波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

悲劇の連鎖・・・

2017年06月30日 | 2017年釣行記

南房白浜沖の海水温がようやく20度を超え安定してきた。
また先日の低気圧の通過で、沿岸に繁茂していた海草も大分なくなり釣り易くなって来た様だ。

「・・・アジはまったくダメだけど・・・イサキは偶に・・・」

的な情報も釣友から入ってきていたので、我慢が出来ず・・・懲りずに・・・いつもの場所へ・・・

行って来ました!

 

行きの車中で・・・

 

『う~む・・・ワシはドMなのかな・・・』

 

サヨサヨ水産の賢明なメンバーは、手の長いヤツや、顔の平たいヤツや、パールピンクのヤツや、いぶし銀のヤツを都度釣れる場所に行って釣ってきていて、情報も逐一貰っているのだが、一番遠い上に、何度もボウズを食らっているこの場所に来ている自分を俯瞰的に見て思わずつぶやいてしまった。

とは言うものの・・・釣り場に着くと絶好の天気!

テンション上がるわ~♪



しかし、この直後に悲劇が・・・ 

 

「舞ッタナ」と名付けた自作のウキとカゴ天秤をセットし、仕掛けを馴染ませる為コマセを入れずに軽く投入・・・

 

ヒュンッ・・・スパッ・・・

「あれ?・・・嫌な音がしたじょ・・・」 

 

まっすぐに天を突く竿先・・・抵抗なくスムーズに回転するリール・・・これって?

 

「が~~~~ん!・・・まぢかぁ~!」

慌ててシーバスロッドを取りに車まで戻り、メタルジグを結んで投げ回収を試みたが、自分技量を超える所まで流れてしまい・・・諦めてダラダラとジグを回収していたら今度はジグが根掛り!



「が~~~~ん!・・・ま・・・まぢかぁ~~~~~!」 

 

我々の業界では、これを『二次災害』と呼びます。
 

「落ち着け・・・落ち着け・・・未だ何も終わっていないじゃないか・・・」 

 

夕闇が迫る海辺で、汗だくのオッサンが一人ブツブツと言いながら徘徊する・・・といったシュールな光景が・・・

そして、スペアの仕掛けをじっくりとセット、結びとテンションをしっかり確認して開始したときにはすっかり陽が落ちていた。

(最初のミスはどうやらPEラインのメンテが悪かったようで、力糸と道糸の結び目で糸抜けしていた)

付け餌なしで数投・・・

やや早めに左沖へ流れる潮・・・・

アオイソメを付け餌にして数投・・・

・・・・

・・・・

・・・・

30分何も起こらない・・・

「ありゃ?・・・またか・・・まあいい、もう慣れた・・・」

釣り始めのトラブルで、夕食をとり損ねていたので、南房釣行の強い見方=スーパーおどやさんのとんかつ弁当(タイムサービスで半額)を開ける。


『最悪、ブログネタはこの画像だな・・・』

と思いながら、手にとりまさに一口目を口にしようとした瞬間!

 

ガタタッ・・・!ガラガラッ!

 

飛び上がる竿尻! そして生き物のようにのたうちながら暗闇に向かって滑り出す遠投EV!

 

弁当を投げ出し、慌てて釣り座へ走り、竿をタックルするように確保!

しかし、とき既に遅く、3号ハリスはヨリ糸との継ぎ目から切れていた(また継ぎ目か~)

 

『何だったのだろう・・・竿を伸されたとはいえ、フロロの3号を切るのは相当な力が要る・・・大イサキ?メジナ?ハマフエフキ?コロダイ?』 

大型のアタリは気を抜いているときに来る事が多い。 

残念だが仕方がない・・・とにかく弁当を食っておこう・・・と戻ると・・・



「が~~~~んん!・・・ま、ま、まぢかぁぁ~!」 

 

目の前には更に悲惨な光景が・・・とんかつ弁当の主役ともいえる

 

カツが・・・・無い・・・・

 

慌てて走り出したときに投げ出すように置いたのが災いして、カツだけ周囲に飛び散っていた。

そんなコントのような展開に、悲しみのあまり、画像を押さえる気力も無くなった。

スタートして2時間、決定的なミスの連続に、釣りの女神様が居たら・・・きっと・・・

「違うだろ~~~! このハゲ~~~!」

と怒鳴っていたに違いない・・・

 

こうなると、逆に開き直りというか、清清しいくらいに貧果を受け入れつつの釣りになる。

 

しかし、釣り始めからフグの気配が全くないのはなぜだろう・・・潮流があるせいか?

 

・・・・・

・・・・・

・・・・・

・・・・・

まったく触られることなく帰ってくる付け餌に、首を傾げつつも油断だけはしないようにそのときを待った。

 

ツンッ・・・右手人差し指で触っていた道糸に波とは違う鋭角的な感触・・・その数秒後・・・

 

ススッと消えるLED!

