波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

ポンコツのプライド・・・・

2011年02月23日 | 2011年釣行記

>シーバスありますよぉ~

 

・・・とロコパパさんからのメール!

 

それは、車の調子が悪く(セルモーターが回らないときがある)釣行を見合わせるつもりでいた19日の午前中ことだった。

 

実は、『一本予約いれておきます!』と冗談半分でブログにコメントを入れていたのだが、本当に釣ってきちゃいましたって話だよ!

 

しかも添付画像を開いてみたら、70cm超級のシーバスの横にどぉぉ~んと鎮座しているのは、50cm超級の黒鯛!

 

そのまま椅子から立ち上がり、かみさんに

 

「・・・お呼びがかかりましたので行ってきます・・・」

 

そんなこんなで、急いで用意をしているときに、長女が2階から降りてきた。

 

「ん?釣りに行くの?」

 

「うん!・・・ロコパパさんがスズキをくれるって云うから・・・」

 

「はぁ?・・・プライドはないの?」

 

「(そうきたか)・・・ないっ!・・・食欲!」

 

「・・・・・・」

 

そしてポンコツ車はポンコツ親父を乗せて南房へ!

 

とある漁港で待ち合わせ、無事に胴の張った南房マルスズキを受け取る。

黒鯛もくれ!と喉まで出かかったが、流石にそれは思い留まった。

(黒鯛が見たい方はロコパパさんのブログへ)

 

ここで今回の釣行目的はほぼ達成してしまったので、後はオマケの釣りだ。

 

すぐ近くでカマスが釣れるというので、前夜からの釣行で限界近いロコパパさんを無理やり追いたてるように案内をしてもらう。(アリガトー)

 

今まで、カマスというと金茶系のド派手なサビキで底をズル引きするのが定番と思っていたが、ここでは既に去年の話、既にスレてしまったのか食性が違う群れなのか解らないが、サビキのセレクトも誘い方も全くの別モノだ。

 

観様見真似で釣り始めた数投目、錘の着底直後に

 

トゥルルッ・・・と弱いアタリ 

 

釣れてきたのは小鯵、同様にして3尾を小鯵を追加した後に

 

ゴッツンッ・・・ゴゴン・・・と竿先を絞るアタリ!

  

結構な抵抗をみせて上がって来たのは本命のカマス!25cm強といったところか?

日没までの短時間だったが、小鯵混じりでカマスが3尾、ロコパパさんは4尾と狙い通りの釣果。

   

ここでロコパパさんとはお別れ、いよいよポンコツ親父のちっぽけなプライドを探す長い夜が始まった。

 

まずは、カマス場で小鯵が出ていたので、暗くなったら大型も回るのではとそのままカゴアジに移行、しかし大アジ仕様の仕掛けと餌に反応する魚が居らず(掛けられず)数投で撃沈、心配して電話をかけてきてくれたizuさんに

 

「釣れないし、誰も居ないし、寒いし、寂しいし・・・」

 

と弱音を吐きまくるポンコツ親父・・・

 

更に数投しても情況が変わらず、前回の釣り場へ移動する。

 

20時頃、おそらく既に先客で満員御礼だろうと思いきや・・・あれれ?

 

閑散・・・

 

・・・本当に・・・終っちゃったか?

 

事前に下降傾向にあることは、前回知り合ったY.Nさんや園子さんからも情報を貰っていたのだが・・・

 

それ以上の寂れっぷり・・・(T_T)

 

遠くに一人入っているようだが、そのLEDは波間に滲むことなく漂っている。

 

前回の釣り座も空いていたので

 

『とにかく仕掛けを入れなければ何も始まらない・・・』

 

と自分に言い聞かせて、向かい風にカゴをぶつけるように実釣開始!

