気まぐれ日記

~テディベアと長崎の風景~

長崎精霊流し2019

2019年08月16日 | 長崎
故人の御霊を精霊船に乗せて、浄土に送る
長崎の伝統行事『精霊流し』

当日まで大型台風接近で、
ちゃんとできるのか心配されましたが、
無事行われました。
初盆の家はほっとされたことと思います。

家族や友人が製作する精霊船には、
故人の趣味や人柄を偲ばせる趣向がこらされ、
関わった人々の想いが乗せられています。

故人を偲ぶ追悼の行事でありながら、
激しい爆竹や花火、掛け声など…
喧騒の中で行われる精霊流しは、
江戸時代から続く長崎独自の風習です。

爆竹や花火は悪霊を祓う意味があるそうです。
































ほんの一部ですが、私が見た精霊船です。

毎年、伝統的な形のものから、
独特な趣向を凝らしたものなど
いろいろな船を見ることができます。

写真だけ見ていたら、静かなイメージですが、
実際には…
耳栓が必要なくらいに激しい爆竹の音が響き、
白い煙と火薬の匂いに包まれ
喧騒の中で行われます。

でも、精霊船に乗せられた遺影が目に入り、
遺族の寂しさも感じられて
切ない行事かもしれません。




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