気まぐれ日記

~テディベアと長崎の風景~

大野教会堂〜世界遺産

2021年04月14日 | 国内旅行・おでかけ
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産登録された大野教会堂(おおのきょうかいどう)に行ってみました。

長崎県長崎市下大野町にあるキリスト教(カトリック)の教会堂です。



 明治26年(1893)ド・ロ神父が私財を投じて、26戸の信徒達と一緒に建立した教会です。
加工された石ではなく、町内で産出される自然石を割って積んで建てた珍しい教会です。



民家のような教会で、内部も質素で、天井は普通の平たい天井になっていました。



今は近くの出津教会でミサがあり、大野教会堂には年に何回か、出津教会から神父様がみえるそうです。

建物も老朽化していますが、近くの信徒さん達が毎日窓を開けたりしながら、守り続けているそうです。



大野教会堂のすぐ近くに古民家カフェがあり、そちらでランチをいただきました。





cafe OZIMOC

築120年の建物をオーナーさんご夫婦が10年かけてこつこつとリノベーションさせたものだそうで、中もとても素敵です。

また、大村湾が見渡せて景色も抜群。
お天気のいい日は五島列島も望めるそうです。

私はキッシュセットをいただきました。
色合いも綺麗で美味しかったです。



他に、スパイシーなキーマカレーもお勧めです。

五島列島が見えるようなお天気の良い日に、
またお出かけしたいと思います。


ちなみにこの外海地区には、
遠藤周作文学館や沈黙の碑があります。
潜伏キリシタンの歴史が色濃く残っている地域です。



「沈黙の碑」

人間が
こんなに
哀しいのに
主よ
海があまりに
碧いのです
           遠藤周作



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2 コメント

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Unknown (🐦️ クロモジ4丁目 )
2021-04-14 21:12:40
石職人の技術の高さが偲ばれますね。素晴らしいです。
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Unknown (pleasure_times )
2021-04-15 20:28:41
コメントありがとうございます。
信徒の方と話しているうちに壁のアップ写真を撮り損なってしまいましたが、その壁を見ていると、技術もさる事ながら、力を合わせて積んだ苦労が伝わりました。

厳しい弾圧を受けながらも、命懸けで潜伏キリシタンとして信仰し続けた人々の姿がこの場所にあるのですから、やはり世界遺産としての価値が確かにあると思いました。
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