 

タナをいろいろ試しながら10数投、まったくアタリが無い中、奥の方から移動してきて隣に入った人がほぼ竿下で20cm強の鯵を上げた。

 

「やっと来たよ・・・」 

 

「・・・魚は居るのかな?」

 

直後にワシのウキにもアタリが出たが、リールに手を触れる前にLEDが浮き上がってきてしまった。 

 

そしてまた沈黙の時間が続く・・・

 

23時頃、流石に痺れが切れて前回と逆の移動をする。

もちろん、この移動先も・・・閑散・・・・

 

釣り場を独占できるのは良いが、釣れないのでは意味が無い。

ここでの数投目、初めてアタリが出た!

しかし、フグ・・・でかいフグ・・・

でも、餌取りが居るだけでもましな今夜の情況下では希望の光か?

 

そして、更に数投後、半ば諦め気味で座り込んで竿を握っていると・・・・

 

追い風に乗せて遠投したウキに前触れが・・・

 

スッ・・・一瞬でLEDが消えた!

 

やや立て気味にしていた竿先が

 

ギュュウウ~~ンッ・・・・と押さえ込まれた!

 

『えっ?・・・またまた、うそでしょ~』

 

典型的な南房アジのアタリなのに、疑念が生じているワシ・・・

 

干潮間近で露出する根を避けつつ抜き上げたのは、30cmは欠けるもののまさかの良型鯵!

 

Ca3a1033

 

『・・・はぁ~やっときたぁ・・・』

 

さあここから勝負!と期待をこめて投げ続けたが、はぐれモノだったのかそれっきり・・・

時間も深夜の干潮、冬の夜潮は潮位が下がるので多少上げてくるまで仮眠をとることにした。

 

そして3時30分頃、明け方のカマスにも備え、当初の向かい風の釣り座で再開

 

やはり反応が無いが、おそらくカマス狙いと思われるルアーマンが複数見えるので、おそらく実績があるのだろう、ここは昨夕の場所ではないのでセオリー通りカマスサビキを用意して臨戦態勢を取る。

 

鯵は依然として釣れないが、時折餌が取られてくるので小型が居るのかもしれない。

しばらくして、投入直後の誘いに弱いアタリが出て20cm弱が1尾、前回も最初はこのクラスが出たので期待をしたが、やはり単発だった。

 

更に時間が開いてから20cm強が1尾、これも単発・・・

 

どんよりと曇った空に僅かに夜明けの気配が感じられた頃、隣でミノーを投げ続けていたルアーマンにカマスがヒット!

あれが噂のデカカマスか?擂粉木のような太い魚体!

 

即座にカマスモードへ切り替え、カマスサビキを何度も角度を変えて投入して見たが無反応、ルアーマンも結局追加が出来ず撤収してしまった。

 

6時過ぎ、すっかり明るくなったが曇り空からはポツポツと弱い雨が降り出した。

諦めの悪いポンコツ親父も、流石に空腹と寒さに耐えかねて撤収。

 

Ca3a1034

  

情況が悪いのは承知していたが、ここまでとは・・・なんとか1尾でも南房サイズが出たので良かった。

ポンコツ親父のプライドか・・・こんなところかな?

 

Ca3a1035

 

日時:2011年2月19日~休憩3時間~翌6時 大潮 

釣場:南房某所

釣果:アジ15cm前後×9尾、28cm×1尾、カマス25cm前後×3尾

 

 

 

友の恋人(魚)を奪い取り、荒涼とした海辺の果てまで放浪し、疲れ切った男は痩せた馬(壊れかけの車)を駆って、・・・故郷へ・・・

 

 


釣り人も魚群も大移動?

2011年02月07日 | 2011年釣行記

Ca3a1026

「こんにちは、すみませんお隣に入らせてください」

 

「ああ、どうぞ・・・あれっ?・・・ひょっとしてブログ書いてる方ですよね?」

 

「えっ、・・・あっ・・・はい・・・pingです・・・でへへ、しょぼいオヤジですみません・・・」

 

釣り場でそんな声を掛けられて、動揺して変な返しをしてしまった。

好意的に読んでいただいているようで、快く隣に入れてくださった。

ありがたし!

m(__)m

 

色々と釣り談義をしたりしているうちに園子さんが到着、久しぶりに並んで竿を出す♪

 

するとまだ陽のあるうちに園子さんが

 

「おっ? 何かな・・・グイグイ引っ張ってる・・・」

 

やってくれました!

