週末とあって、どこも既に満席状態。

白浜方面へ一気に・・・

「あれ?・・・」

いつも必ず先客がいて通り過ぎていた場所・・・ウキフカセの人が1人。

「ひょっとして・・・夕方までかな?」

車を止めて、様子を訊きに行くと、竿を小脇に抱えながら掛かったアイゴの針ハズシにてこずっているところだった。

「こんにちは、竿持っていましょうか?」

「あ・・・すみません。」

「あのう・・・鯵をやりに来たのですけど、ご一緒させてもらっていいですか?」

「僕もこれからやりますけど、どうぞやってください。」

夕焼けに照らされる中、こんなやり取りが合って、6時頃開始。

初めて竿を出す上に、何の下調べもしていない。
沖に抜けている溝の真ん中に遠投。
浅いのではないか・・・という記憶の下にカゴまで1ヒロのタナで始めたが、距離によって潮が左右にぶれて安定しない。
そして根掛り・・・

「う~~む? 今回はハズレをひいたか?」

・・・と、期待が萎み始めた頃、先行者の方が30cm近い鯵を上げる!
しかもウキフカセで!

直後にワシにも25cmほどの中型がヒット!
根掛りの後、タナを1mほどに上げたのがよかったようだ。

これを機に、ポツポツとアタリが出始めたが、目標となるものが無いところで、ポイントを絞りきれない。
しかし、型は良く30cm近い良型が中心で強い引きを楽しめた。

アタリが出始めて2時間ほどで10尾、先行者の方が帰ってから2尾追加したが、潮位が更に下がってしまい根掛りが頻発。
明日のことも考え、22時時過ぎに鯵の部を終了。

zzzz 車中泊 zzzz

4時起床、毎年必ず竿を出す通称:金谷某所へ到着。
当初は大型の期待が持てる館山周辺と思っていたが、重たい荷物を持って長い堤防を歩く気力が持てず、車からすぐのお手軽釣り場に直行してしまった。
・・・なのに、誰もいない釣り座。
閑散とした雰囲気に・・・

「今年は釣れていないのかな?」

不安がよぎる。

準備をして夜明けを待っていると、同業者が隣に入ってきたので声を掛けてみた。

「おはようございます。団子ですか?・・・最近ココはどうですか?」
「おはようございます。うん、毎週来てるけど、10尾位は出るよ。・・・まあ、陽が出てからだね。」

2年前まで、そこそこ良い思いをしていたが、昨年は撃沈していたので気持ちを立て直す情報だった。

久しぶりに投げる団子、久しぶりに外気を浴びる自作ウキ「舞烏賊」、どっかり椅子に腰掛けてウキの動きに集中する。

まだ、タナ取りが決まらない状態の中、スポーン!とウキが入りチンチンが上がる!

幸先よし!と思ったのもつかの間、フグとカワハギの稚魚に付け餌が秒殺される。
付け餌をオキアミから岩イソメにチェンジしてもたいして変わらず、時おりパチンコ玉のような小フグがスレ掛りしてくる。

開始から1時間、まだ団子が割れないうちからウキに・・・
・・・カツン・・・という感じの前アタリ!
すぐに団子が割れ、トップ半分だけ見えていたウキが、ゆっくりとボディの上端まで浮いてきた。
ムズッ・・・という感じで5cmほど入った瞬間・・・即合わせ!

再び20cmほどのチンチン。
すぐ打ち返して同型を追加。

そしてまた餌取り猛襲が30分続く・・・・

どうやら回遊があるときだけ食いが立つようで、30~40分の間隔でウキへの反応があるように感じた。

そんな調子で、チンチンばかり12尾、25cmほどのメジナも2尾混じり、用意した団子がなくなる11時頃、片付けを始めようとしたとき・・・

「また岩イソメでやってるの?」

と声を掛けられた。

「えっ?前にお会いしてましたっけ?」

どうやら、2年前に良く通っていた頃に、釣り場で何回か出会っていたらしい。

「最近来てなかったよね。」

「えへへへ、白浜方面の鯵釣りに浮気してまして・・・」

単独釣行は、寂しい反面、新たな出会いや発見がある。

釣果はたいしたことは無いが、充実した釣行だった。

日時:2008年10月4日18:30~22:00

釣果:鯵24~29cm×12尾

場所:白浜某所

潮汐:中潮

Ca3a0077001

日時:2008年10月5日5:30~11:00

釣果:黒鯛20cm前後×12尾、メジナ25cm前後×2尾

場所:金谷某所

潮汐:小潮

Ca3a0076001_2