 

立てた竿に、仕掛け以上の感触!

 

「やっと何か来た~」

 

上がってきたのは、20㎝あるかどうかのウリンボ(イサキの仔魚)
 

直後に同型!

 


(ピンボケでごめん)

 

始まったかな?・・・と思ったが、ここでまた沈黙に・・・

「群れが通過しただけだったか・・・」

・・・・

・・・・

・・・・

コマセが2セット目に突入し、日付を跨ぎそろそろ諦めが心を支配し始めた頃・・・

 

ストッ!・・・真下に消えるLED・・・・そして頭を振る感触!

 

「ようやく、まともなサイズのお魚に遭えた~!」

 

 

すぐに追釣を狙ったが掛けられず・・・4時頃には明るくなり出し、期待したモーニングサービスも無く、コサバが邪魔をするようになったので終了。

 

ウリンボ含めてイサキが4尾、南房アジが釣れない今年はイサキがメインになりそうだ。
しかも、得体の知れない大魚に備えるとしたら・・・もう一回り大き目のタックルが必要かな?

とにかく、3連続ボウズは回避できたので良かった。

最近、夜釣り明けはここで仮眠する。雑木が朝日を遮ってくれる岩井海岸の駐車場だ。

ボート釣りには絶好の天気だな・・・

 

久しぶりの釣果は全部お刺身に・・・調理後の画像を取り忘れて食べ始めてしまった。

脂がのっていて美味しかった~

日時:6月28~29日 中潮

場所:南房某所

釣果:イサキ29㎝1尾、ウリンボ3尾


解けぬやどろく会の呪い・・・

2017年06月05日 | 2017年釣行記

この季節になると、カレンダーと天気予報を交互ににらめっこになる。
スケジュール~天気~風向き~波高~海水温~懐具合~奥様のご機嫌・・・・
様々な条件を解析し・・・


「よしっ!行こうっ!」

 

となるわけだが、必ず手を打っておくのが同行者の有無の確認。

磯の夜釣りは危険がいっぱいだからね・・・

「海猿」で言えば「バディ」の存在が重要。

でも、ワシの場合、「海猿」ならぬ「海カピバラ」かな?

そんなワシのバディ・・・しかし、最近脱カピバラに成功したkeiさんと、懲りずに定点観測に行って来ました!

前回との違いは、水温が20度台までいきなり上がって、その後の南西風で18度台に下がったこと、風向きが北東系の風で、波高は凪に近いこと。

場所によっては同じエリアでぼちぼち釣果が出始めたこと。

そんな情報を、ポジティヴにしか想像できないワシは、釣り場に先着していたkeiさんに・・・

「今日は条件最高だね~この景観!やっぱ南房はいいなぁ~」

などと、状況だけ観て既に釣った気になっていた。

 

そして、18時過ぎに第1投!

・・・・

まだ陽があるので、コサバが針数だけ付いてくる。

青物でも居れば・・・用意したシーバスロッドでと弓角を投げて見たが無反応・・・

・・・・

・・・・

次第に暗くなり、ウキのLEDに灯を入れて夜釣りモードに・・・・

・・・・

ゆっくりとだが、左沖に流れるこの場所では絶好の流れ・・・

・・・・

・・・・

・・・・

・・・・

投入の度に、今度こそ・・・と思うが、フグが居るようで付け餌が持たない・・・

・・・・

・・・・

・・・・フグ

・・・・

・・・・フグ

・・・・フグ

今夜の満潮の0時30分頃まで、釣れたのはフグとため息のみ・・・

あまりの無反応のせいか、今まで感じたことのない猛烈な睡魔に襲われ、keiさんを釣り場に残し、30分ほど車に戻って仮眠・・・

 

「・・・異常なし・・・です。」

 

仮眠後の釣り場で、更に眠くなりそうなありがたい報告を受ける。

 

・・・・

・・・・

・・・・フグ

 

「こんばんは、・・・どうですか?」

 

どこも厳しいのか、様子を見に来る釣り人もあり、気がまぎれるのはよいが、結局朝まで何も起こらず・・・

 

東の空が白み始めると、前回到着した時に、大型のカンダイを釣り上げていた石鯛師さんが入磯してきて・・・

 

「・・・やめますか・・・」

 

「・・・・終わったね・・・」

 

と投了を宣言

 

う~む・・・釣り場持込用のクーラーを新調してから4連敗!

旧クーラーに貼ってあった「やどろく会」のステッカー・・・ボロボロでも剥がして貼り直せばよかったかな~

今回も釣果は無し、スーパーおどやさんのマグロ丼でお許しください。

m(__)m
 

 

 

日時:6月3~4日 長潮

場所:南房某所

釣果:フグ・コサバ・ため息