いきなり良型アジ!

 

Ca3a1027

 

 

しかし後が続かず、ようやく薄暗くなってウキに灯が入った頃に余所見をしていたら・・・

グイッ!

と竿に来た♪

 

いよいよ楽しい夜が始まるかと思いきや、これは苦闘の序章でしかなかったのだ。

・・・・

 

・・・・

 

海草

 

・・・・

 

根掛り

 

・・・・

 

海草

 

海草

 

・・・・

 

・・・・

 

・・・・

 

・・・

 

・・ 

 

寒い

 

 

結果論だが、前回が深夜以降に活性が出てきたので、我慢を続けたのも拙かった。

実は、この日の早朝から南房入りしているロコパパさんから情報をもらっていて、どうやら今居る場所は・・・・終ったらしい・・・・

 

但し、ここから小移動したところでは・・・・小型中心ながら上がっている・・・・とのことだった。

 

とにかく、前回の実績場だし、夕方に型を見ていたのでそのうち始めるだろうと、園子さんにラーメンを作ってもらったりしてマッタリと時合いを待っていたが、一向に好転の気配が見られず、さらには流れ藻が煩くなり情況は悪化する一方だった。

 

二人組さんの情況も同様らしく、内一人は他所の情況を見にいっている様子・・・・

 

「・・・どうやら、○○の方が良いみたいですよ。・・・数は結構出ているみたいなので僕等はそっちへ行ってみます」

 

『その帰ってきた人の話に乗らない手は無い!』

 

既に日付が変わろうとしている頃、荷物をまとめて民族移動開始。

しかし、着いた釣り座はまともに向かい風!

しかも徐々に強まってきている!

 

 

風に向かって投げ始めたが、あっという間に風下(手前)に仕掛けが寄せられてしまう。

 

自分の思い描いている<南房アジの釣り方>のイメージ

遠い(潮通しのよい)ポイントへ、

風を背(味方)にしてバァァ~~ンと投げて

誘いながら(ラインを張り気味にして)流し、

ガガァ~~ン!と手元に来るアタリを感じたら、

ギャギャ~~ンとリールを巻いて、

ドドォォ~~~ン!と抜き上げる!

 

残念ながら、全く間逆の情況・・・・

あまり潮の通さない入り江、

強い向かい風、

吹き寄せられて弛むライン、

何も感じないまま回収して再投入・・・

 

うう~~~む・・・釣れない・・・

  

北系の強風が遠投竿にのしかかり気持ちを折りにくる。

 

しかしそんな中、園子さんは・・・

 

「あっ・・・釣れたよ♪・・・結構良型♪」

 

二人組さんも

 

「近いところでアタリますよ・・・」

 

・・・と、ポツポツとだが上げている。

 

なんでワシには釣れんのだろ?

タナ?餌?・・・ハリス?

 

ここで頑丈だけがこだわりの3号ハリス2本針から、1.5号のサバ皮サビキ吹流しにチェンジ・・・・しかし何も変わらない。

 

 

既に日付が変わり、そんな苦悶の時間を過ごしていたとき、前回途中参加のnorizoさんがお友達と登場!(若さが眩しいぜっ!)

 

実は前日釣行していたロコパパさんが、数回に渡って最新情報やアドバイスをメールしてくれていたのだが、その中にnorizoさんがコチラに向かっているという連絡を入れてくれていた。

(実はこれが後から効いて来るのだった)

 

駐車スペースに忘れもものを取りに戻った際、上手い事合流♪

しかし、釣れないのと寒いのとで消耗気味だったので、

 

「釣れてないよ。・・・ポツポツ出てるけど・・・」

 

なんだかよく解らない状況説明をしてしまうワシに。

 

「????・・・とりあえずコマセ消化のつもりでやってみますよ(ニコッ)」 

 

・・・と闘志満々!

 

その後釣り場へに戻る途中・・・

 

「今、食ってますよ!」

 

二人組さんが終了とのことで釣り座を譲ってくれた!

(また大移動)

しかし、やはり何かが噛み合っていないようでワシの仕掛けが入ると何も起こらない・・・何故だ?・・・何故なんだ?

 

そのうち、竿立てに置けないくらいの強風が吹くようになり終に一時撤収を決定、無理やり園子さんを伴い2時間ほど仮眠する。

 

ZZZZZZZ・・・・ 

 

午前3:30アラームの音で目覚めると、車の窓から覗き込む人影・・・

 

「ども!pingさん!・・・○○で尺アジ含めて20尾ほど出ましたよ!・・・まだ釣れそうですけど僕等はこれからルアー投げに行ってきます!(ニコッ!)」

 

「えっ?・・・どこで?・・・了解!・・・今すぐ行く!そこへ行く!・・・ありがとう!」

 

大急ぎで防寒服に着替え、教えてもらったポイントへ直行、足場を洗い流した後のある場所を発見してここだと確信した。

 

すぐに、タナを一ヒロほど取って再開、ハリスは1.5号の吹流しのまま・・・

 

園子さんが後から来てすぐに1尾釣り上げる!

ワシとの違いはこういう堅実さ&安定感。

 

すぐにタナを確認して2m強に変更、これが当たり!

 

久しぶりにフッと消えるLED!

ようやく感じた仕掛け以上の重さ!躍動感!

 

スカッ・・・

 

「あれれ?・・・」

 

ハリスが・・・無い?モトスとの結び目で飛んでる・・・結びが甘かったか?

今回は(今回も?)やることが全て裏目

(ToT)

 

ここで元の3号に戻し続行、餌もアオイソメを長めにつける!

 

向かい風はこの釣り座も変わらない。

風に向かって投げるので重い仕掛けが有効のようだ、軽い仕掛けの園子さんは距離を稼げず苦労しているようだが、それが良かったのかアタリの出るエリアが20m前後と近場になってきた。

 

ガツンッ・・・・ギュギュギュッ・・・・ンン

 

終に来ました♪あのアタリあの感触♪

 

重量感を楽しみながら上げたのは、望外の30cm超級!

 

スッ・・・・ゴゴゴッ・・・ググググッ・・・・グイグイ・・・・

 

LEDが入ってからすぐ巻き上げに入るとバレることも多かったので、しばらく様子見とダブル狙いも兼ねて放置していた。

 

「そろそろ良いでしょ?」

 

という園子さんの掛け声に合わせて巻き始めると、先ほどよりも更に重い引き!

 

あまり左右に走らないと思ったら、30cm弱のダブル!

 

「いや~嬉し~♪」

 

夜明けが近づくにつれ、活性もサイズもアップしてきたが、何せ再開したのが遅かった。

早くこのパターンに適応できれば数を伸ばせたかもしれないが、自分のセオリーに無い・・・むしろ捨ててきたパターンだったのでこんな結果になってしまった。

 

それでも良型中心で大満足の釣果♪

 

そして何よりも

献身的にメールでサポートしてくれたロコパパさん

釣り場で快く受け入れてくれた二人組さん

ワシの我侭に付き合ってくれる園子さん

わざわざ釣れてるポイントを教えに来てくれたnorizoさん

 

ありがとう!

m(__)m

 

陽が昇ってから更に園子さんと数箇所を回り、カマスやサヨリを狙ってみたり、イワシを釣って泳がせてみたり・・・・して見たが・・・

 

釣果はなし、サヨリの一級ポイントに居た人たちにも訊いて見たけど釣れていたのは1尾だけ、カマスはアジが釣れていた時間帯に数本上がったらしいけど・・・

 

でも釣果は無くても、必ずあるのは釣り人の笑顔♪

笑顔で挨拶すればみんな仲間だ♪

 

今回は難しい釣りだったけど、釣行そのものは凄く楽しかったぞ! 

 

Ca3a1028  

 

2月の陽射しなのに

 

・・・暖かいな

 

 

Ca3a1031

 

日時:2011年2月5日17時~休憩3時間~翌6時 中潮 

釣場:南房某所

釣果:アジ20cm前後×5尾、25~30cm10尾